第54話 異世界課の浸食
「課長。PR方法考えました!」
「流石、佐藤くん!どんな方法?」
「社内にある花瓶や絵、本を向こうの物に替えるんです。少しづつ増やしていって、異世界の物が周りにある環境にするんです。」
「いいね!じゃあ、倉庫にいって選ぼう!」
異世界物管理室
3人でよさそうな物を選ぶ。
「じゃあ僕から…。『エーテル教聖典』『絵画 キルシュ王の晩年』です。」
『エーテル教聖典』:異世界の神エーテルを信仰する宗教の聖典。向こうではポピュラー。
『絵画 キルシュ王の晩年』:古の王、キルシュ王の晩年を描いた作品。ベッドに王が寝て、周りを人が囲んでいる。
「私はこれにしようかな?『闇夜の花瓶』『ガーゴイル像』。」
『闇夜の花瓶』:異世界の陶芸家ミーチル作の漆黒の花瓶。ミーチルが不眠症で悩んでいる時に作られた。
『ガーゴイル像』:向こうの魔物ガーゴイルを象った小さな銅像。悪魔のような姿。躍動感のある造形。
「私はこれ…。『スライムクッション』『無限蜜壺』」
『スライムクッション』:よく黒川さんが触っているスライムのクッション版。座ると全身を包みこんでくれる。
『無限蜜壺』:食べても食べても無くならない蜜壺。佐藤が食べても大丈夫だった。しばらく離そうとしなかったが。
「…いけそうですかね?」
「とりあえず、1週間やってみよう!」
異世界のPRというなの浸食がはじまった。




