005 命を運ぶと書いて運命
戦闘用麺切り包丁。形状からして強そうな包丁だが、戦闘用と付いていては更に強そうに感じてしまう。
しかし所詮は包丁。殺傷用のナイフとかそういうのじゃないんだから、そこまでは期待していなかった。大きな期待は、していなかったんだ。
『ネギ、ッポォ……』
『長ネギンバト、撃破。ボーナス込みで150UMP獲得』
「っしゃあ!!」
『チクワァン……』
『逆襲のちくわんこ、撃破。ボーナス込みで150UMP獲得』
軽い!! 硬い!! よく斬れる!!
しかもダンジョンから出土した武器だからって、ダンジョン管理コマンドでだいたい50UMPを支払うと修理してくれる。だいたいっていうのは、破損状態が酷ければ値上がりするからだ。ゆでたまコッコの爆弾でやられると、さすがに200UMP持っていかれる。
「今回は先にゆでたまコッコを倒したから、今ので終わりだな!」
『連続で5体以上のモンスターをボーナス込みで撃退したので、ボーナスチェストが出現しました』
「これよ~これこれ~!!」
そして俺は、ボーナス込みでの撃破を意地でも狙うようになった。このボーナスチェストが目的だからだ! 出るか出ないかわからないドロップアイテムに期待するより、確実に出現するボーナスチェストを優先するのは当たり前だ。それに、UMPもいっぱい溜まるからな。
ただ、命の危険を感じたら、きっぱりとボーナスは諦めることにしている。倒すのは雑作もなくなったが、油断をすれば大怪我……下手したら死にかねない。これだけは守ることにしている。命を最優先、ボーナス優先、周回速度は二の次だ。
「2枚目と3枚目は食券、4枚目は失敗したからなし……。さて、5枚目はなんだろうなぁ~!! じゃじゃ~ん!!」
ここまで、ぴったり8000UMP溜まった。消耗した分もあって、このポイントだ。
途中でモンスターガチャをすることも考えたが、調子に乗って囲まれて死んだなんてことになったら終わりだ。倒せるモンスターを厳選して5体、これで周回するのが一番良いと判断した。
『【戦闘用麺切り包丁+1】を獲得しました。以前入手したものよりも性能が良いようです』
「おお、同じ武器だ~!! こっちのほうが強いのか……。じゃあ、二刀流のスタイルでいくか! 性能が良い方を聞き手の右手に持つかな~」
おっしゃ、また同じ武器だ!! 本当は他の武器が出たほうが嬉しいんだろうけど、俺は二刀流のスタイルが合ってるからこれは嬉しいな~。予備でもう2本あってもいいよな~!!
「よし、もう1周いくか!!」
『はい。次のリセットで最終周になります』
「な~にをおっしゃいます~。オールリセットが残ってるじゃあないですか!! 残り2周だぜ!!」
『覚えておられましたか。しかし疲労も溜まっているでしょう、程々に』
「まあ、本気で疲れたらうどん食えばいいさ!!」
『…………覚えて、おられましたか』
よしよし、疲れたらうどんを食べような!! 残り2周をちゃっちゃと熟して、明日は会社に行って~……やるぞ~!!
