クリンチの貴公子、今後は犬として扱われるようです
日本日時、12月13日午後3時。
クルーザー級世界タイトルマッチの試合後セレモニーなどが終わり、しばらくするとスレが立ち上がっていた。
スレタイトル『クリンチの貴公子、ヒッターちゃんねるの古参信者だった』
「タイトル、本当にどういう事?」
「誰か分かる人、説明頼む」
「昔から、ラッシュ・フェアマンと同名の視聴者は居たんだが、さっき調べてみた」
「結果は?」
「アメリカに居る本人と判明。本当に事実は小説より奇なり、だな」
「本当に訳が分からない」
「試合後インタビューでわざわざ、敬愛するからの直後に名前出すほどだからなあ」
「なんで、海外の選手に人気なんだ?この人」
「住坂のプロデビューよりも前か後か」
「前だな、確か」
「じゃあ分かんね」
「試合後インタビューを見たが、これを日本でやったら間違いなく出禁だな」
「開始早々、謝罪要求はできんな」
「で……言わせんな、恥ずかしい」
「これはダジャレの精神だな、はずかしい」
「まあどうでもいいが」
「それよりも、クリンチしなくても3ラウンド持ったなら十分だと思うんだが」
「原因がある。クリンチする前の初タイトル戦でクリンチを多用されたのが原因」
「その話だと、DVの親から育った子が同じ事をする感じだな」
「対戦後に侮辱を多数、されたらしい」
「相手は誰?」
「ここでは言わない。相手自体は数日後にプロボクサー資格を停止されて、運営側に回るのも禁止にされたから」
「たったそれだけで?」
「やっていたのはラッシュだけじゃなく、数十人にやってた」
「ああ、いつでも準備できてたってやつか」
「親でも殺されなきゃそうはならねえだろ」
「実際なってるんだよ」
「処罰された側が逆恨みして、家の近くに張り込んでからラッシュの両親を射殺」
「なにそれ」
「当然、射殺したら、周りが通報してそれを射殺」
「それ扱いでいいよもう」
「そこから、ラッシュはおかしくなった」
「ラッシュたん、今からそいつの所属してたジムを潰すように通報してやるからね」
「ラッシュたんって呼ぶのやめろ、コリー犬思い出したじゃねえか」
「コリー犬。今はすっかり見なくなったな」
「いつの間にかいなくなったな、あの犬種」
「で、何の話だっけ?」
「そのジムが知らぬ存ぜぬで切り抜けようとしたから、他の被害関係者がマフィア使って処分した」
「さすがアメリカ、やる事が違う」
「日本だったら、七見一族が握り潰していただろうな」
「本当に平和になったよ、少しずつ実感してる」
「やり場のない怒りに支配されたラッシュはクリンチを磨いて、ダーティーヒーローへとのし上がる」
「ヒーローではないな、ブーイングすごいし」
「そんな状態で見つけたのがヒッターちゃんねる」
「突如出てきた違和感の塊」
「ラッシュはたまにヒッターに質問して、親身になってくれた事に感激、その後無事、こじらせる」
「面倒な彼女だな」
「面倒な犬種だな」
「年下の親とか、もうホラーなんよ」
「ちなみに相手の名前はガス・スビサ」
「住坂雅玖に名前がニアピン賞だな」
「低レベルのニアピンだがな」
「ここはゴルフ関連のスレですか?」
「これは親の仇ですわ」
「で、要は親代わりのヒッターに対して住坂側が雑に扱った為、逆恨みしたと」
「いや、馬鹿にした事あったか?住坂は」
「無い。素直に負けは認めてるし、知念社長がスパーリングするのを禁止にしたぐらい、警戒してる」
「話せば話すほど、ヒッターのヤバさが出てくるだけと言うのが、何ともまあ」
「ラッシュたんは飼い主第一の人間ですから」
「自分を犬と思ってる大きな人間が、小さな人間に忠実」
「絵面を想像したら、シュールすぎた」
「言うて、大型犬の飼い主ってこんなんだぞ?」
「うん、俺。もう考えるのやめたわ、この件については」
「あーあ、ラッシュたん。日本では大型犬として扱われるのか」
「本当にお前ら、変な物ばかり作り上げてるな」
「まあ、年月とともに色々分かるから、今は様子見だな」
「それがいいと思う、色々こじれそうだし」
「今からブラッシングの技術を磨いておくわ」
「いい加減、犬から離れろや」
ここからはラッシュをどう飼いならすかと言う、非常に意味不明なコメントが続くのであった。




