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好きを知りたい

【色々知りたい】

呼ばれたとき、ちょっと席順で揉めた。

結局、鈴達が別れた分、レーンの近く。

茜さんの主張で、私と向い合せで真ん中。

通路側には、鈴のお兄さんと和馬さん。

無事に席に着いたところで、茜さん。

「花音ちゃん、いろいろ聞きたいよね?」

茜さん、何か企んでそう。

「食べた量で勝負。

負けたペアが恥ずかしい秘密暴露するのはどう?」

直人さん、大食い大会じゃないんだから。

「妊婦さんに無理させちゃダメだろ」

と和馬さんが即座に反対。

「その分、晃が頑張れば良いんだよ」

直人さん、もうすでに数皿確保している。

ある意味、レーンに近いから有利?

私は食べる方だけど、鈴はあまり食べないからなあ。

「女の子の前でそれはないわ。別ので」

茜さん私と鈴に同意を求めているから、頷いて返す。

「じゃあ何にする?」

直人さん、首を傾げて考えている。

「鈴ちゃんと花音が居るから、わかりやすいやつ」

とは、和馬さん。

周ってきたタブレットを私に差し出してくれる。

「ペアの女の子からの質問に答えるのはどうだ?

答える俺らが詰まったら負け」

とは、鈴のお兄さん。

「じゃあ、一番負けたやつが恥ずかしい秘密。

二番目に負けたやつが奢りで」

言いながら直人さん、更に追加を取っている。

タブレットを鈴に回す。

「それで決まり?」

茜さんの確認に全員で頷く。

難しい質問じゃなければいいってことよね。

聞きたいこと、何にしよう。


【質問タイム】

「順番だけど、私、鈴ちゃん、花音ちゃんでいい?」

その方が前を参考に出来るので、私も聞きやすい。

鈴も問題無さげ。

「じゃあ私からね。晃の好きな食べ物は?」

ちょっと考える鈴のお兄さん。

「ハンバーグか?いや、唐揚げも捨てがたい」

これは詰まった?いやどっちも正解?

「晃、次から2択は無しね」

茜さん容赦がない。

次、鈴の番。

「じゃあ、同じく好きな食べ物教えて」

考える直人さん。

でも、手は追加のお皿を取っている。

「オムレツかなあ」

次私の番。

色々考えたけど、シンプルに。

「じゃあ、私も同じく好きな食べ物教えて」

私の顔を見て、ちょっと止まる和馬さん。

「花音の作った鳥の照り焼き」

え?そこで、それ、言う?

「花音。顔、真っ赤」

鈴の指摘に、周りの空気が生暖かいんだけど。

和馬さんは平然とお寿司を食べている。

茜さん、私の前で悪い顔をしている。

「よし、じゃあ好きな運動は?」

鈴のお兄さんが、上をみて考える。

「ランニングか?」

茜さんが頷いているので合っているらしい。

「私も、好きな運動」

と、鈴も続く。

「ボルダリング。最近鈴が一緒に来てくれるし」

鈴も頷いている。

確かに私も一度誘われた記憶はある。

興味なかったから行かなかったけど。

でも、和馬さんどんな運動するんだろう。

「私も好きな運動教えて」

これは、純粋な興味から。

「水泳って言えるほど本格的では無いけど。

泳ぎには行く」

泳ぐとは?

夏にプールとかあるけど。

そんな場所あった?

「温水プール」

直人さんの声。

「そういえば、温水プールがあったなあ」

と、鈴のお兄さん。

温水プールなら1年中泳げるか。

「花音、チャンス!!」

いきなり鈴。

「花音、泳げないから、泳げるようになりたいって」

いや、和馬さんの前で堂々と言わないで。

「鈴。恥ずかしいからやめて!」

親指立てている場合じゃない!

「鈴。ゲームとして終わった。

花音ちゃんの恥ずかしい秘密暴露してどうする」

あちゃー。とした顔の直人さん。

「苦手なものは仕方ないよ。

気合いでどうこうなるもんじゃ無いし」

と、和馬さんはフォローしてくれるけど。

茜さん、作戦成功みたいな顔しないで。

集まるみんなの視線。

「克服出来るならしたいよ」

和馬さんとなら、出来る気がしないでもない。

和馬さんちょっと心配そうに見ているけど。

人魚姫に負けたくない。

「じゃあ、勝負持ち越しって事で、水泳で勝負!」

と、直人さん。

「流石に、プールは無理だ」

と鈴のお兄さん。

隣の茜さんもお腹を撫でながら頷いている。

直人さんが、早速計画を和馬さんと立て始めている。

隣で鈴が耳元で。

「デザート何にする?」

あ、今はデザートの方が大事かも。


【支払い方法】

お会計の頃になると。

目の前には、お皿と器の山。

家族で来た時にも見たことないほどの量。

確かに、4人と6人の差はある。

よくこのテーブルに載っているなと見ていると。

「ここの支払いは、じゃんけんで決めよう」

直人さんが言い出し、鈴のお兄さん頷くのみ。

「了解」

和馬さん、ニコニコしながら伝票を持っている。

ん?どう言うこと?

茜さんをチラリと見る。

茜さん、唇に人差し指を当てている。

見守れってことね。

じゃんけんする3人。

和馬さんはグー。

直人さんと晃さんは、パー。

結局、和馬さんが支払いをしている。

隣でこそっと茜さんが私に耳打ち。

「和馬くん、こういう時のじゃんけんに弱いの。

噂では、わざと負けている説。

だって、グーしか出さないのよ?」

この前、和馬さんに聞いたけど。

仕事で2人に頼ることも良くあるらしい。

たまにご飯くらいは奢りたいみたいで。

これは、和馬さんらしいやり方かも。

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