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第3話 帝都動乱8
伝承の時代より続く…帝国の支配的な政治を
底支えしてきた…歌姫信仰…。その真価が問
われる舞台に立つ…歌姫の姿を瞳に捉える…
反帝国組織群…銀狼の巫女見習いである…ユ
フィ アスタロス は…不安気な表情で幕が
上がろうとす舞台の袖から…歌姫を見守る。
彼女は…歌姫の学友代表として、舞台の袖に
立つ事を許されていた…。
反帝国組織群…銀狼…は、帝国政府のように
歌姫の伝承を政府の中枢に置こうとはしてい
ない。銀狼の発足当初は、帝国と同様に歌姫
の伝承にあやかりたかった様子だが…少なく
とも、銀狼の本丸は…歌姫を1人の少女とし
て迎え入れる準備がある…。帝国政府同様に
銀狼は、奇跡に縋ろうとはしない…、自分達
の足で未来を掴み取る!と、謂う…理念の下
で…銀狼は、動いていた…。
しかし…ながら、時代の流れを受け、衰退す
る帝国政府は、歌姫に奇跡を願い…歌姫信仰
を再構築し、時代を伝承の時代へと逆行させ
ようとしていた…。自分達の足で未来を勝ち
取ろうとする…銀狼の行動理念とは…真逆の
政策を実行する帝国と銀狼の衝突は避けられ
ないのが…現実だった。
(…始まる…!!)
壮大なクラッシックの前奏に合わせ、幕が昇
ってゆく…。奇跡の再演を熱望する民衆の視
線を一身に受け、歌姫 マリア アンコール
は…伝承の時代より紡がれる歌を発声させた
……。




