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第38話 向こうの出張事情
「明日、向こうから目の魔導書を見に魔術師が来るから。よろしくね。」
「わかりました。どれぐらいこっちにいるんですか?」
「今回は1泊2日だね。こっちに長くいるのも経費(魔力)かかるから。」
「そんなに経費使うんですか?」
「こっちに1人送る経費溜めるのに数カ月かかるからね。それが切れると強制的に向こうに戻るし。私も1回向こうに戻った時も、数日でこっちに戻ったよ。」
やっぱり気軽には行き来できないようだ。
「こっちの世界との交流もここ10年ぐらいだからね。」
「どうやって今みたいにアイテム送ったり、FAXのやり取りできるようになったんですか?」
「私が向こうに戻った時に、位置情報が分かる魔法を私にかけてこっちの座標を割り出したみたい。」
GPSみたいなものか…。
「こっちに課長以前にも転生者いると思いますけど、交流はじまったの本当に最近なんですね。」
「転生自体向こうでもあんま確認できてないからね…。私もこっちで転生者には会ったことないしね。」
向こうの人に会うのも王様以来だ。
お土産はお饅頭で大丈夫かな?




