26話 天と魔の世界(ブラッディー視点)
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(死雫さん同様、ブラッディーくんも死んでないので
前世小説ではなく、過去小説になります)
ボクは死神さまに仕える下僕の悪魔。
悪魔は死神さまよりも下の存在で、
言うことを聞くしか許されない。だけど……。
そんな悪魔のボクに、
優しくしてくれる、不思議な死神さまがいた。
その死神さまの名前は死雫さま。
真面目で、第一印象は怖そうに見えるんだけど、
話してみると、とても優しくて丁寧なお方。
話しているうちに、いつの間にか仲良くなっていた。
そして、死雫さまと仲のいい
死神見習いの朱さまとも仲良くなった。
死雫さまは世界を作るのが好き。
いつも世界を作っては、その世界を見せてくれた。
お花畑の世界、夜空が綺麗な世界……。
ボクは朱さまといつもそんな幻想的な世界を眺めていた。
死雫さまはやっぱりすごいなぁ…。
死雫さまが、ボクの仕える死神さまに
魔界を追放されることになってしまった。
嫌だ、死雫さまともう会えないなんて、話せないなんて。
ボクは…死神さまを裏切って
死雫さまと一緒に魔界を出ていくことにした。
死神さまにはたくさん酷いことを言われてしまったけど、
これからもそんな死神さまの悪魔でいたくない。
優しくしてくれる死雫さまのそばにいたい。
死雫さまはボクを下僕ではなく、
一人の悪魔として見てくれるから…。
あれから死雫さまはまっくらな世界を作り、
そこにひきこもるようになってしまった。
ボクはとても心配だった。
魔界を追い出されて落ち込んでるのかな…?
死雫さま、大丈夫かな……。
死雫さまの人格が変わってしまった。口調も一人称も…。
性格も少し変わった気がする。
死雫「ブラッディー、僕、やりたいことがあるんだ。」
ブラッディー「死雫さま…?!どうしたの?
口調も一人称が違うよ…?」
死雫「何を言ってるんだい?僕は何も変わっていないさ。
そんなことより、僕の手伝いをしてくれるかな?」
…人格が変わっても、
口調が変わっても、一人称が変わっても、
死雫さまは死雫さま…だもんね?
ブラッディー「…分かったよ。死雫さまはいくら変わっても
死雫さまだもんね。協力するよ。」
死雫さまに何度も「大丈夫?」とか
「人格変わっちゃったよ」って言っても、
死雫さまは頭にハテナを浮かべるだけだった。
死雫さまは新しく世界を作った。今までで1番大きな世界を。
死雫さまはその世界に「エスケープ」と名前をつけた。
ボクはエスケープを作るお手伝いをした。
…エスケープは綺麗で幻想的な場所だなぁ……。
でも、何かが足りない。そう、「住民」だ。
ボクは死雫さまに提案した。
ブラッディー「死雫さま、こんな素敵な世界に
「住民」がいないのは寂しいと思わない?
せっかくだから連れてこようよ」
死雫「住民…?でもどうやって?」
ブラッディー「色んな世界から死んだ者を連れてくるんだよ。
死雫さまなら別の世界に行くことなんて簡単なことでしょ?」
死雫「なるほど…その手があったね。
ならば、色んな世界を覗いて、
誰を住民としてエスケープに招待するか、決めようか。」
ブラッディー「うん!エスケープを最高な世界にしようね!」
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ブラッディーくんの過去資料
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