第24話 〜王都エルディナ襲撃①〜
俺達はイグゼルを倒した後ギルドへ向かって行き、討伐成功の証拠に魔石と素材を受付嬢に見せ依頼報酬を受け取った。
「この魔石、どうしようかな…」
「それならギルドが経営してる、何でも屋があるからそこに売りに行こ」
「じゃあ行くか」
ギルドが経営している何でも屋に到着しては、鑑定士に鑑定の依頼し魔石を見てもらった。
「こ、これは!?SS級の魔石だぞ!どこでこんなものを手に入れたんだ!!」
「はは、それは秘密です、倒すの結構苦労したんですよ」
「この魔石、いくらで売れる?」
「ん〜…そうだな…、金貨2500枚ってとこだな」
「は!そ、そんなに高く売れるの!?」
「SS級だからな、国宝級レベルの魔石だぞ」
ルクスは何でも屋の店長と買取の話をし、金貨2500枚で売る事が決まり大量の金貨は銀行へと振込みを頼んで貯金する事にした。
何でも屋を出てルクス達は宿屋へ行き、フィアナと合流することにした。
「フィアナ、シルフィー達から何か情報はあった?」
「今ちょうど、情報が入りました」
「七罪魔将の暴食之王ヴォラグニスが襲撃計画を立て、予定では襲撃は4日後に行うと」
「4日後か、」
突然爆発音と同時に人々の悲鳴や泣き声が王都を包み込んだ。
「襲撃は4日後じゃなかったのか!?」
「リリア、ちょっと街の様子見てくる!」
「フィアナは、精霊達を使って支援して!」
ルクスは部屋の窓から外へ出て爆発現場へ向かって行くと、そこには建物は崩れ瓦礫に人が挟まったりしており被害は相当に酷かった。
「これは…」
(これはどうにか被害を抑えなくちゃいけないな…)
『我が主は、強化分身体を使用しますか?』
(使用します!!)
強化分身体を発動させ、50体の分身体を召喚し各自別行動で散らばり、人命救助に専念するように命令を出した。
(俺もとりあえず目の前の人達を助けないとな)
ルクスは瓦礫等を魔法使って退かして助け、怪我等している人達には治癒魔法で治癒した。
「お兄ちゃん!ありがとう!」
「お母さんと一緒に安全な場所へ逃げるんだぞ?」
「うん!わかった!」
上空から音が聞こえ目線を向けると、大勢の悪魔族達が飛んでおりルクスは血弾を発動させ無数の弾丸を放ち悪魔族を数人程度倒した。
「なんだよ、この数は」
「我々に歯向かうとは、馬鹿な者がいたものですね…」
幹部らしき悪魔族が上空から降り、ルクスの目の前に行き不敵な笑みを浮かべながら鼻で笑い見下すようにしていた。
「ただの吸血鬼族ですか、それでこの私悪魔公に勝てるとても?」
「そんなに舐めてると、足元すくわれるぞ?」
「なら、試してみよう「魔公支配」」
半径数kmに自身の支配領域を創り出し、配下達の全ステータスが3倍程度になり、聖魔法や光魔法の攻撃耐性が上昇、更に悪魔族達の魔素量が自動回復し、領域の範囲内であれば瞬間移動も可能。
「魔公獄炎」
黒紫色の獄炎を放ち、ルクスは闇魔法「終焉黒星」を発動させ闇の星生み出し獄炎を飲み込んだ。
「なに!?ならば、「奈落魔槍」」
闇の魔素で無数の槍を生成し一斉に放つが、血槍を使用し血液で無数の槍を生成し同様に一斉に放ち、全ての槍を破壊して防いだ。
「御前、何者なんだ!」
「ただの吸血鬼族さ」
「夜王咆哮」
強く踏み込み一瞬で悪魔族の目の前に現れ、拳を強く握り締め思いっきり殴ると同時に「夜王咆哮」を発動させ高威力の衝撃波を放った。
「カハ…ッ!!」
綺麗に鳩尾へと拳が入りすごい量の血を吐きながら腹部を強く抑えて悶え苦しんでいた。
「御前も、その程度か。まだ一割も力出してないのにな」
ボソッと呟いて、血液で短剣を生成し首を斬り落とした。瞬間に異様な空気を感じ取り周りを見渡すと、上空にはものすごい数の魂があり、そこには魔王とも言える雰囲気を身に纏い禍々しい見た目をした悪魔族がいた。
「遂に、我の計画を実行する時が来た!!」
高笑いを上げた後、「魔喰咆」を発動させ周囲の魔素を吸収し極太の黒紫色の咆哮を街全体に放ち、街は黒煙や炎に包まれた。




