設定資料【キャラ設定⑤】
◆蘭
名前:稲垣 蘭 (いながき らん)
年齢:30代
立場:在宅データアナリスト
担当:稲垣の管理・サポート、および山崎の「アウトプット特訓」担当
■外見
知性的で落ち着いた雰囲気を纏う女性。
黒髪のミディアムショートで、片耳だけ髪を耳の後にかけている。メガネを付けている。
在宅ワークが主だが、身だしなみには一切の妥協がなく、凛とした印象を与える。 眼鏡の奥の瞳は、夫である稲垣同様に鋭い観察眼を秘めているが、その眼差しは常に論理的で冷静。 淡々とした口調と冷静な立ち居振る舞いは、野性味溢れる夫とは対照的な「静かなる洗練」を感じさせる。
自分で無表情な事を理解し、稲垣からの「無愛想」という言葉も気にしている為、大事な場面では意識して笑顔を作る。
“笑顔”と明確に書かれている所は、だいたい意識的に笑顔を作っている。
微笑み以下が素の表情。
●概要
稲垣の妻であり、彼が唯一「隠し事ができず、頭の上がらない」存在。
膨大な情報を論理的・構造的に整理するプロフェッショナルであり、直感で動く稲垣の活動を裏側から完璧にデータで支えている。
研究以外にはなかなか興味を示さない稲垣の部屋は、彼女の手によって整理されており、隠し事は許されない。
夫婦間の絶対的な信頼に基づき、稲垣の仕事内容や「禍津鰐」に関する極秘情報もすべて把握している。
彼女の定めた『夕食時の近況報告』ルールは、稲垣からして、国からのかん口令よりも優先されるルール。
普通来客に適応される事はないのだが、山崎と初めて話した際、考えを人に言葉にして伝えるのが苦手なのだろうと察し、瞬時に夫の意図を汲んだ。
淡々とした喋り方と冷静な眼差しから感情の起伏に乏しいように感じるが、内面は意外と人間味に溢れている。
第19.5話の小型艇の上で稲垣が死を覚悟した時の回想で思い浮かべていた描写の人物は、蘭。
●山崎に対するスタンス
夫、稲垣が自分の手で山崎を育てたいというのは、近況報告から想定している。
その上で、近況報告であがっていた鳥居教授の人物像と能力は、山崎を預かる前から始まっている"桃"製作のオンライン会議と稲垣からの報告で把握して解析済み。それを踏まえて2人に山崎を育てさせる事で、夫の意図を最大限に実現しようと、定時のオンライン会議の場と教授来訪の機会を設定した。
山崎と初めて会った時点で、夕食時の近況報告を山崎の成長の為に利用しようとした夫の意図は理解しており、稲垣家で夕食を食べる者のルールだと説明している。
第三者の視点から夫の事が報告に上がる事を、冷静な態度の奥で楽しみにしている。
●他者からの印象
猛獣使い(飼育員)
●命名の由来
カバラン 「蘭」(Kavalan Lan) ウイスキー造りには不向きとされた、長期熟成に向かない亜熱帯地方の台湾において、徹底したデータ分析と科学的アプローチによって、長期熟成に向かないという短所を、短期熟成で世界最高峰の品質へと「熟成」させた蒸留所・カバラン。
その中でも特別な意味を持つ「蘭」の名を冠したウイスキー。
ジャパニーズ・ウイスキーの命名ルールから外れた「外来のプレミアム銘柄」であることは、彼女が組織や既成概念に囚われず、独自の論理で山崎や稲垣を導く「規格外の賢者」であることを示唆している。
12日という短い期間で山崎を熟成させる。
また、カバランの【マスターブレンダー】だったイアン・チャン氏は、現在日本の小諸蒸留所の【マスターブレンダー】として、長期熟成に挑戦中。
漢字は「張 郁嵐」で、嵐は「らん」とも読めると、ややこじつけで関連づけている。
◆女性秘書
名前:竹鶴 碧
年齢:24歳
立場:竹鶴議長の秘書、議長の娘
担当:AIを活用して議事録作成。(会議以外の時は、AIを活用したデータ分析専門)
