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第55話 目指すは異世界が身近な会社

「それぞれどこに置きましょうか?」

「花瓶は社長室に、絵画は応接室、銅像は受付に置こうかな。」

「じゃあ、クッションと聖典は休憩室、蜜壺は食堂に置きますね。」

3人で手分けして置きに行く。


課長

「天海さん。社長室に花があると癒されると思って持ってきました。」

「気が利くなゲイル!…ん?その花瓶、なかなかいい雰囲気を持っているな。」

「向こうの有名な陶芸家のやつですよー」


佐藤

「クッションはここに置いて、聖典は本棚に紛れ込ませてと…。」

クッションを置くと女性社員が話かけてきた。

「そのクッションなんですか?」

「ウォータークッションみたいなものです。座って見ます?」

女性社員が座ると

「何これ?!全身プルプルに包まれて…気持ちいい…。」

好感触だ。


黒川さん

「……」

蜜壺を一口食べた人が、ひたすら蜜を舐め続けている。

黒川はその光景を止めもせず見つめていた。


置き終わった後、異世界課。

「とりあえず1週間後が楽しみだね!」

「これがうまくいけば、異世界への抵抗感がなくなっていきますね!」

「…」

課長と佐藤は楽観的だが、黒川だけはそうは思えなかった。

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