「それじゃ、リセット!!」
『第2階層のリセットを発動。ダンジョンのランダム生成開始、ランダムな位置に転送されます』
◆◆◆◆◆
6周目と7周目、どっちもUMPを2100獲得して、ボーナスチェストも開封した。中身は小金貨交換券……これで、150万円分だ。
「レベル、6……か~」
『レベルアップ、おめでとうございます』
レベルは6に上がった。ステータスも軒並み上昇していて、結構強くなったと思う。でも、最上位の冒険者はまさにバケモノ……。俺なんかまだまだ、駆け出しの冒険者とどっこいぐらいだろう。
レベル上げは気長に考えよう。とりあえずうどんも食い終わったし、明日に備えて寝るだけ……。一応、もう1回ステータスを確認しておくか。
◆◆ステータス◆◆
【名前】稲庭 犬人
【レベル】6 【性別】男性
【職業】かけ出汁うどんマイスター
【EXP】4/120 【MP】26/26
【STR】9+2 【VIT】9+2
【AGI】10+3 【TEC】10+4
【MAG】6 【MND】7
【ダンジョンマスター】
・うどんジョン
┣UMP:12100
┗全2階層
【ユニークスキル】
・うどんマスタリー
・ダンジョン管理
┣3階層拡張【4000pt】
┣モンスターガチャ【500pt】
┗クルーガチャ【1度のみ:10000pt】
【スキル】
・武器投擲:レベル1
・剣術:レベル1
◆◆◆◆◆
ん……? んっ、クルーガチャってなんだ? レベル5の時はなかったから、レベル6になった時か? 1度しか出来なくて、1万UMPも使うのか……ほとんど使っちゃうけど、どういうものなんだ?
「なあ、ナビちゃん。クルーガチャってのが増えてるけど、これは?」
『うどんジョンの管理を手伝わせるクルーを募集出来ます。次に募集出来るレベルはだいぶ先になりますので、注意してください』
「…………いや、もうちょっと詳しく」
いやいや、その説明で『へえ~そうなんだ。じゃあやるか~』とはならんのよ。クルーって……? 管理を手伝わせる? どこからそんな人材を? かなり問題があるように聞こえるんですが!?
『稲庭犬人様に害をなす可能性がない、全く問題がないクルーを召喚するということです』
「そんな都合の良い人がいるわけないでしょ!!」
『おります。問題ありません』
「いやいやいやいや……」
そんな都合の良い人が居るわけ……。い、居るの? 本当に……?
まあ確かにね? このダンジョンを今後も攻略したいってなると、1人では心細いんだよな……。ナビちゃんは俺の疑問に答えてくれることが多いけど、日常会話とかはほとんどしてくれない。冗談が通じたり、怒ったりすることもあるけど、いつも居てくれるわけじゃない……。
それに、モンスターが多数居るのに、俺だけソロってのはちょっとフェアじゃない!! 俺も、仲間が欲しいっちゃ欲しい。でも……本当に居るのか? そんな、問題ない人物。
「あのさ、俺が駄目だと思ったら、キャンセルも出来るんだよな?」
『可能です。クルーですので、貴方の利益になるような存在であることは間違いありません』
よし、キャンセル可能なら……。どうせ1日で溜まるポイントだ、やっちゃえ!! 利益にもなるんだろ? 良いじゃん良いじゃん!!
「じゃあ、やる!!」
『では、クルールーレットをスタートします』
は? クルールーレット……? ガ、ガチャなのに??
『まず人種を決定します。でれれれれれれ~』
「じ、人種!? そこから運要素あるわけ!? ああ、なんかデンマーク人とかカナダ人とか、アメリカ人とか色々書いてある……」
『はい。まずは人権に配慮し、人権が適用される存在は除外されます』
「はああああああああああ!? ほとんど除外されてんじゃん!!」
おっまえぇえ……!! それってもう、なんか宇宙人とかそういうのしか出てこないだろ!! ば、バカがよぉ!!
『でれれれれれ~……はい、決定しました。森の守り人です』
「ももも、森の……? なんて?」
『次に年齢ルーレット、スタート。でれれれれれれ~てん。はい、115歳に決定しました』
「ひゃ……!?」
ヨボヨボのお爺ちゃんかお婆ちゃんしか居ねえだろうが、そんなギネス記録級の老人、クルーに出来るわけないでしょうが!!
『最後に性別ルーレット、スタート。あ、森の守り人の115歳は、女性しか存在しませんね。はい、女性に決定です』
「お婆ちゃんがよぉ!! キャンセ――」
『こちらの女性になります。お写真を表示致します』
あ……。す、すんご~い美人……。あれ? 15歳と間違えてます? いや115歳だわ……。そもそも人権が適用されない、森の守り人ってどういうこと?
