↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
神の名を冠する獣編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
283/316

第283話 「それが一番よろしいですわ」

牛鬼(ミノタウルス)が現れたのではないのなら……。メイドのロクサーヌは、一体何に驚いたのか?


それは今まで無かった筈の、多数の兵士達の死体が突如として現れたからである。


「これは、ツインデール公国の兵士の鎧ですわね。……残念ですが、既に亡くなられてらっしゃいますわ。」

数え切れない程の疑問と、拭いきれない不安がラミス姫の頭を(よぎ)る。


……何故、いきなりツインデール兵が現れたのだろうか?それも何故か、亡くなっている兵士がである。


それにラミス姫には、もう一つ気になっている事があった。……それはツインデール兵が現れた場所が、牛鬼(ミノタウルス)()()()()()()()()()だった事である。


「ま、まさか───!?」

その事に(ようや)く気が付く、ラミスとロクサーヌ。


このツインデール城の、不気味とも言える静けさの理由。そして、(いにしえ)の怪物〈ミノタウルス〉の正体に───。


「そ、そんな……。ツインデール公国の人達が、恐ろしい怪物に姿を変えられてしまったと言うの!?」


……しかし何故ラミスとロクサーヌの二人は、恐ろしい怪物の姿になっていないのだろう。

それに他にも、まだ無事な人達が居るのだろうか?


そう考えを巡らせるラミス姫だが……。フォーゲル王子はラミス姫の美しさに一目惚れし、結婚を申し込んでいたのである。


……もしかするとフォーゲル王子は、最初からラミス姫だけは助けるつもりだったのかも知れない。


とりあえず、目の前で倒れている兵士達を生き返らせようとするラミス姫だが……。一般の兵士達が、あの狂暴な怪物牛鬼(ミノタウルス)(かな)う筈も無い。


……兵士達を生き返らせるのは、もう少し落ち着いてからにしようとラミスは考えを改める事にした。


そして、このヘルニア帝国の罠に()められた絶望的な状況───。事態は一刻を争う程の、非常に不味い状態である。


この困難状況を、一体どの様にして打ち破るのか?ラミス姫の判断に、ツインデール公国の未来(すべて)(ゆだ)ねられていた。


そして、どう行動すれば良いのか?……今、自分が取るべき最善の選択を導き出す為、ラミス姫は急いで考えを(めぐ)らせる。


()ずは頼れるバラン将軍と、合流すべきなのだろうか?……勿論、バラン将軍が恐ろしい怪物に姿を変えられている可能性もある。


やはりツインデール公国最強の強さを誇る、姉リンとの合流を優先させるのが一番合理的ではないだろうか?


もしくはツインデール公国の叡知と(うた)われる、姉ナコッタに指示を仰ぐのも良い判断なのかも知れない。


……いや、それは次回に回す方が賢明だろう。ラミスは神々の力で、何度でもやり直せる事が出来るのだから───。


ここは一先(ひとま)ず四姉妹の中で一番か弱い、妹のミルフィーを守りに行く事が先決である。


と色々悩むラミス姫だが……。悩んだ挙げ句、ラミス姫の出した結論。それは───。


「とりあえず、フォーゲル王子を殴ってから考えますわー!!」

これ最強。……これに決定。


とりあえず後の事は、フォーゲル王子を()()()()()てから考える。頭より先に体が動いてしまう、ラミス姫様であった。


「さあ、行きますわよロクサーヌ!首を洗って待ってなさい、フォーゲル王子!(わたくし)が、ぶちのめして差し上げますわー!!おほほほほほほほ……。」


ラミス姫は楽しそうに、笑いながら全力で走り出して行った。



「まっ、待って下さい姫様ー!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
私も賛成!私もラミス姫に賛成です!( ´ ▽ ` )ノ フォーゲル王子をぶちのめしてから、いろいろ考えましょう!それが 一番よろしいです! 凄い展開で続きが気になっております。 フォーゲル王子はぶち…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。