第19話 〜ルクスの目的〜
俺の目的はとりあえず決まった、出来るだけ戦闘経験を積んで魔物達を狩って魂を集めること。
それにしても、前世では全く格闘とかしなかったのに、身体が思うように動く…これは色々な能力のお陰なのかな?
俺とリリアは冒険者ギルドで依頼を受けながら魂とこれからの旅路に必要な資金を集めている。
俺は魔王種になる為には、あと7万名程の魂が必要だ。
それには、魔物等や異種族や同族の魂ならば何でもいいらしい。
「やっぱり魔物ばっかりの相手してもあまり戦闘経験は積めなさそうだな…」
「それならリリア良い方法知ってる」
「え?なに?」
「盗賊の依頼とか、闇ギルドの討伐依頼を受ければいい」
「確かに…人族相手なら色々と経験になるな」
「闇ギルドの討伐依頼なら、鬼人族、獣人族、妖精族、竜族、天翼族、喰種族、吸血鬼族達もいるから様々な能力を見れて更に強くなれる」
「ん?そんなに色々な種族達が所属してんの?」
「うん、闇ギルドは力が全てだから。力があれば闇ギルドへの所属を認められる」
「なるほどね、んじゃ早速冒険者ギルドに戻って闇ギルドの討伐依頼を教えて貰うか!」
ルクス達は街へ戻って冒険者ギルドへと向かって行った。
「すみません、闇ギルドの討伐依頼とかってありますか?」
「あの、申し訳ございません、ギルドへ登録されて日が浅いので御案内は出来ません」
「そこをどうかお願いします!!戦闘経験を積みたいんです!!」
ルクスは受付嬢の子に何度もお願いし諦めずにいると、受付嬢の子は困り果てて何処かへ消えて行った。
「あれ、何処か行っちゃった?」
「多分…ギルドボスのとこに行ったと思う」
数分待っていると、奥からさっきの受付嬢の子と綺麗な女性が現れた。
ロングのポニーテールに髪色は黒で紫のメッシュが入っており雰囲気はとてもクールで美しい女性だった。
「君だね、私の可愛い受付嬢の子を困らせてたのは」
「え、まぁ、はい、あの、どうしても戦闘経験を積みたいんです!!」
「その為に、闇ギルドの討伐依頼を受けたいと?」
「はい!どうかお願いします!!」
ギルドボスはルクスとリリアを何度も見て何故かは分からないが笑みを浮かべた。
「よし、なら1つ条件を与えよ。君達の魔素、エネルギー量を測る。水晶に触れ魔素流し込んで、その水晶が黄金に光り輝いたら討伐依頼を承認しよ」
(神律之王さん、黄金ってどのくらいなの?)
『魔力測定の基準値は色で決まっています、白、緑、青、紫、赤、黄金、虹色、七彩白金と言うランク付けになっています』
(待って、七彩白金ってなに?虹色の上だけど…)
『赤色、青色、紫色、緑色、橙色、藍色、黄色、が一般的な虹色ですが、七彩白金はそれに白色、金色が混ざった魔素のことです』
(因みに…七彩白金はどのくらいの魔素量なんだ?)
『測定不可能です、神に至る存在か、創世級の者の魔素量なので』
「わかりました、受けます。その魔力測定」
「私も魔力測定受ける、10万以上なら全然ある」
(俺の魔素量は100万だから全然黄金に輝くはずだ)
「じゃ、早速魔力測定を始めさせてもらうよ」
受付嬢の子が水晶を取り出し机に置いた。
「この水晶に魔素を流し込んで」
「じゃ、最初はリリアからする」
リリアは手を翳し魔力を流し込むと水晶が黄金のオーラを放った
「合格だね。じゃ、次は君だよ」
「わかりました」
ルクスは手を翳し魔力を流し込むと水晶は虹色のオーラを放ち光り輝いた
「え!?」
「まさか、そんな魔素量を持っているとはね、君は一体何者なの?」
「いや〜…そう言われましても…はは…っ、」
(神律之王さん!!これはどういうことなの!?)
『我が主は私に名付けをして下さり、能力を解放したので、その影響で魔素量が凡そ5倍程になりました』
(そういうのは先に言って欲しいよ!!めっちゃびっくりしちゃったじゃん!!)
「虹色に輝く魔素量、君は英雄級の魔素量だよ」
「英雄級?それって大体何人くらい…いますか?」
「そうだね、世界に11人だけと言われてる、それが今12人になった」
「あの、七彩白金の魔素量を持つ人っていたりしますか?」
「そんなレベルの魔素量を持つ者は覚醒魔王か、神に至る存在か、創世級の人だよ」
「そうですよね、そんなのギルドに所属してませんよね」
「さて、君達の闇ギルドの討伐依頼を承諾しよ」
すると、賞金首と闇ギルド討伐依頼の紙を幾つか取り出し受付嬢の子が見せてくれた。
「どの依頼を受ける?」
「闇ギルドって、色々な種族の人がいるんですよね?」
「嗚呼、その種族の最強達が闇ギルドに所属して、荒稼ぎしている」
「んー、なるほど…、んじゃ、この闇ギルド所属の賞金首、人族最強のラグナ・アストレアの依頼受けます」
「この私、セレス・レイヴィンが依頼を受理する」




