第10話 小鬼騎士、盾を召喚する。
13体まで増えるようになったスケルトン小隊に目掛けて突進し、盾を前に伸ばしていく。
そして、そのままシールドスケルトンをばらばらにし、地面に散開した盾を他のスケルトンに向けて投擲した。
面白くスケルトンにあたったのが、スキルの恩恵かなにかだろうか。
そしてそんなふうに3組みのスケルトン小隊を潰し、魔石を残り一つ食べようとしたところ、レベルがカンストした知らせを受けた。
進化リストを表示させた。
ホブゴブリン・シールドナイト E+
盾の扱いに特化した魔物。同時にナイトであるため、剣と槍の練度も少し上がることになる。
ホブゴブリン・シーフ E
隠蔽工作に特化した魔物であり、不意打ち専門である。
ホブゴブリン・ソードマン E
剣の扱いに特化した魔物。
ホブゴブリン・ランサー E
槍の扱いに特化した魔物。
悩む必要もなく、シールドナイトを選ぶ。
ホブゴブリンに進化したときのように体中が痛むことなく、すんなりと終わっていた。
やはり、種として進化するのは体が作り変わるからこそ、痛みがつきものだろう。
改めてステータスを開示する。
【ステータスオープン(自己表示)】
名前:なし
種族:ホブゴブリン・シールドナイト
レベル:1/45
HP 301
MP 99
ランク:E+
必要経験値:65
スキル:暗視、逃走、回避III、棒術IV、忍び足II、剣術II、戦闘の心得V、投擲V、盾術VI、槍術IV、直感II、突進II、守護の心得I、盾召喚I
筋力:D
防御力:D+
魔力:E
体力:D
瞬発力:E+
知力:E
突進はスケルトンに向けてやっていたら、スキルになっていた。直感はそのままで、進化したことで新しい覚えたスキルは2つある。
守護の心得と盾召喚である。
守護の心得は、戦闘の心得の守るバージョンだろう。盾召喚はある程度の魔物であれば、その特化された扱いの武器を召喚することができそうだ。
試しに盾召喚をやってみてわかったことはある。
それはMPに応じて召喚された盾の品質が左右される。今は40MPぐらいの盾を召喚して使っている。
盾の大きさは1.5メートルで、俺の身長とほぼ同じである。それをスケルトンの盾に向けて力いっぱいに当たってみたら、スケルトンの盾は粉々にした。
MP40なのに、クオリティはやばい。
新しい盾(玩具)を手にしてこの階層に残るスケルトンを狩り尽くした。