『では、こちらの女性の現在の様子を中継致します』
「あーはいはい、でもさ、お風呂の最中とかだったら困るよ~?」
『――――どうにも、出来ない……。私、このまま、ここで死ぬのね…………』
こ、これ……。さっきの写真に写ってた森、だよな……?
燃えてる……。何もかも……。何もかも、燃えて……真っ赤に……。
『キャンセルなさいますか?』
「え、いや、ちょ……」
『キャンセルなさる場合、こちらの女性はこの森と共に焼け死ぬでしょう』
「てんめぇ……!!」
ナビちゃん、やったな? ルーレットだとかガチャだとか言って、俺が絶対に断れないであろう相手をサーチして、紹介してきやがったな? そうじゃなきゃこんな言い方はしない。まるで、俺が断れば俺が原因でこの人が死ぬなんて言い方は。きったねえ……くそっ、断れるはずねえだろ、こんな映像見せられて……!!
『キャンセルなさる場合、再度ルーレットを……』
「この人でいい。どうするんだ? どうするんだよ、この火の海からどうやって……!!」
『…………では、クルーはこちらの女性に決定致します。クルーをこの場に強制転移させます……転移、開始』
だぁあああ~!! 断れなかった!! 見殺しになんて出来ねえよ、火の海の中でひとりぼっち、私死ぬのね……なんて絶望してる美人をよぉ~!!
『クルーにボーナスとして、異世界言語、異世界知識が付与されました。こちらの世界のある程度の知識を付与し、日常会話に何ら支障がないレベルの言語能力が与えられました。代償として、レベルは1に減少しています。転移完了』
「はっ……!?」
「へっ……?」
どうしよう、急にさっきの美人さん、現れちゃった……。は、ははっ……。というか、異世界!? やっぱりこの人、異世界の人かよ!!
「……だ、大丈夫、か?」
「大丈夫って……。わ、私、メルダの森に……ここ、どこ……? あんた、誰!?」
こういう時は、俺が落ち着かないと!! お互いにパニックを起こすのが一番良くないんだから、冷静に……まずは、自己紹介だ。怪しい者ではありませんよ~ってことを証明しないと!!
「お、俺は、稲庭犬人!! 稲庭が家名みたいなもんで、犬人が名前だ」
「…………メルダの森の守り人、メリューシカよ。もっとも、森は帝国に焼かれて、森の民は……全滅してしまったけど……」
おお、落ち着いてくれた。やっぱり年齢が年齢だもんな、落ち着きがあるよな……。115歳だし!
「お、俺はえっと、一応その、異世界人ってやつか……な? 君から見れば……。普通の人間、26歳だ!」
「異世界……私の世界にこんな場所は存在しないし、最近世界中のマナが不安定で空間転移が起きてるって話だってあったし……巻き込まれた、ということかしら」
『ダンジョンマスターの稲庭犬人様が、貴方を救いたいと願ったためにここへ呼び出されました』
「だ、誰!? どこに居るの!?」
ええ~……ナビちゃんの声、聞こえるんだぁ……。あれ、じゃあ他の人にもナビちゃんの声って聞こえるのか? メッチャ警戒しちゃったじゃん、なにしてくれんの。
「それに貴方、ダンジョンマスター……!?」
『このダンジョンの管理をサポートしている、ナビと申します。クルーとして選ばれた貴方にも、私の声が届くのは当たり前のこと。是非、ナビちゃんとお呼びください』
「ナビちゃん……クルー……? うう、知らない知識のはずなのに、なんとなく理解出来ちゃう……。この世界に飛ばされた時、体中の力がごっそりと失われて、その代わりに結構な知識を与えられた気がするわ……」
凄いな、そこまでわかっちゃうのか115歳。さすが経験の差だな115歳。メリューシカさん、かぁ……。115歳とは思えない若々しさだぁ……。
「な、なによ」
「いや、115歳の割りには若いな~と思って」
「当たり前でしょ!? 成人したばっかりなのよ、こっちは!! あ、でも、人間的には凄くお婆ちゃんって年齢、なのね? ごめんなさい、怒ったりして」
「あ! いや、レディの年齢の話なんてそんな、申し訳ない!!」
「レ、レディって……。お、お婆ちゃんよ……?」
「いやいや、うら若きレディです、はい!! 凄くその、はい、綺麗で……ははっ……!!」
これは本心なんです、嘘じゃないんです!! というか115歳で成人したばっかりって、凄い人種だなぁ森の守り人はよぉ~!!
