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剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
神の名を冠する獣編

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301/313

第301話 「重大な事を忘れていましたわ」

「ギャース!?」

「た、助けてー!あんぎゃー!?」


──ドガガガガガガガガガッ!!

最早(もはや)目の見えない状態であっても、敵にすらならないヘルニア兵士の皆さん。


──だがしかし、そんな無双するラミス姫達に悲劇が降りかかる。


「ヘ、ヘビ……。」

……ぷるぷるぷる。


「イーヤーーーーーーーーーーーーーーーーァァアア!!?0□0」っ

わらわらと大量に湧き出る(バジリスク)を目撃してしまい、悲痛な叫び声を上げるミルフィー姫様。


「あっ!?忘れていましたわー!!>△<」っ

ミルフィーの悲鳴を聞いて、(ようや)く重大な事を忘れていた事に気が付くラミス姫様。


……そうラミス姫は、ミルフィーに目隠しをするのを忘れていたのである。

もう(バジリスク)討伐を何度もやっている為、ついつい忘れてしまうラミス姫様であった。


「へびはいや、ヘビはイヤ、蛇は嫌……。いや、イヤ、嫌ーーーーーーーーーーーーーーーーァァアア!!?0□0」っ あわわわわわわわ……。

……ぶくぶく。

あまりの恐ろしい光景を前に、泡を吹いて失神してしまうミルフィー姫様。


「ごめんなさいですわ、ミルフィー!!」

ぽてっと倒れて気を失う妹を心配し、全速力でミルフィーの元に駆け寄るラミス姫だが───。


突如(まばゆ)い閃光が走り、美しい青色の光がミルフィー姫の体を包み込んで行く。


──カッ!!


「ヘビ……。ダメ、絶対!!」


激しい蛇への怒りと共に四神の力を覚醒させ、真の力を解放する"青龍の巫女"ミルフィー。

天使の様な翼で天高く羽ばたき、ミルフィーは大空へと舞い上がって行く。


「蛇を許してはなりません。悪を許してもなりません。不浄なる者よ、死を(もっ)(つぐな)うのです!」


掲げた青龍の杖に光が集い、神々しい光を放つ。


「不浄なる者よ、那由多の果てに帰るのです。"浄化の力(ピュリフィケーション)"!!」

青龍の杖は太陽の如く輝きを放ち、大地に一筋の閃光が走る。


──バシュ!

その閃光は激しい爆発を巻き起こし、一瞬にして怪物達を塵と変え全てを浄化した。

(バジリスク)だけでなく"王の名を持つ獣"蛇王(バジリスクキング)すら消し去る"青龍の巫女"の力に、驚愕するラミス姫と姉ナコッタ。


「す、凄い力ですわね。これが"青龍の巫女"であるミルフィーの、本当の力なのですわね。……もしかして、(わたくし)より強いんじゃないかしら?」


「あわわわわわわわわわわ……。」

……ぶくぶく。


格好良く蛇達を殲滅したまでは良かったのだが、つい脳裏に大量の蛇達の姿が(よぎ)ってしまい……。再び失神して、ぐったりと倒れてしまうミルフィー姫様だった。


「あわ、あわわわわわわわわわわ……。へび、ヘビは嫌……。」

……ぶくぶく。

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― 新着の感想 ―
改めまして、300エピソード通過おめでとうございます! ・:*+.\(( °ω° ))/.:+ ラミス姫に加えてミルフィー姫も、順調に強くなっているようで何よりです。(*^▽^*)まだこの章の謎は全く…
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