23話 天と魔の世界(テイアイエル視点)
閲覧ありがとうございます!
今回もよろしくお願いいたします。
わたくしは天使になるためだけに生まれてきた人間。
寮生活をしながら、毎日天使になれるように、
たくさんお勉強しています。
天界の神様たちのお役にたてるように…。
自負しちゃいますが、わたくしは
誰よりも努力している自信はあります。
…でも、わたくしが不器用なせいで、
何もかも上手くいきません。
何度練習しても、他の人みたいに上手くできなくて。
先生に授業中に当てられても、答えることができず、
周りの人間たちからバカにされてしまいます。
そんなわたくしにも、1人友達がいます。
それは同じクラスのシェムハザくん。
シェムハザくんはとても優秀で頭が良くて、
周りからも「この子なら確実に天使になれるな」
って思われてるすごい子です。
そんな子が出来損ないのわたくしと
なぜ仲良くしてくれるのでしょうか…。
寮を出ていく時期が近づいてきました。
寮を出ていく前に天使になれるかのテストがあります。
それに受からなかったら…わたくしは処分されてしまう。
でも…嫌でも分かっちゃったんですよね。
わたくしは天使になれない。処分されてしまうって。
だからわたくしは決めたんです。
天使になれなかった出来損ない
として処分されるぐらいならば、
この寮を抜け出して、どこか遠いところで死んでやろうって。
この事を1番信頼できて、誰にも話さないであろう
シェムハザくんに話しました。
そうしたら、まさかの…。
わたくしについて行って一緒に死ぬって言われちゃいました。
わたくしは必死に止めました。
わたくしのせいで、今まで頑張ってきたシェムハザくんの
人生を棒に振るなんて。それでもシェムハザくんは、
わたくしについて行くと言って聞きませんでした。
結局、わたくしはシェムハザくんと寮を抜け出して、
どこか遠い知らない場所で死ぬことにしました。
夜中に、わたくしとシェムハザくんは寮を抜け出しました。
意外と整備は緩かったです。
わたくしたちは抜け出した後、
今まで我慢させられていたことが爆発したように、
2人でがむしゃらにたくさん走りました。
とても楽しかったです。今までで一番、自由で――。
夜が明け、朝になりました。
ここで死ぬならば…飛び降り自殺がよさそうですね。
最後にシェムハザくんとお話をしました。
今までこんなことがあったね、大変だったね…と。
そしてシェムハザくんは驚くことを言ってきました。
わたくしのことが「大好き」だって。
わたくしは照れちゃいました。…でも、嬉しかったです。
わたくしも「大好き」と言い返しました。
そして…2人で手を繋いで、せーのという掛け声と共に
一緒に飛び降りました。わたくしの意識はそこまで…。
…わたくしが目覚めると、そこはまっくらなばしょでした。
そこにはシェムハザくんもいました。
わたくしが起きるのを待っててくれたそうです。
2人でここ、どこだろうねって疑問を膨らませていました。
そうしていると、
知らないお2人がわたくしたちに話しかけてきました。
死雫「おや、お目覚めのようだね。」
ブラッディー「おはよ〜!」
シェムハザ「…ここはどこなの?」
死雫「ここがどこかより、
なぜここにいるかって疑問は持たないのかい?」
わたくしたちは、あの後無事に死ぬことができたらしいです。
そして、なぜここにいるかですが、
このお2人にわたくしたちは選ばれてここにいるみたいです。
死雫「そんな君達をエスケープに招待したいと思っている。」
テイアイエル「エスケープって、なんですか?」
シェムハザ「きっと別空間のことでしょ。」
ブラッディー「そう!エスケープは、死雫さまが
作った世界のことだよ!」
さすがシェムハザくん。頭がいいなぁ…。
シェムハザ「テイアイエルはどうしたいの?」
テイアイエル「どういうこと?」
シェムハザ「エスケープに行くかだよ。
ボクはテイアイエルについて行くよ。」
テイアイエル「わたくしは元の世界に帰っても
処分されるだけだしエスケープに行こうと思ってるよ」
シェムハザ「ならボクもエスケープに行くよ。」
ブラッディー「2人って仲良しなんだね〜!」
いきなり裂け目が現れました。
この裂け目をくぐった先がエスケープらしいです。
わたくしとシェムハザくんは裂け目をくぐりました。
死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」
裂け目をくぐった先は…。
テイアイエル「あれ、ここどこだろう?」
シェムハザ「多分、天界とかじゃないの?
ボクたち天使になってるし」
テイアイエル「ててて天使?!わたくしたち天使になってるの?!」
シェムハザ「多分あの黒い人の
魔法で種族が変わったんだよ、形は違うけど、
一緒に天使になれて良かったね、テイアイエル。」
テイアイエル「…!うん!これからもよろしくね!!」
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テイアイエルちゃんの資料
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