十八話
最近短くてすみません。
18・〈ノービスの森〉の脅威②
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神創暦431年08月9日10:32
この日討伐隊57名はニアサイドの街へと到着した。
この討伐隊を率いるのはマーリントン子爵の騎士団副団長であるガルチョフ副団長である。
【ステータス】
【名前:ガルチョフ・ドゥ・カキルガ】
【男性/普人族/士爵】
【ミディアム王国人/マーリントン騎士団副団長】
【職業:騎士】
【状態:良好】
【年齢:32】
【Level:36】
【スキル:剣術LvIV・馬術LvⅡ・盾術LvⅢ】
HP:620/620
MP:98/98
STR:310
DEX:345
VIT:305
INT:240
AGI:264
MND:145
LUK:200
そんな彼の現在の肩書きは討伐隊隊長だ。
集まった有志である冒険者達の数は約100名程にも登る。
大多数がE、Fランクの冒険者だ。
こんなにも集まったのには理由がある。
まず報酬が良かったのと、もし討伐隊が失敗した場合今後暫くはノービスの森へと行けない。
そうすると以来の大半が受けられなくなる。
つまり冒険者にとっては死活問題だ。
他の街へと行くと言う選択肢もあるがこの近くの街はニアサイド程大きくはなく、出されている依頼も雑用が主で稼ぎが低い。
それ以外の場所は依頼の難易度が高く中堅以上の冒険者でなくては厳しいと言わざるを得ない。
その為に低ランクである冒険者らは収入が安定し境界線のこちら側なら危険度も少ないニアサイドがレベル上げなどにちょうど良いのだ。
それにノービスの森にはポーションや解毒剤などの原材料である薬草が生えているのでそれが取れなくなるとポーションなどの値段が上がってしまう。
そんな理由がありこの先長い間ノービスの森への立入が制限や禁止されると様々なところへ影響が出る。
その為に一刻も早く問題を解決しなければならないのだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇
-翌朝-
神創暦431年08月10月06:31
討伐隊と有志の者達は広場に集まっていた。
急拵えに作られた壇上の上にはギルド長に討伐隊隊長のガルチョフがいる。
ギルド長は手に持つ魔道具の声を遠くまで届ける事ができる拡散型を持ち作戦を話す。
『有志諸君並びに討伐隊の諸君!良く集まってくれた!先ずは礼を言おう。ありがとう‼︎ではこれより作戦を伝える。何そう難しいことではない。先ずは有志諸君がシルバーファング共の前に立ちはだかる魔獣共を引き受けて貰う。そしてシルバーファングから十分に魔獣共引き離せたら討伐隊の諸君が突撃してこれを討つ。実にシンプルな事だ。細かい作戦などはグループのリーダーに聞いてくれ。今回有志諸君は約10名ずつのグループに分かれてもらい一名リーダーをその中から決めてくれ。では諸君の健闘を祈る!』
そう言いギルド長は後ろに下がり手に持った魔道具をガルチョフに渡す。
魔道具を受け取ったガルチョフが次に言葉を発する。
言葉少ない『討伐隊並びに有志諸君‼︎勝利をこの手に‼︎』とただそれだけ。
だが皆は腕を天に突き出し「「「おおぉぉ!!!」」」と叫ぶ。
そして有志の者達は10名ずつに分かれて行く。
デウスはリーダーを別の男へ譲った。
その事にガアードとソーリャは不服そうだったが何も言わない。
リーダーはこの10名の中で唯一のDランク冒険者だ。
彼はこのニアサイドから程近い街からこの討伐作戦に参加する為にやって来た人物だ。
他のデウスら3名にリーダーの男を除いた6名はEランク冒険者パーティーだ。
全てのグループのリーダーが決まるとその者達はガルチョフに呼ばれて集まる。
どうやら細かい作戦などはを伝えている様だ。
そうして会議が終わるとノービスの森まではひと塊りで行き着いたら分散して探し発見次第またひと塊りになりこれを打倒するらしい。
そんなアバウトな作戦で良いのか?と疑問がよぎったが思えばこの有志の集団は装備の冒険者のランクもバラバラな寄せ集めだ。
そんな集団に細かい指示などをしたところで成り立つわけがない。
多分ガルチョフはこの集団を囮にするか肉の壁にでもするのだろう。
そしてこの集団が襲われている隙に本命のシルバーファングを狩るのだろう。
まあ、その方が此方としても都合が良いので黙って指示に従っておく。
先ずは有志の集団が先発しその後に討伐隊と輜重隊が続く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
神創暦431年08月10月08:12
ノービスの森へと辿り着いた。
やはり集団での移動となると時間がかかる。
先ずはノービスの森手前の此処に野営地を作る。
外側を土魔法が使える魔術士が堀を掘って行く。
そして出た土を固めて壁を作る。
それが終ると各所に鳴子を設置する。
その作業が終わる頃合いに討伐隊と輜重隊が到着した。
これには少しばかり不満が出たが(有志の者達だけに野営地の設置を押し付けた為)これからいざノービスの森へと突入する為に皆気を引き締め直した。
予め決めていた通りに10名ずつのグループに分かれてノービスの森の中へと入って行く。
有志達が入って行ったのを確認したガルチョフは部隊員のリーダー達を集めてこれからの本当の作戦を話し合う。
To be continued......