「あっ……」
「おっとっと!? おい、大丈夫か?」
「ちょっと、気が抜けたら、力が……」
そうだよな……。さっき、帝国に森を焼かれて、森の民もって言ってたもんな……。気が抜けたら、一気に疲労が……。ん? 疲労……疲労!! そうだ!!
『え、このタイミングで? 注文を? まあ、はい……100UMPを消費しました。スタンダードうどん、お待ちどうさまです』
「とりあえず、これ食ってくれ。毒はないから、な? 疲労も飛ぶし、美味いから!!」
「…………なんで、私なんかに、こんな」
「なんだろうなぁ~……!! もう、あれだその~……運命だ!! そう、運命!! そういう運命だったと思ってさ、前向きにいこう。もう取り返しが付かないんだ、色々と。前向きに生きていくしかないって!」
やべえ、女の子と喋ったこととか全然ないから、バカみたいなことしか言えねえ……。こんなので、はいそうですかってなるなら、誰も苦労しないって……。
「前向きに……。うん……せっかくのあなたの好意、無駄にしたくない。なんだかちょっと、綺麗過ぎる食べ物で怖いけど……食べるわ」
「あ、箸の使い方とかって……」
「大丈夫、使ったことがないけど、知識として植え付けられたみたい。問題ないわ! そうね、食べる前って……いただきますって、言うのよね?」
「あ、うん……! 召し上がれ!」
かなり前向きだ……さすが115歳……落ち着いたレディ……成人したばっかりだから、本当は精神年齢的には俺より下なのかもしれないけど。やっぱり過酷な世界で生きてた住人だからかな、こういう時の肝の座り方が違うよね。
「ん……んっ!? 美味しい!! 美味しいわ、これ!!」
「うどんって言うんだ。これはまあ、うどんとつゆだけの、超簡単でスタンダードなやつだけどさ。本当はもっとこう、色々と具とか乗せたり、色々アレンジして食べるんだ」
「私、この優しい味がとっても好き!! うどん、うどん……。美味しい……美味しい……っ……うっ……! 姉さん……っ!! お母さん……!!」
あ~……。ホッとしたら今度は泣き出したか……。無理もないよな、みんな死んじゃったって言ってたし、家族も……。葬儀を上げる間もなく、俺に呼び出されて、だもんな。
「世界は違っても、家族を想う気持ちは届くと想う。メリューシカさんが忘れない限り、本当の意味での死は訪れない。誰かに覚えていて偲んで貰える限り、その人はあの世で全ての罪を赦され、次の輪廻へと旅立てる。俺達の世界の、とある宗教ではそういう考え方もあるんだ」
「うっ……うっ……!! 私達に、なんの罪があったって言うの……っ!!」
「わからない。ただ……森を焼いてまで、そこに居る人達を皆殺しにするなんて、そんなの異常だ。メリューシカさんとは少し会話をしただけだから、本当のメリューシカさんのことまではわからないけれど……。いきなり暴力を振るったり、奪おうとしたりする人じゃないのは確かだ。良い人なんだと思う。それはきっと、メリューシカさんの周りに居た人達もそうだったんだろうなって、そう思う」
何を言いたいのか、自分でも良くわかんないし、何を言ってるのかもわかんないけど……。メリューシカさんには、寄り添ってくれる人が必要なんだってことだけはわかる。だから、俺なんかで良ければ……出来る限りのことをしてあげたい。
「ナビちゃん、1階層に戻りたい」
『はい。1階層に転移します』
「きゃっ!?」
はいはい、2階層じゃ安心して寝られる場所もないですからね~。まあ汚い我が家ですけど、あそこよりは全然良いと思いますんでね。
「ここ、俺の家。靴は、自分で脱げる?」
「……脱げるわ」
「安心出来る場所のほうが良いかなって……あ、風呂……あるよ?」
「お、お風呂……!? 貴方、人間界では貴族様だったり……?」
「ああ、そこまでの知識はないのか。本当に日常生活で困らない程度って感じなのかな~……。この国ではね、全員お風呂持ちの家に住んでるんだよ」
「そう、なのね。凄いわ……でも、使い方が……」
は……? なんで? そこは日常生活で困るだろ!? なんで風呂の使い方を知らないのよ!?
