第115話 いやまぁこうなるわな
「くそな魔獣どもを見つけるぞ。」
ソウヤの周りに肉眼で見えそうなほど、というかもう見えちゃってるんだけど黒いオーラがソウヤの神を逆立たせている。
「主人よ、一度落ち着いた方がいいぞ。」
リアンがソウヤの肩をポンと叩くと、少し落ち着いたが少しまだオーラが出ている。
「ほら、ソウヤ。もう少し落ち着こう。」
「魔獣探すんでしょう、そんなの放ったらこの森ごと消え去っちゃいますよ。」
ヴィルナとエルンも援護でソウヤに近くにより落ち着かせた。ソウヤはこういう人が殺された特に武力を持っていないひとを一方的に殺すことに関しては異常ともいえるほど反応する。
「あ、あぁそうだな。とりあえず、こんなことしたやつに死よりももっと恐ろしい目に合わせないとな。」
ソウヤはとりあえず、落ち着いたようでどうするべきか冷静に考え始めた。
「まずは、俺のスキル:サーチを使い見つける。見つけたらそこに向かっていく感じになるな。」
ヴィルナが何か言いたげな顔でソウヤの顔を見ていた。
「なんだ?ヴィルナちゃん?」
「い、いや、いまさらソウヤがどんな力持っていても驚きはしないんだけどさ。私の知っているサーチって見つけたい対象を一度見たり触ってたりしないと見つけられない気がしたんだけどなって。」
ヴィルナが皆同意するようにうんうんとうなずいた。
「あっているはずですよ、ヴィルナ。私もサーチの能力なら知っているけどこんなに便利な能力じゃなかったはずだったけど、まぁソウヤだからなって納得しちゃった。」
「そうだよ~ソウヤに常識を当てはめるなんて~だめだよ~」
エルンもベルメスもソウヤだからと納得したようだ。
「お、お前ら俺は普通の人間なんだぞ。命も一つしかないし怖いものだってあるぞ。」
ソウヤはまるで自分が人間ではないみたいなことを言われているみたいで弁解しようとしたがみんなは全力で首を横に振った。
「なんだかな、もうそこまで俺って人間離れしてない気がするんだけどな。とりあえず、サーチするからな。」
ソウヤは、魔力を一点に集中させサーチを開始した。今回は魔力を見つけるのではなく、ソウヤが見つけたいものを探している。
(こいつらかやはりこの森にいるな。うん?この感じ魔獣じゃないのか?もしかして人間なのか?!)
ソウヤはしっかりとは対象の種族などはわからないが今回の相手は魔獣ではなく人間だったらしい。
「きいて驚くなよ。これをやったのは魔獣じゃない。人間だ。」
「!?」
ヴィルナたちはソウヤの言葉に驚きを隠せなかった。
「全く、人間の悪は魔王軍よりもひどいもんだ。しかし、悪なんて人の価値観に依存するからやっているやつらにとっては普通なのかもしれないな。」
ガルは冷静に冷たく蔑むような眼をして森の中を見つめていた。
「で、その糞みたいなやつらはどこなんじゃ?」
リアンはリヴァインブレイクを抜き取り気を切り倒して準備体操をしていた。
「ここから東のほうだ。行くぞ。髪の毛一本残さないで消滅させてやる。」
ソウヤたちは、糞みたいなやつらをいる方向へと向かっていた。
「今回の村も強いやつはいなかったな!」
「そりゃ、お前が冒険者全員を毒殺とか寝てる間に殺したりしたからだろ!」
「いやいや、俺なんてそんなんでもないぞ!あいつらなんて女子供関係なしで殺しまくってたじゃないか。」
ガハハハッと笑えが聞こえてくる。
「30人はいるな。」
「そうだね、一人5人だね。少ないな。」
ソウヤたちは近くの茂みに隠れていた。どうやら、はぐれ兵士みたいなやつらが集まっているみたいだ。
「誰が一番早くやれるか勝負しないか?」
ガルが笑顔で言ってきた。ガルは起きてたらなんだか恐ろしいことを言ってくる。しかし、みんなは同意したようで笑顔でうなずいた。
「イチ、ニ、サンで出るぞ。」
ソウヤたちはそれぞれ武器を構えた。
「イチ、ニ、サン!」
最初に終わったのはもちろんソウヤだった。開始五秒ではぐれ兵士、五人をバラバラにした。ばらばらというのは語弊だろう。正確に言うと宣言通り髪の毛一本残さずに消し去った。なんだかもうこれぞチートという感じだ。
「ソウヤ早いよ~」
「そうじゃぞ。」
「私も~頑張ったんだけどな~」
「俺もはやくうごいたんだけどな。」
「私が最後みたいですね。」
ほかのみんなはもう、ソウヤの一分後くらいに終わった。みんな体を真っ二つにしたり頭と胴体をグッバイさせたりしていた。
「意外とあっさり終わったな。」
怒りとかそんなんもどこかに行ってしまって、むしろあっさり過ぎてなんか同情しちゃう感じだった。
「そうじゃな。とりあえず次の場所に行かないか?主人」
なんだか、ソウヤたちが強すぎてしまらない感じだが目的は達成したから本来の目的地へと向かっていった。




