第6話 暁の少年7
一拍の間を空け…、アイオーンが…動く!!
狙いは…戦闘用に特化した…2対のホムンク
ルス…!!
最大速力で戦場を駆け抜けその勢いを殺さず
2対のホムンクルスに肉薄するアイオーンは
2対のホムンクルスの1対のホムンクルスの
顎を打ち抜き…更に…もう1対の脳天に踵を
沈めた!!
アイオーンの拳と踵には…鈍い感触が…残る
…。不死者と…言えど…人型の生命体ならば
人体の急所は…通用する筈!と…踏んだが!
「…びっくり!!」
「遊ぼう♥♥✨」
と…何事もなかったかのように…立ち上がる
2対のホムンクルス!!
(痛覚も…急所も…存在しないのか!?)
アイオーンは…短く舌を打ち…2対のホムン
クルスを相手…取る!!
大型の戦斧と…巨大な灘の波状攻撃!一撃…
一撃が…大振りではあるが…確実に命を狩る
一撃である…。
「…この…ちびっ子は…俺が…食い止める!
お前達は…アトスを…」
言葉の全てを紡ぐ…瞬間!アトスを一瞥した
…アイオーンは…言葉を失う…!!
アトスは…石畳で整備された広場を隆起させ
ただの泥や土を黄金に変え…黄金の土石流を
精製していた!!
(何の代償もなく!黄金の精製!!人工生命
と…いい!!錬金術の極みだな!!!)
ビュウボロス製の2体の戦闘用ホムンクルス
を…あしらい…アイオーンは…再び…前衛へ
…。本来は…アイオーンの切り札の為の糧と
なる…筈の…精霊王を召喚し、アイオーンは
力の力場を発生させ…黄金の土石流から学徒
達を護る…。
(まずい!精霊王の召喚は…切り札の精製に
影響する!!どうする!?)
思考を回転させるアイオーン…。しかし…敵
は…待ってはくれない!!
土石流の第二波!!(また…か!)と…焦る
…アイオーンの前に立つ、学徒達の防衛隊は
大盾を構え…魔法による…力場を造り…黄金
の土石流を引き止める!!
「…アトスは…俺等が引き受ける!お前は…
あの…ちびっ子達を…頼む!!」
学徒達が…前衛に立つ!アイオーンは…それ
を見届け…戦闘用の2対のホムンクルスと…
向き合う…。
「あっ!強いヤツだ…」
「…また…遊べる♥♥✨」
不死者は…殺せない…ならば…完膚なきまで
徹底的に潰す!!
アイオーンは…身体強化の魔術を行使し…最
速で…2対のホムンクルスの間合いに入る。
大型の得物は…一撃…一撃が…驚異だが…超
重量な…ために…攻撃が…単調になりやすい
慣れてしまえば…パターンは…読める…。
戦闘用に特化した…2対のホムンクルの攻撃
を…躱し…アイオーンは…幾度となく…強烈
な…カウンターを喰らわせるが…2対のホム
ンクルスは…何事もなかったかのように迫り
くる…。
一方…氷結の使者に押される…ユフィは…最
早…風前の灯日である。氷結の使者の重たい
一撃…一撃を身体に刻む…ユフィは、立って
いるのが…やっとの状態である…。
劣勢に続く…劣勢…。削られ擦り減る学徒達
の戦意…。
(何か…打開策は!!)と…模索する…アイ
オーンの耳に遠くからの砲撃音が聞こえた。
(スラム街の方角!帝都の外からの砲撃!)
その砲撃が…合図だったかのように…反帝国
政府組織群 銀狼の本丸…帝国国内に潜伏し
ていた…銀狼の実働部隊が…動く…!!
銀狼の旗を凍てつく聖夜に…はためかせ…反
帝国政府組織群 銀狼の本丸が…戦場に到着
する!!