「な、なんで? 風呂って日常生活に必要な知識として……」
『彼女の住む森では水浴びが普通の手段でした。お風呂は日常生活に含まれていません』
「…………あなたなら、その、一緒でも、良いわ」
「いやいやいやいや!! 男はみんな狼なの!! いや俺、名前が犬だけど……でも、内なる狼を秘めてるの!! 出会ったばっかりの男女がお風呂でなんて、そんなのいけません!! 不健全です!!」
「じゃ、じゃあ!! つ、使い方を、教えてくれる!?」
『――――これは貴方だけへの秘匿メッセージです。彼女は貴方に結構惚れています。一目惚れです』
はぁああああああああああ!? 勝手に召喚して、うどん食わせて、ちょっと慰めただけだよ!? そんなんで、あ……。ああ……。害を及ぼすような人物じゃないって、クルーなんだから俺の利益になるような人物って……。は、はは……。
『きゅんきゅんしております』
「つ、使い方だけ!! 教えます、から!!」
『っち、腑抜け……据え膳を食わぬとは……』
くっそ、うっぜえええこのナビ……!! なんだこいつ、なんなんだこいつ……。
「あ、き、着替え……。すすだらけだし、ボロボロだし……」
『ダンジョン管理の機能で呼び出した存在ですので、UMPを支払えば存在も装備も修復可能で~す……。っち……』
「お、俺が直しておくよ!!」
「ええ!? な、直す……!?」
明らかに不服そうにしやがって、バカが……!! 出会ってその日、しかもものの数十分でそんな関係になるわけないでしょうが!!
とりあえずメリューシカさんにお風呂の使い方と、お湯を無駄遣いしないようにって教えて、シャンプーとかリンスの使い方も……。あと、衣類と装備は全部修理して綺麗にしておいた……。500UMPも持っていかれたけど……。いやはや、驚いたねぇ……。
「――――髪、乾かそっか。これはドライヤーって言って」
それより驚いたのは……。
「大丈夫よ! 私、魔法で乾かすの得意だから! ドライ!!」
「え、えっ……!?」
メリューシカさん、魔法が使えるってことだわ。指パッチンいっぱつで、髪がほわ~って乾いてやんの!! うおー俺もそれ、俺もそれ使いてえ!! 今夜は寝かせないぞ、教えて!! メリューシカちゃん!!
「――――そ、それじゃ、おやすみ……」
「おやすみなさい、ケント。でも本当に、私がこちらの布団を使って良いの……?」
「大丈夫大丈夫!! 俺、ソファーでぶっ倒れてること多いから!! は、はは!!」
なんて言えるはずなく、そのまま何事もなく、おやすみするのでしたとさ……。
『…………っち』
うるさいよ、ナビちゃん。そういう展開はないから。




