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ひとりごとが騒がしい物書きエッセイ  作者: 犬村汐里


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2/14

第2話 犬と父が時々言い争いをしている




本題はタイトルのままである。


私の父と、我が家の犬が定期的に喧嘩をしているのだ。



なぜ喧嘩をし始めるのかはよく分からない。


犬たちはケージの中でご飯を食べる。


犬たち、そう、我が家は犬が二匹いる。


ケージの外で食べさせると奪い合いが発生するのでケージに入れて食べさせているのだ。


その喧嘩をする犬というのが、食べるときにドッグフードを巻き散らかす癖がある。


そのときに父が良かれと思ってドッグフードをお皿に入れるのだ。


するとどうだろう。


「ヴヴヴ……ヴヴ……」


牙をむき出しにして怒るのだ。


ちなみに私には怒らない。


そして父はこういう。


「なにもしてないだろ!」と。


「ヴヴヴ……ワン!! ヴヴ……」


「別にお前の取らないよ」


「ヴヴヴ……ヴヴヴ」


知ったこっちゃない。


俺の餌に手を出すな!!


とでも言いたいのだろう。


多分、私の父は犬だと思われているのかもしれない。


父は特別ドッグフードを食べる真似をしたことはない。


むしろ私のほうがドッグフードを食べ、犬用おやつを食べるという奇行に走ることがある。


あ、そうか。


私って犬だと思われているから逆に吠えられないのではないか?


仲間だからこそ分けてあげようという親切心で……。



待って、私って犬じゃないよ!?




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