◾️外見
黒髪のストレートロング。1.5章で再登場時は、父を通してオンライン会議で話した蘭の影響を受け、片耳だけ出している。蘭のインパクトが強く、目は悪くはないが、ブルーライトやUVをカットする伊達メガネも検討中。
清楚な雰囲気かつ、スーツが似合う、出来る女性の風貌。
会議では淡々とした雰囲気を出しているが、普段はオタク。それを隠す為に、碧が思う“出来る女性”の理想像の仮面を被っている。
⚫︎概要
1章の政府会議でAIを使用して議事録を作成していた、竹鶴議長の女性秘書。
議長の実の娘であり、母親の旧姓は鳥井(教授とは血の繋がりはなく、他人)。
稲垣と議長を経由して、蘭から山崎の師匠になるように依頼した。
1章の時のように会議の議事録を依頼される事も多いが、メインはデータの分析。
山崎は個人の趣味レベルではAIを使いこなしているが、若くして、官僚である父の参謀レベルで実戦で使えるスキルを持っている。
オンラインでの山崎の講義に自分の趣味が反映された部屋は映せないが、背景で隠さず、官僚然とした父の部屋を借りて擬態する。
2回目の講義を行なった際には父の部屋が借りられず、壁紙で誤魔化した。
だが、父の乱入で光の照度が変わった関係で、一瞬壁紙が乱れて部屋が映り、パニックで素を出してしまう。
⚫︎山崎に対するスタンス
政府会議では、面白い意見を言う、頼りない男の子という印象。
頼まれたから教えるというスタンス。
稲垣のPCからのオンライン会議で初めて話した、理想の”出来る女“像に近い蘭から頼まれた事と、父である議長からも頼まれた為、やるならちゃんと教えるという決意で教えた。
指導の様子を書くと山崎の成長の話ではなく、AIの講義だけで複数話使ってしまう為、オンラインでの指導はダイジェストで描写。
頼まれたけど、やるからには…ぐらいのスタンスだったが、一度目の講義の終わりには、もう一段階先まで教える気になり、自ら次の講義を設定する程度には弟子という感覚が芽生える。
⚫︎命名の由来
サントリー「ワールドブレンデッドウイスキー碧Ao」
AIを使用したデータの統合を役割として与えられた彼女は、世界5大ウイスキーのブレンドとなる「碧Ao」の名前を採用。
竹鶴の苗字だが、サントリーのウイスキーの名前を持たせる為に、母親の旧姓を鳥井にした、ちょっと要素を持たせ過ぎたキャラ。
最近ブレンドが変わったようなので、キャラに二面性を持たせた。
※※命名の裏ルール※※
1章で出した命名ルール以外に存在する裏ルール。
苗字が直接ウイスキーではないキャラは、山崎の師匠ポジション。
特に、
【サントリー】【ブレンダー】に関わるネーミングのキャラは、関係が深い直接の師匠ポジション。
ノンエイジの山崎を熟成させていく物語というコンセプトの為、上の二つの要素を持つ名前を与えられたキャラは重要な師匠ポジション。
サントリーの初代【マスターブレンダー】である鳥井の名前を冠する教授は、全体に関わりながら山崎の熟成の方向を決めるキャラ。
サントリーのチーフブレンダーの苗字を持ち、短期熟成のカバランを下の名前に持つ蘭は、短期での成長を加速させるキャラ。
山崎蒸留所の初代工場長であり、ニッカの初代【マスターブレンダー】の竹鶴の苗字であり、鳥井の血も入る碧は、山崎の元々の得意分野を伸ばすキャラ。
議長の竹鶴ではなく、碧が師匠ポジション。
逆に、直接ウイスキーの名ではないが、【ブレンダー】キャラではない白井は、影響は与え、アドバイスもするが、師匠とは言えないぐらいの立ち位置。
長期熟成ボトルが存在するウイスキーの名前を持つキャラは作中で成長する。
長期熟成ボトルが存在しないキャラやウイスキー名でないキャラは、登場時から完成されている。




