深夜
気づけば時間が経ちそろそろ日が沈み始めるほどの時間になっていた。
ノエルさんは既に台所で夕飯の準備をしている。
「お風呂空いたよ。」
シオンさんがお風呂から出てきた。
「じゃあ私次入るね。」
着替えも準備してあったミラさんが脱衣所に向かった。
やはりまだ慣れない。
思えば、このチームに所属してからは殆ど研究部隊にいた。
「そういえば夜の番のローテーションってどうなっています?」
「今日は確かアークと俺が夜番の日だったな。」
「そうですか。よろしくお願いしますね。」
「おう。まぁ夜番と言ってもそんな気を張り続けることはないぞ。」
「要するに警報に気付けばいいだけだからね。好きなことしていればすぐ朝がくる。」
「そうなんですか。少し安心しました。」
そんな訳で、僕は夜が来るまでいつも通り過ごした。
夕食を摂り、自室で研究をしていると既に時計は21:30を回っていた。
そろそろリビングに戻ろう。
リビングに戻るとそこには既にミラさんとガルドさんしかいなかった。
「ノエルさんとシオンさんは?」
「あの2人ならいつも8時位には部屋に戻ってるよ。今日も見たい映画があるからって言って一緒に部屋に行ってたし。」
「仲いいんですね。」
「そうだね。基本いつも一緒にいるし。」
「ミラさんはまだ寝ないのですか?」
「うん。私どっちかっていうと夜型だから。1時位になったら流石に部屋に戻るけどね。」
「それでも大分遅いですけど。」
ミラさんの就寝時間に思わずツッコミを入れてしまう。
「まぁ特に就寝時間とかは決まってないからな。」
「そうそう。だから心置きなく起きていられる訳ですよ。」
まぁそれなら就寝時間は本人次第か。
「その代わり昼夜逆転したら毎日夜番してもらうけどな。」
「それあり。」
「でも深夜帯だとお店とか殆どやってませんよ。」
「前言撤回。」
どうやらまだミラさんは昼側の人間でいてくれるみたいだ。
楽しく話していると時間はあっという間に過ぎていて気づけば2時を回っていた。
「やば、もうこんな時間じゃん。」
「昼夜逆転に一歩前進だな。」
「流石にそれはマズイ。」
そんな雑談をしながらミラさんは急いで就寝の準備をしている。
「じゃあおやすみ。2人とも夜番よろしくね。」
「はい。おやすみなさい。」
「おう、また朝な。」
という訳で僕とガルドさんは2人っきりになった。
「ガルドさん。少しいいですか?」
「おう。なんだ?」
「単純な疑問なんですけど、兄さんがいなくなったチームLは誰がリーダーをするんですか。」
「……詳しくは分からない、だが多分後継は決めてあるだろう。あいつが戦線離脱することは分かりきっていたからな。」
「そうでしたか。少し安心しました。」
ほっと息をつく。
「俺からも一つ聞いていいか?」
「はい。なんでも聞いてください。」
するとガルドさんは間を開けてからゆっくりと口を開く。
「お前はどこまで知っている?」




