10話 屋敷での生活
『契約により、屋敷での生活が、始まったのだが、家事を、フランと僕ですることになった。一様、博史もいたけれど「森の方へ探検に行ってくる」と言って暮れ頃まで帰って来ない。家事は、大変である。初めは、見るだけだったが、何日か経つと、皿洗いを任されたのだが、皿を割ってしまい、「何をしてますの、集中力足りてませんのでして」と言われた。その後、屋敷の清掃を任されたのだが、「貴方の任せたところ、ほこりが残ってましてよ」と、指摘された。僕は、思った、とても悔しい、すっごく悔しい、見返してやりたいと。だから努力したのだった』
『今日は、手応えのある日だった』と、勇は思い、夜が来た。
「今日は、良かったと思いましてよ。皿も割らなくなりましたし、ほこりも少なかったですし、まあ、私の指導が、良かったでしてよ。それでも、褒めてやらない事は、ありませんでして」
「ありがとう」
勇は、満面の笑みで、お礼をした。
フランは、頬を赤らめながら言った。
「そ、そんな事、言っても仕事量は減りませんでして。あ、そういえば、お姉様が、お呼びです。早く行きなさいな」
『こんな時間に、呼び出しとは』
言われて、食堂へ、向かった。
「やっと来た、いつまで待たせるの」
「ごめんなさい」
「それにしても、食堂っていい部屋だわ、会議室にも使えるし。それはそうと今日は、影時の所へ行ってもう」
「それなら、僕より適役がいるのでは」
「つべこべ言わず行く」
勢いに押され、行ってしまった。
外は、月明りに照らされ明るかった。
「こんばんわ、影時さん」
「これはこれは、勇殿」
『何を話していいやら』
「勇殿、せっかく来て下さったのに拙者は、もてなす物がありません。なので、昔話でも聞いてってくだい。我が主、アリス様とは、守り人として呼ばれました。それも周防殿の紹介がありまして、我が主のボディガードをしてくださいと、初めは、断りましたが、実際に会う機会をくだりました。その時に、とても話が、合う方でしたので、守り人をすることにしました。それから数年後の事でした。我が主は、少女を連れ魔京を出ると、言ったのです。もちろん反対は、しましたが、訳ありみたいなので協力をしました。どうにか魔京を撒くことができましたが、魔物共が、多くおりますので、旅は、難航しました。この森に着く頃、体力が、ほとんどない事は、分かってましたが、魔物の群れが森の前におりまして、我が主は、魔物は、中に入れないと言ったのです。実際の所へ強い長の魔物は、中に入った模様で、拙者は、二人を逃がし、その魔物と、戦いました。勝つには勝ったものの、拙者は、力尽きてしまったのです。その時にこの森の精霊が、この森に居続けるのを条件にこの森に地縛霊として残してくだいました。それも、我が主を守れる者が来るまでですが。おっと、気づけば良い時間ですね。今日は、お戻りになって下さい」
「いろいろと、聞かせてくれてありがとう」
「拙者で、良ければまた。お待ちしております」
登場人物紹介
フランケン
愛称 フラン
見た目 幼い
好きな人 お姉様
嫌いな人 お姉様の敵
汚い部屋を見ると無性に掃除したくなるらしいです。




