18話 太陽と月の世界(天照視点)
閲覧ありがとうございます!
今回もよろしくお願いいたします
俺は人間を守らなきゃいけない、月の神達から。
俺は運が悪いのかな。数千年に一度起こってしまう戦争が
俺が神である代に起こってしまった。
太陽と月の神は争い、お互いを殺そうとし、
人間たちは身を隠して暮らしている。
月の神達に殺されないように。
俺の太陽の人間達を誰一人殺させたくない、という願いは
現実的ではないと分かっている。
実際そんな願いは実現しない。どれだけ目を光らせても
毎日人間は月の神達に殺されてしまう。
それでも、
俺は今生きている人間達を月の神達から守り続ける。
これ以上誰も死んでほしくなかった。
なぜ戦争なんて起きてしまうのか。
戦争なんて起きなければ、月の神達とも争わなくて済むし、
それに…人間達は毎日お腹いっぱいご飯を食べて、
命を奪われる心配なんてせずに眠ることもできるのに……。
戦時中だが、月の神達や人間達を嫌っているわけではない。
むしろ月の神達とは仲良く交流したかったし、
月の人間達にも幸せに暮らしてほしい。
俺は太陽と月を問わず、
どちらも幸せに暮らせたらいいのに…と願っている。
俺は月の敵とはいえ、月の人間達を殺したくない。
こんなことをしていることがバレてしまったら、
重い罰を受けてしまうだろうけど、
月の人間を見つけても、見てないふりをしていた。
大体の太陽の神は月の人間達を見つけ次第、
容赦なく殺してしまう。戦争が早く終わると願って。
でも俺は人間を殺さなくとも、
戦争が終わることを願っている。
その時、月の神と争っていた。
お互いの武器がぶつかり合う物騒な音。
人間を守るために、ここで殺されるわけにはいない。
そう思っていたのに…もう一人月の神が加勢にきてしまった。
そこからは2対1になって
俺に勝ち目はなくなってしまった。
俺の意識はそこまでだった。
目覚めると、俺はまっくらな空間にいた。
きっとあの後、俺は殺された。
でも…なんでこんな場所にいるんだ?
ここは死んだ魂が集まる場所なのか…?
それにしては、俺以外周りに誰もいない。
死雫「お目覚めのようだね」
俺はあの後月の神達に殺されてから、
ここに連れてこられたらしい。
俺に話しかけてきた人物はそう語った。
死雫「君をエスケープに招待したいと思っている。」
エスケープとは、この人物が作った別空間のことらしい。
天照「俺はそんな場所に行っている暇はない、
早く戻って人間達を月の神達から守らないと……。」
死雫「その月の神に殺された君が、
これからも人間を守っていけるとは思えないけどね。
それに、元の世界に帰ることはできないよ。」
死んだ者が生き返ることなんてありえないだろう?
君にはエスケープに行くしか道は残されていないよ。」
俺はぐうの音も出なかった。
確かに死んだ者は生き返ることはできないし、
一度月の神に殺された俺が人間を守っていけるとは思えない。
…仕方ない、俺はエスケープに行くことを承諾した。
裂け目をくぐった先がエスケープらしい。
俺は裂け目をくぐった。
死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」
くぐった先は…俺が人間達と暮らしていたような場所だった。
ここでやり直せってことなのかな…。
閲覧ありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします
天照さんの前世資料
https://50035.mitemin.net/i1126215/




