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暁の少年  作者: 川里麗ニ
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第6話 暁の少年5

「…率直に言えば…初代の歌姫から続く血統

は…三代目の歌姫の悲愛劇で潰えています…


三代目の悲愛は…観衆劇で知られてますね…


三代目の歌姫は…当時の歌姫の騎士と…恋に

墜ちました…


しかし…時代が…自由な恋の邪魔になる!!


と…帝国を抜ける決断をする…2人でしたが

……直ぐ様…帝国の暗殺集団が…動きました

…追手が迫る中…騎士も応戦しますが…多勢

に無勢…。騎士の命が尽きようとした瞬間!


暗殺者のトドメの一撃から…騎士を護り…、

三代目は…命を散らしました。その後…生き

残った…騎士も…自刃しました…。


それから…ですね…ビュウボロスの一族が…

歌姫の秘事に関わるのは…


広く知られる…三代目の軌跡は…その死後…


辛うじて…母体に残った…三代目の歌姫の娘

を摘出し…


魔法の威により…歌姫の人工孵化に成功した

!!


と…ありますが…事実は…違います…我等…

ビュウボロスの一族が…三代目の墓を漁り…


三代目の遺体より…神の声を発声させる声帯

を…抜き取り…ビュウボロスの錬金術の人工

生命…人型のホムンクルスに、歌姫の声帯を

移植しました…


つまり…四代目の歌姫の頃より…歌姫とは…

ビュウボロスの…お人形さんなのです…」


それが…歌姫の秘事…つまり…神の声帯さえ

あれば…歌姫は量産できると謂う…奢り…。


「お人形さんを…護るより…秘事を知る者と

して…共に…十二賢者の座に就きませか??


貴方には…素養も…才能も存分にあります!


私と…共に…来て欲しいのです!オリン!」


「…断る!!ホムンクルスとは…言え…1つの

生命を軽んじる…ビュウボロスの一族には…

同意もしないし…共有もしない!!如何なる

時も…


俺は…歌姫の騎士だ!!」


甘い誘惑を…一刀で…断つ…アイオーンは…

決意を新たに…拳を握る…。


「例え…造られた存在だとしても…アイツは

アイツだ!


だから…


必ず!救う!!救ってみせる!!」


アトスの告白に…戸惑いを浮かべていた学徒

達だが…アイオーンの覚悟が…彼等の胸を打

つ…!!


「…何処まで…やれるか!分かんないけど!

やるよ!!」


「応…!!!」


と、動き出す…学徒達…。「…全く…」と呆れ

声のアトスは…臨戦態勢をとる…。


「氷結の使者…巫女見習い…は…任せます」


「…まぁ…そうなるな…全身魔術だらけの貴

様と…銀狼の聖槍は…相性が…悪い…」


氷結の使者 対 反帝国政府組織群 銀狼の

巫女見習い ユフィ アスタロス…と、十二

賢者…筆頭…三賢人の筆頭…アトス ビュウ

ボロス 対 アイオーン率いる学徒の構図が

自然と…出来上がる…。


(やるか…やられるじゃない!やるんだ!)


アイオーンは…己の心に…喝!を入れ直す…


啜り泣くマリアの嗚咽を背中に感じながら…

……。






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