↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
神の名を冠する獣編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
285/316

第285話 「再行動も可能ですわ」

「黄泉返りなさいませ、フォーゲル王子!!」

──キラキラキラ綺羅♪


「わぁ……。」

ラミス姫の美しく華麗な()いに感嘆の声を上げ、うっとりとした表情を浮かべるメイドのロクサーヌさん。


長年に渡り(おど)り続け、洗練されたラミス姫の舞は───。大陸一、いや世界一と言っても過言ではない程、美の境地に達していた。


そしてラミス姫の美しい舞と共に、死者の国から舞い戻るフォーゲル王子。

そう、王子を殺害した犯人を手っ取り早く探し出す方法───。


それはフォーゲル王子を生き返らせ、直接本人に聞いて確かめれば良いだけの話である。

そこには名探偵も、名推理も必要など無い。……流石は神々の力"蘇生の力"である。


「あ、あれ?僕は一体……。」

神々の力"蘇生の力"にて息を吹き返し、目を覚ますフォーゲル王子。


「気が付きましたわね、一体何があったのです?フォーゲル王子。」


「ラミス姫!?……何故、ここに?」

生き返った直後の所為(せい)か、フォーゲル王子は少し混乱し取り乱していた。


「貴方は、ここで何者かに殺害されたのです。それを(わたくし)が神々の力によって、甦らせたのですわ。それで……。フォーゲル王子、犯人の顔は(おぼ)えていらっしゃいます?」


「……えっ!?さっ、殺害!?神々の力だって!?」

ラミスは落ち着いて、ゆっくりと今までの経緯や出来事等をフォーゲル王子に説明した。


神々の力の事。フォーゲル王子が腹部をナイフで刺され、何者かに殺害されていた事……。フォーゲル王子を落ち着かせ、ラミス姫は分かりやすく丁寧に説明をしていった。


「…………。」

ラミス姫の話に驚きはしたものの……。すぐに冷静さを取り戻し、フォーゲル王子は先程部屋で起こった出来事を話し始めた。


「悪いけど、あまり良く(おぼ)えてはいないんだ。僕の部屋に、側近のアベルが入って来た所までは憶えているんだけど……。それ以降の記憶が、何故か綺麗に抜けているんだ。」


死ぬ直前の記憶が失われている事は、今までにも(いく)つかあった事である。残念ながらフォーゲル王子は、当事の状況を良く憶えてはいない様だ。


「……アベル?」

犯人が分からず、がっかりした表情を浮かべるラミス姫だが……。フォーゲル王子は何かを思い出した様に、側近のアベルの名を口にした。


「まさか……。」

何かに気が付くフォーゲル王子。


「いや、しかし……。そんな筈は───。」

フォーゲル王子は何やらブツブツと(つぶや)きながら、必死に考えを巡らせていた。……王子には、何か心当たりがありそうである。


「話して頂けますかしら?……フォーゲル王子。」

真剣な表情で見つめるラミス姫の問いに、フォーゲル王子は可能性を一つずつ潰して行った末、辿り着いた答えを思い切って話す事にした。


「すまない……。君達には関係の無い話だと思って、そこだけ話していなかったんだ。実は居るんだ……。僕の率いる二万の軍の中に、クリスタルから(いにしえ)の怪物達を呼び寄せる事が出来る王子が一人───。」


「えっ……!?」

フォーゲル王子の言葉に、驚きの表情を見せるラミス姫とメイドのロクサーヌ。


「そう、それはヘルニア帝国の第八王子……。名前は───。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。