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暁の少年  作者: 川里麗ニ
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第3話 帝都動乱

大陸歴ーーーー年 12月 冬…。帝国の首

都ヴァルハラの地下にある賢人達の会議場で

賢人の全てが揃い議会が行なわれていた…。


「銀狼は…大陸より外に手をだし始めた…。

先の蒸気船による砲撃事件がなによりの証拠

だ…」


賢人の1人が言葉を紡ぐ…。


海外からの侵略行為…。しかし…ながら…、

賢人達に焦りの色は、ない…。


その気になれば…、賢人機関 十二賢者が

動き、完膚なくまで、反乱分子を殲滅できる

と、自負しているからである。


事実…過激な反乱分子は、帝国の最大戦力 

黄金の焔が潰している。


帝国の支配者 十二賢者達は、十二賢者 筆

頭 三賢人の筆頭を中心に話をすすめていた 

……。


帝国の最大戦力 黄金の焔は、沈黙し…、

賢人達の会話を聞き流す。必要な情報であれ

ば、頭に残る。と、言うスタンスだ…。


「ならば…問題がないでしょう。帝国の支配

は絶対的です…。それに歌声の儀を行うのは

決定事項ですし…」


三賢人の筆頭の言葉を受け、黄金の焔に賢人

達の視線が注がれる。それは、歌姫の秘事を

知り、先代の歌声 アリア アンコール と

密な関係であった事を警戒する賢人達の瞳。


「納得はしてねー…。だが…決定には従う」


黄金の焔は、いつの頃からか…自らの思考で

動く事を静止させていた。思考を静止させる

事も面倒だと…。


「して、反帝国組織群の動きは、どうだ?」

と、外套を羽織り、仮面で姿を隠す賢人達

目は、黄金の焔に向けられたままだ…。 


先代の歌姫 アリア アンコール は、自ら

の理想をはたす為に、反帝国組織群 銀狼…

と独自の繋がりがあった…。その情報網は、

黄金の焔が活用している…。


「まぁ…動く!だろうな…」

と、黄金の焔。議会は、再び再会し、黄金の

焔は、思考する。


賢人達は、歌姫の奇跡により、劣化した魔法

大国を復活させたい様子だ…。徹底的な管理

を敷き、支配する帝国。しかし…徹底的に管

理された世界でも、そこには人の感情があり

反帝国組織群へと流れる魔法使いも多数いる

……。


支配したい帝国と、自由と欲望が渦巻く銀狼

……。例え帝国が倒れても、人の泥沼な感情

は、歌姫と言う奇跡を求め、暴走するだろう

……。


賢人の議会が終了し、賢人達が闇に溶けて

く…。黄金の焔は、思い出す。何故?先代の

歌姫が、我が子に歌姫伝承最大の悲愛である

三代目の歌姫の名をあたえた事を…。


黄金の焔は、椅子から腰を上げ、賢人達が去

った会議場を後にする…。会議場をでた黄金

の焔は、空を見上げ、暁が近い、薄紫色の空

を眺めた…。

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