表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/15

崩壊

関係が崩壊している中、次に狙われるのは誰なのか。

是非お読みください。


重い沈黙。

誰も、すぐには動けなかった。


めいは座り込んだまま、俯いている。

ゆうやは、その場に立ち尽くしていた。


視線は、めいのスマホ。

そこに映っていた“記録”。


頭の中で、何かが繋がっていく。


ゆうや「、、これ」

低い声。

自分でも抑えきれていない。


めいの涙が落ちるだけ。


ゆうや「俺が、、、頼ってたってことかよ」

言葉にした瞬間、

現実が形になる。


めいの肩が、ビクッと揺れる。


めい「、、言いたくなかった」

小さな声。


ゆうや「なんでだよ」

怒りとも違う。

でも、確実に感情が混ざっている。


めい「、、こうなるから」

同じ言葉。


でも、今は違う意味を持っている。

ゆうやは、何も言えなかった。


その沈黙を、

別の声が切り裂く。


つばさ「、、じゃあさ」


全員の視線が向く。

つばさは、壁にもたれたまま言う。


つばさ「お前はどうなんだよ」


視線が、ゆうやに向く。

一気に。


ゆうや「は?」


つばさ「自分のことは言わねぇの?」

静かな声。

でも、刺さる。


ゆうや「、、関係ねぇだろ」

即答。


でも、弱い。


つばさ「関係あるだろ」

一歩、前に出る。


つばさ「“全員の自白”なんだから」


その言葉で、

空気が一気に変わる。


りんが、小さく息を呑む。

あみは、何も言わない。


ただ――

ゆうやを見ている。


その視線に、

ゆうやは一瞬だけ気づく。


そして、逸らす。

その一瞬を、

見逃さなかった。


つばさ「、、あ」

小さく笑う。


つばさ「なるほどな」


ゆうや「、、、何がだよ」

低い声。


でも、焦りが混ざっている。


つばさ「いや」


視線をあみに向ける。

そして、またゆうやへ。


つばさ「繋がったわ」


その一言で、

空気が凍る。


めいが、ゆっくり顔を上げる。


つはざ「お前さ」

楽しむような声。

でも、その奥は冷たい。


つばさ「浮気してるだろ」

完全な沈黙。


ゆうやの呼吸が、一瞬止まる。


めい「、、え」

かすれた声。

理解が追いつかない顔。


ゆうや「、、違ぇよ」

すぐに否定する。


でも、その速さが不自然だった。


つばさ「じゃあなんで」

ゆっくり、言葉を選ぶ。


つばさ「さっき、目逸らしたんだよ」

ゆうやは何も言えない。


つばさ「しかも」


視線をあみに向ける。

あみは、動かない。

ただ立っているだけ。


つばさ「相手、そこだろ」


全員の視線が、

あみに向いた。


めいの目が、大きく揺れる。

めい「嘘、、、」

小さな声。


あみは、何も言わない。

否定しない。


それが――答えだった。


ゆうや「、、、違う」

でも、その声はもう弱い。

誰にも届かない。


めい「、、ねぇ」

震える声。


めいが、ゆうやを見る。

その目は、

完全に壊れていた。


めい「今の、、、何、、」

答えを求める声。


でも、

ゆうやは何も言えない。

言葉が出てこない。


ピロン。

そのタイミングで、音が鳴る。

ゆうやのスマホ。

全員が、分かってしまう。


――来た。

ゆうやは、動かない。

動けない。


???「開示します。」

スピーカーの声。


冷たく、淡々と。

画面が、勝手に点く。


そこに映っていたのは――


メッセージ履歴。

相手:あみ

『今日も楽しかったね』

『バレてないよね?』

『彼女には絶対言わないでね』


めいの呼吸が、止まる。

完全な証拠。

逃げ道は、ない。


???「記録は、消えません。」


その一言が、

静かに、深く刺さる。

ゆうやは、何も言えなかった。

読んでいただきありがとうございます。

壊れていく者、失っていく者、そして秘密を暴かれる者。

それぞれが抱えていた秘密は、もう隠しきれなくなっています。

ゆうやとあみの関係は、本当にそれだけなのか。

次回、さらに崩れます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