第6話 暁の少年6
帝国政府を牛耳る十二賢者の筆頭…三賢人の
筆頭…アトス ビュウボロスと適度な距離を
取り臨戦態勢へと…入る…アイオーン率いる
学徒達…。そこから少し離れた場所では…反
帝国政府組織群 銀狼の聖槍を構えるユフィ
アスタロスが…同じく…帝国政府を牛耳る…
三賢人の1角と…睨み合いをしていた……。
「…先ずは…小手調べと…参りましょう」
先手を取ったのは…アトスだった…。アトス
は…少し前のめりな体勢を取り…背中を隆起
させる…そして…アトスの背中に2対の黒翼
が…生え…それが…鈍い音をたて地に堕ちる
……。その切り離された黒翼は、地面で蠢き
人の形を成す…。
白髪に白い肌…そして…赤い瞳…2対の黒翼
が形を成したのは…一糸纏わぬ…2体の女児
……、ビュウボロスの錬金術が創った…人工
生命…戦闘に特化したホムンクルスだった。
人工生命を成すビュウボロスの錬金術は…、
最早…生命の生誕と謂う…奇跡を成していた
……。
「…遊んであげなさい…」
「おーう…」「怠い…」と…大型の得物を召喚
するホムンクルスは…斧と灘を装備した…。
(来る…!!)と…薄紫色の魔眼でホムンク
ルスの魔術回路を解析するアイオーン…。
(コイツ等…!?不死者じゃないか!?)
寿命は…あるが…通常の攻撃では、殺せない
不死者は…寿命が尽きるまで、殺せない!!
(…どう対処する!?)
一瞬の迷い…!それを狙い澄ましたかのよう
に…前衛を務める…アイオーンの脇を擦り抜
けていく…2体のホムンクルス…は…学徒達
の群れに突撃する!!2体のホムンクルスは
…ただ…疾走した…だけ…それだけで空気を
振動させる衝撃で…学徒達を吹き飛ばす!!
「あちらは…派手に…始まったようだな…」
少し離れた場所で…開始された戦闘を一瞥し
全ての魔術を停止させる…アンチマジックの
使い手…氷結の使者と…銀狼の聖槍を構える
ユフィ アスタロスは…絶えず魔術を無効化
する聖槍の能力を発動させていた。
氷結の使者と…反帝国政府組織群 銀狼の…
巫女見習い…ユフィ アスタロスに残された
攻撃手段は…肉弾戦のみである!!
「さて…こちらも…始めるとするか…?」
氷結の使者のアンチマジックと…聖槍に宿る
魔術の無効化の能力が…衝突し…、空気が…
共振し…低く唸りをあげる!!
決闘の合図は…なく…ユフィが…動く!!
「…ふっ!!」
一気に間合いを詰めた…ユフィは…、氷結の
使者の顔面に向けて…槍を射る!!
(早い…な…。しかし…それだけだ!!)
顔面への一撃を余裕で…躱し…槍の間合いの
内側には入った…氷結の使者は、ユフィに…
勢いよく…肩を衝突させる!!たった一撃で
ユフィを吹き飛ばす…氷結の使者…。彼は…
帝国総合格闘術を極め…帝国総合格闘術を…
暗殺拳として昇華させた…武芸の達人である
……。
「脆いな…。もう終わりか?」
「こんのおー…」
ユフィを煽る…氷結の使者…。氷結の使者が
勝利し、アトス 対 アイオーン率いる学徒
達に参戦すれば…アイオーン率いる学徒達の
魔術は…全て停止させられ…一同は…生身の
人間となり…いとも容易く…始末される…。
(それだけは…避けないと!!)
痛む…全身に鞭を打ち…槍を…杖…替わり…
にして、立ち上がる…ユフィ…。
帝国を牛耳る十二賢者の筆頭…三賢人の2角
…対…反帝国政府組織群 銀狼の学徒達…と
歌姫の騎士アイオーンの戦争は…始まった…
ばかりである…。




