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冀求する心臓 / 卍巴

ききゅうするしんぞう / まんじどもえ

◆冀求する心臓


僕が望んだんだ

生きたいって生まれたいって

この世に落ちる前に


僕が求めたんだ

呼吸をする為に愛される為に

瞼を開いた時に


空は空色、って何色?

僕の眼が捉えた奇跡よ

鼓動はどんなリズムを刻むの

君から伝わってきた奇跡よ


僕の底に手を伸ばして掴み取ってはくれないか

今の僕の意識だけでは生きる事だけで精一杯なんだよ


乾いた皮膚よどうした、

まだ血を巡らせろ

悴んだ感覚に鼓動を刻み込め

震えた心よどうした、

震えるなら

誰かの為に、大切な人の為に


君は何処なの、って濡らす

閉じた眼が捉えた奇跡よ

孤独はどんなメロディを奏でるの

君を失ってわかった痛みよ


君の底に手を伸ばして掴み取ってやるよ

だからいかないで、だから届かない所まで沈まないで


渇いた喉よどうした、

まだ声を張れよ

あの人は届かないと知ってても信じたろう

震えた命よどうした、

震えるなら

君の為に、君だけの為に


約束するよ、どんな僕も変えてみせる

どんな君も救ってみせる


僕が望んだんだ

生きたいって君と生きたいって

この世に落ちる前に


僕が求めたんだ

呼吸をする為に君を愛する為に

瞼を開いた時に。



◆卍巴


存在を否定しました

そしたら君が僕を見て泣きました

それが嫌ですぐに

「嘘だよ」と嘘をつきました

彷徨って沈めたらいいのに


妄想を現実にしました

そしたら君が消えていなくなりました

そんなの想ってないよ

「嘘だよ」と泣きました

けどそんな嘆き意味無いくらいに僕の妄想は残酷だった


やめろよ、僕が逝くから

斬った痕を舐めてまた嘘をついた

醒めろよ、眼を開くから

他人事みたいに神様の振りをした


飾って出した痛みではないのに

努力した振りなんてもうやめてしまえたら

拭った涙も糧に出来るのだろうか

この青い青い僕の心臓を貫く君という面影よ


瞼を瞑りました

そしたら君が見えなくなったよ

それが嫌ですぐに開いたと思った瞼はまだ閉じていた

空を覆って沈めたらいいのに


考えて出した答えではないのに

わかった振りなんてもうやめてしまえたら

笑った顔を思い出すのが苦痛じゃなくなるかな

この青い青い僕の瞼を貫く君という面影よ


やめろよ、僕がいるから

見えた掌に血が滲む、頼りない真実

醒めろよ、眼は開いてる

また他人事みたいに神様の振りをした。




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