第114話 村がぁ
ソウヤは寝る前にガールバに聞きたいことを聞こうとしていた。
「ガールバ、起きてるか?」
「起きてるがなんだ?」
「ふと思ったんだが、なんで俺らのことを襲ったんだ?」
そう、冒険者同士戦う必要がない。何かの敵とかならまだわかるのだが、ソウヤたちはそんなあくどいことはしていないはず。ならなんだかほかに理由があるはず。
「あぁ、そのことか。それは俺らのリーダーがな、強い力を感じ取ったとからそいつと戦いに行こうとか言い始めたからだ。そのけっかこんな感じになったけどな。」
「全く、戦闘狂かよ。まぁ、なんだか納得できたわ。」
ソウヤは納得できたようで改めて寝ようとしたら。
「そういえば、ソウヤ。お前はクレテリアと戦ってるとき本気を出してなかったように見えるがどうなんだ。」
「あぁ、それは誤解だ。いつも俺は本気だが奥の手を出してないだけ。まぁ、奥手なんて本当の命の奪い合いのときにしか使わないがな。」
「ふっ、そうか。まぁ、お前らと命の奪い合いをしたくはないな。じゃぁ、寝るか。」
そうして、この日は終わりを告げた。
朝起きて朝ご飯を食べてそれぞれのパーティーが支度をしていた。
「また会えたら、また戦ってくれるかなソウヤ。私は今回よりも強くなるからな。」
「いいぞ。俺もさらに強くなるからな。」
各リーダーが固い握手をしそれぞれの目的地へと向かった。
「なんだかんだで、いい人たちだったね。」
「そうじゃな、あの男を次は一人で倒せるようにならんとじゃな。」
「そういえば、あの戦いのときずっとガル寝てたよね。」
「本当に面目ない。」
「まぁ、最近よく寝てるよね~」
「確かにな。よく俺の膝の上で寝てるよな。」
ソウヤたちは、ワイワイガヤガヤと目的地までの道中楽しく移動していた。
「そういえば、この方角を行くとどの国につくの?」
「このままいけば、村二つほど経由して雪の国ともいわれているスリニアにつくね。」
ベルメスがビクンと反応した。
「いや~そこに行くのか~じゃぁあれにあいさつしないとな~」
ふっふっふと不気味な笑い方をベルメスがしていた。
「怖いよベルメス。」
「そうだ、ベルメス何がいるんだ?これから行く国に?」
ガルがベルメスに突っ込みを入れたのだがベルメスは、問いに答えもせずまだ不気味な笑い方をしていた。
「おい、外見てみろ。雪が降ってるぞ。」
ソウヤは外を見ながらそういうとみんな窓のほうに集まった。空から雪が降ってきて、地面に積もる。馬車も車輪の回る音がザクザクザクと新雪を気持ちよく踏む音に変わっていた。
「これはあれだな、雪の魔獣が出るんだろうな。」
「そうだよ、ソウヤ。ほら、野生のアイスゴーレム。あれは、B~Cランク行けば倒せるんじゃないかな。」
「見てください、スノーシャークがマンモンを捕食してますよ。」
「弱肉強食なんだな。」
ほのぼのとソウヤたちは外の景色を眺めていると馬車が止まった。
「お、村についたかな。こういうところにもギルドがあるからなクエストでも受けようか。」
「賛成!クエストって楽しいもんね。」
「そうだな。最近寝てばかりだったからな。体を動かさないとな。」
ソウヤたちが馬車から降りると村はボロボロになっていて、所々煙を上げていた。
「ここも弱肉強食なんじゃな。」
「不謹慎だぞって言いたいところだが俺もそれ思った。いや、こんな話してる暇はねぇ、生存者の捜索をするぞ!!!」
ソウヤたちは、ボロボロになった村の中にはいって行った。村の仲は見るも無残な惨状だった。背中に県がさっさた状態でしんでいる村人や上半身どこに行ったのかがわからない死体が転がっている。
「くそ、生存者はいないのか。」
ソウヤは、地面を蹴り飛ばした。
「くそ!!誰だ!こんなことをするくそ野郎どもは!!」
ソウヤは怒りに包まれたが、すぐに冷静を取り戻した。
「この人たちを追悼してやらなければ。」
ソウヤは、ヴィルナたちと協力して死体を集め燃やした。
「これはだれの仕業なのでしょうか。」
「分からん。」
「これは、一方的な虐殺だったのはわかるよ。犯人の死体が一個もない。」
そうだ、犯人と思われるやつの死体がないことからそういうことがわかる。手掛かりはなんかないのか。
「そういえば、なにかで切り裂かれたような跡があった気がするぞ。」
「ということは、このあたりにいる魔獣の仕業なのじゃろうか?」
とりあえず、次の目標はこれをやったくそな魔獣を殲滅することだな。




