第24話 優希改造大作戦 ③
大型ショッピングモールに入り、服屋に向かって歩く。
すると、反対側から瀬川と石崎が歩いてくるのが見えた。2人も何か買い物に来たのだろうか。
2人と距離が近づくと、2人はこちらに気づいたようである。
石崎はポケーっとして、瀬川は何故か口をアグアグとさせている。
どうしたんだろう?
少し考え、俺は気づいた。
もしかして2人はデート中だったのではないだろうか。
デート中に知っている人と会ったらそりゃ気まずいだろう。そう思い、俺は姉ちゃんの手を取ってそこから離れた。
☆☆☆
瀬川side
優希たちが居なくなった後
「ねぇ、さっきの詩織先輩の隣にいた人知ってる?」
「いや、知らないぞ」
「だよね、誰なんだろう」
「彼氏いる素振りなんて無かったよな、くっ付いてたし」
そう。詩織先輩は優希の事が好きなはずである。
だとしたら今の人は誰なのだろうか。手を繋いでいたし、優希の家族はあとは妹と両親がいるくらいで、他には居ないはずだ。
まさか実は他の人と付き合ってるなんて・・・、ある訳ない、よね?
結局よく分からないまま、そのまま翔太とのデートを続行する。
そう、今日はデートなんだから。楽しまなきゃね!
次に会った時に聞こうと思い、翔太と一緒に歩き出した。
☆☆☆
優希side
その後、普通に俺たちは服屋を回っていた。
姉ちゃんに着せ替え人形みたいにされたが、買ってもらっている身なので、文句は言えない。
それに、姉ちゃんもこっちの言うことを聞いていないようなので、そのまま任せることにした。俺はファッションに疎いので、俺が口を出したところで意味は無いのだが。
何着か服を買ってもらって、俺たちは服屋を出た。
「やっぱり優希は何でも似合うわね。結構迷っちゃった」
「そうかな? あんまり服とか買わないからそういうのよく分かんないや」
「大丈夫よ、これからは私が選んであげる」
「ありがとう、助かるよ」
鏡で自分を見た時も、やはりあまりピンと来なかった。
オシャレなイケメンが突然現れたのだ。それが自分と言われてもやはり信じられない。他人の視点に入って見ているような感覚だった。
それほどまでに、俺は変わったんだろう。
まだ姉ちゃんは何か買いたいものがあるようで、姉ちゃんに手を引かれて、俺達はどこかへ向かう。
しばらくすると、着いたのは水着を売っている所だった。・・・女性用の。
姉ちゃんが俺を引っ張って中に進もうとするので、必死で抵抗する。さすがに気まずい。
そうやってしばらく経つと、周りから温かい視線を感じた。
理由を考え、凄い美人な姉ちゃんと、何故かイケメンになっている俺が水着売り場で・・・。
なんだか周りの人が考えていることが分かってしまい、急に力が抜けてしまった。
そのまま姉ちゃんに引っ張られ、結局中に入ってしまった。
「さぁ、優希。今度はお姉ちゃんに似合う水着を選んでちょうだい。ね?」
そう言って姉ちゃんは何着か水着を手に取り、試着室に入っていった。
すると顔を少し出し、
「覗いちゃダメよ?」
「分かってるよ。大丈夫」
「そう、絶対よ?」
そう言って中に戻って行った。
一緒に風呂とか入っているのに、今更そんな事を気にするのかとは思ったが、とりあえず座って待っていることにした。
しばらくすると、誰かが近づいてきたようである。その人の方を見ると、・・・それは元幼馴染の神坂さんだった。
あまり今回の話は纏まりませんでした。すいません。
次話、神坂さんと優希です。
誤字脱字、アドバイスなどよろしくお願いします。
新しく別のものを書き始めました。




