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未確認来訪者  作者: 1N0R1
第四章
37/50

朝餉

出かける準備をしていると、廊下から僕でもガルドさんでもない足音が聞こえる。

「2人ともおはよう。どこか行くの?」

「おはようございますミラさん。少々本部に用事がありまして、と言うよりちゃんと寝れたんですか?」

時計はまだ5時半を指している。

「まぁ昼寝で取り返すよ。どうせ今日は私が夜番だし。それより本部行くなら私も一緒に行きたい。」

「おう。勝手に着いてこい。」

「いやまだ準備できてませんけど!?」

朝早くから元気だな。

そんな談笑に紛れてまた廊下から足音が鳴る。

「おはようございます。」

「おはようノエル。」

「あれ?ミラもう起きてたの?」

「うん、あんま寝られなかった。」

「まぁ、昼あんなに寝てたらね。」

当然のようにノエルさんはキッチンに向かう。

「2人とも夜番お疲れ様。アークさんは初めてでしたよね。どうでした?初めての夜番。」

「うーん、いつも通りって感じでした。」

「それはよかったです。どうせだったらまた今度みんなで夜番しません?」

「いいね。久々にみんなで夜番したい。1人増えたから前とは違う感じになりそうだけど。」

多分、みんなで夜番をすると言うと夜更かしパーティ的なことだろう。

めちゃくちゃ楽しそうだな。

「じゃあ今度やるか。いつやる?」

「私は全然明後日でもいいよ。」

「ミラさん夜に強いんですね。」

「完全に夜型だからね。昼夜逆転はしない程度にしなきゃだけど、」

ミラさんが寝る前の会話を思い出す。

「ノエルは明後日でも大丈夫なのか?」

「2日程度だったら全然大丈夫です。」

「じゃあ後はシオンの了承だけだな。」

朝ごはんのいい香りがしてきた。

「昨日の夜聞きましたけど、シオンもokらしいです。」

「じゃあ明後日余裕があればみんなで夜番だ。」

ノエルさんが朝ごはんを運ぶ。

「シオン呼んでくる?」

「あ、お願いしていい?」

「分かった。呼んでくる。」

軽い足音がシオンさんの部屋に向かった。

「そういえば明後日以降の夜番は誰からになるんですか?」

「それが決まるのがその日なんですよ。ゲームをして負けた2人がその次の日も夜番です。ですが、」

ノエルさんはじっとこちらを見つめる。

「残り3人をどう決めるか、ですね。ガルドさんどうします?」

「最後まで生き残った奴が3日目でいいんじゃねぇか?そんで、その1人が相方を決めていってでいいと思うぞ。」

何だか楽しい夜になりそうだ。

そんな話をしていたらダイニングに全員集まった。

「「「「「いただきます」」」」」

その朝ごはんはとても暖かかった。



***



「ナイ、入っていい?」

研究室の外から聞き慣れた声がする。

「どうぞ。」

扉の奥から中性的な見た目の人間が入ってくる。

「言われてたデータまとめて来たよ。」

「どうだった?」

「一つだけ反例がいた。あんたが最後に戦ったアイツだけは親族が遠くに住んでいた。だけどそれ以外はご存知の通りだよ。」

「ありがとう。」

お陰で少し前進した。

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