第113話 ソウヤの謎
「うぅ、はっ!!」
女は起きた。見慣れない布製天井に周りには仲間がいる。あとなんだか見慣れないやつもいる。何があったのだろうか。
「姉さん起きたんすね!大丈夫ですか!?」
「姉さん!!すみません私は最初にやられてしまって。」
「あ、やっと起きたんですね。心配したんですよ~」
「全く、心配させてくれるよ。」
女の仲間がよほど心配だったのか、起きたのを見て皆集まってきた。
「あぁ、とりあえずは大丈夫だな。しかし、だれが傷の手当てをしてくれたんだ?」
女が自分のけがをしているところに包帯や治癒魔法が施してあることに気づいた。
「それなら、私がやりました。」
エルンがスープを持って女たちのもとに近づいていた。
「もう、丸一日くらいは皆さん眠っていましたよ。まぁ、こっちも二人同じくらい寝てた人がいるんですけどね。」
エルンは笑いながらみんなにご飯を渡していた。
「おなかに優しいものしか使ってませんよ。」
皆、それを飲んだら急におなかがグルルルルとなり始めた。
「よし、では皆さんこちらに来てください。ご飯をためながらいろいろ話しましょう。」
女たちはエルンに連れられてソウヤたちのいるご飯の用意している場所に向かった。テントの中に入りそれぞれ席に着いた。
「やっと起きたんだな。まぁ、話でもしながら飯を食おうじゃないか。」
ソウヤがそういうとみんながつがつと飯を食い始めた。
「うめぇなこれ!酒もうまいしやばいなこれ!!」
「じゃろう!それはうちの仲間が作ったんだ。あ、酒はバンデース産じゃ!」
「これはこれは、これはどなたが作ったのでしょうか?」
「お気に召しましたか?それは私が作ました。よかったらあとでレシピ渡しますよ。」
最初は食べるのを躊躇していたが、料理がおいしすぎて数分後にはがつがつと食い始めていた。しかも、いつの間にか打ち解けているし。
「じゃぁ、まぁ、自己紹介と行きますか。」
女が咳払いをして話し始めた。
「私の名前は、クレテリア=シャルザ。魔導のシャルザで名が通っている。このパーティのリーダーをしている。ちなみに、そこのやつと同じSSSランクだ。」
「俺は、ギル=バーメルクだ。俺はまだ知られていないがSランクだ。」
「私は、ペルメシア=グルベルだ。私もSランクだ。」
「自分は、ガールバ=テルメス。弓使いのSSランクだ。もう少し功績を上げれば、ランクアップできます。」
「わ、私は、キューメルン=リシタ。わ、私もSSランクで・・・回復専門の魔法使いです。」
そこからソウヤたちも自己紹介をした。ソウヤたちの自己紹介を終えるとクレテリアがソウヤのほうを向いて話しかけてきた。
「しかし話には聞いていたがいい男だなどうだ私の婿にならないか。」
にやにやしながらソウヤのほうを見ると5つの殺気がにじみ出てきた。クレテリアは冷や汗を流しながら弁明した。
「冗談だよ冗談。まぁ、ソウヤ。お前は皆からなんて言われているか知ってるか?」
「そんなもん知らんが、なんて言われてるんだ?」
「絶対の王者、覇者、魔王を従えもの、ダンジョンを制覇しものなどなどあるぞ。」
なんだかソウヤは、なんでそんなこと言われてるのかわかっていないようだ。
「まぁ、呼び名なんて勝手に決められるものだからな納得がいかないだろうがな。だが今回実際に見てこれだけは確かだと確信した。」
「なんだ?」
「絶対神の加護を持つもの。」
その言葉を聞いたみんなが固まった。ソウヤもびくっと体を震わし後に体を固めた。
「姉さん、冗談ですよね。あの、全種族が崇拝する絶対神ことイェータ様の加護を受けているなんて。」
「姉さん、冗談言うなんて珍しいですね。」
ギルとベルメシアがハハハと笑っているが、クレテリアはいたって本気で言ったようだ。
「私には、人の力が見えるユニークスキルを持っているんだが。お前のは多すぎてみるのに時間がかかったが最後に絶対神というのが見えて、自分のユニークスキルを疑ったよ。で、どうなんだ?」
ソウヤは、冷や汗をかいて焦っていた。これに関しては、ヴィルナたちにも話していないことだから、みんな興味があるようで目をキラキラというか純粋な好奇心の目な感じだ。
「あぁ、まぁ、それはおいおい話すし気にしないでほしいなぁなんて。」
ソウヤは上手くかわそうと思ったが皆さんもう迫ってきてもう大変というところで、クレテリアが手を鳴らした。
「まぁ、そこまでにして。ソウヤがつよいのは皆知っているだろう。あと謎は謎のままのほうが面白いだろう。」
みな、納得していないようだがこの話はここで終わり各自ねるしたくをしていた。ここで初めて、男と女で寝るところを別にした。
「あぁ、初めて同じ男と話をしながら寝れる。なんだかんだでこっちに来て初めてかもしれん。」
最後にこれだけは言わしてもらおう。ソウヤはノーマルである。決してそっちではない。誤解しないでくれ。




