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20話 太陽と月の世界(月読視点)

閲覧ありがとうございます!

今回もよろしくお願いいたします

私は守らなきゃいけないの…月の人間たちを。


私って運が悪いのね。

数千年に一度起きてしまう戦争が

私が神の代で起こってしまうなんて。

私たちは太陽の神達と争い、時には殺し、

太陽の人間までも殺す。

でも仕方ないの、いつか戦争が終わることを願って…。


私は敵対してくる太陽の人間が嫌いだわ。

命乞いでもしてくれたら、可愛いと思って

助けてあげよう、見逃してあげようって思えるのに…。

敵対してくる人間のことは容赦なく殺すわ。

私は私が好きな人のことが好きなの。

何かおかしいこと言っているかしら?


私はよく太陽の人間に命乞いされて、

見逃してしまうことがあるけど、

私は月の人間達さえ幸せであればなんでもいいのよ。

月の神でも太陽の神も人間も幸せになってほしい、と、

綺麗事を言っている者もいるけど、

私はそう思えない。

とりあえず月の人間達さえ幸せならいいわ。


ある日、他の月の神が太陽の人間を殺そうとしていた。

そのまま放っておくつもりだったが、

…その人間をなぜか助けたいと思ってしまった。

私って、バカね。

……どうしてかしら。放っておけばいいのに……。

気づいた時には、体が勝手に動いていた。

その間に割り込んで、その人間のことを助けてしまったわ。


敵である、太陽の人間を助ける、

見逃すことは許されないこと。

もし見逃していることがバレたら、重い罰を受ける。

私はあの時人間を助けたことをあの月の神に報告され、

私の場合、見逃すではなく、助けてしまったので、

見逃した時よりも重い罰を受けることになってしまった。

私に課された罰とは、処刑だった。

私が最期に聞いたのは、月の神達からの罵詈雑言だった。


…ここはどこかしら。まっくらね……。

なんでこんな場所にいるのかしら…?

処刑されてしまったから、魂が成仏できず、

こんなばしょにいるのかしら…?

死雫「おや、お目覚めのようだね」


私はそこにいた人物から話を聞いた。

私は処刑された後、この人物に選ばれ、

ここに連れてこられたらしい。

死雫「そんな君を、エスケープに招待したいと思っている。」

エスケープとは、この人物が作った世界、別空間のことらしい。

月読「私はそんな場所に行っている暇はな……」

「私はそんな場所に行っている暇はない」

と言おうとしたけど……。

太陽の人間を助けて、それがバレて処刑された私が

元の世界に戻って月の人間達を守れるとは思えなかった。

それに、死んだ私が元の世界に戻って生き返ったとしても、

月の神達からは批判されるに決まっている。

月読「…仕方ないわね、私はエスケープに行くわ。」

死雫「話が早くて助かるよ、君は頭がいいんだね。」

この裂け目をくぐった先がエスケープらしい。

私は裂け目をくぐった。

死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」

くぐった先は…私が月の人間たちと

暮らしていた場所に似ていた。

処刑された私にとってはとっても皮肉ね。

さて、どうエスケープで暮らしていこうかしら……。

閲覧ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします

月読さんの前世資料

https://50035.mitemin.net/i1128244/

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