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第56話 一般人の異世界耐性

異世界の物を会社に置いて1週間。

課長がうなだれながら部屋に入ってきた。

「ただいま〜…」

「うなだれて、どうしたんですか?」

「PRで置いた向こうの物なんだけど…。いろんなところから怒られたよ…。」

「えっ?!駄目でしたか?」


苦情一覧

エーテル教聖典:神エーテルを布教しだす社員複数(総務)


絵画 キルシュ王の晩年:誰もいないはずの応接室からすすり泣く声が聞こえる。(警備)


闇夜の花瓶:置いてから、夜中に何かに見られてる気配を感じ不眠に(支社長)


ガーゴイル像:像の目を見ると、体の痺れをうったえる人多数(受付)


スライムクッション:座ると癒されると人気になりすぎて勝手に予約制になり1ヶ月待ち(女性社員)


無限蜜壺:最初に食べた人が、周りを無視しながら蜜を舐め続けたため、危険とみなし冷凍庫の奥に保管(食堂)


「…」

「私は駄目だろうと思ってました。」

黒川さんはスライムクッションに全身を包まれながら言った。

「他のPR方法を考えなきゃだね。」

「…」

苦情と影響の結果を見て、佐藤は自分自身が少し異世界に汚染されていることを実感した…。

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