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残月の彼方――愛は欠けた月を満たす光  作者: 月原 悠
第三章 対峙

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第30話 声

由香里さんのお父さんは僕たちの交際を認めてくれた。

彼女も少しずつ笑顔を取り戻していった。


「拓真さん、今日こそ、ショパンのリサイタルへ行きましょう」

「ああ、そうだね。以前は佐藤さんがいたからね」

「今日は大丈夫ですよ」


由香里さんの楽しそうな声が届くと、僕は幸せでたまらなかった。

僕たちの楽しい日々が続いた。


「拓真さん、ほら見て、このドレスはどうですか?」

「由香里さん、まだ、婚約していないのに」

「大丈夫です。父が言っていました」

「なんて、言ったの?」

「もう、そろそろかなって」

「もしかして……?」

「はい」


ある日のことだった。


「拓真さん、今日は父が拓真さんに来てほしいって言っているのです」

「どうして?」

「もう、拓真さんも鈍感ですね」

「いや、いよいよかな?」

「はい」


そして、僕は彼女の家に招かれた。


「拓真さん、そろそろですな」

「何がでしょうか?」

「娘を幸せにしてあげてください」

「ありがとうございます。必ず幸せな家庭を作ります」

「頼もしいよ。それでは私は失礼します。ゆっくりしていってください」


僕と由香里さんと談笑している時だった。

部屋の奥から、かすかに声が届いたような気がした。


「……これでいいのですな」

「はい」


次話から新しい章になります。

ここから、物語は大きく動き出します。

作品の見どころが、ここから本格的になります。

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