# 第30話 公的な、裁き
# 第30話 公的な、裁き
朝——帝城の皇帝の私室、の、窓辺。
秋の金色の光が、二人ぶんのカップ、に、静かに、射し込んで、いた。
け、れ、ど——今朝の空気は、『戦場の前夜』、の静謐を、纏って、いた。
***
ヴォルフラムは——静かに、セレスティアの顔を、見つめた。
「——セレスティア」
「本日の公的な裁判——お、前は——証言席に、立つ、か?」
***
セレスティアは——穏やかに、頷いた。
「——はい、陛下」
「わ、たくしは——皇妃として——『公的な証言』を、致したく、存じます」
「『個人的な怒り』、では、な、く——『公的な証言』として——侯爵を、永遠に、歴史の罪人と、致しましょう、わ」
***
ヴォルフラムは——彼女の手を、そっと、握って——低く、応じる。
「——お、前と——並んで、証言席に、立つ、の、だ、な」
「——わ、たくしの『お、並びの愛』の本格的な第一日、だ、な」
***
セレスティア、穏やかに:「——『並ぶ者』、として——お、並び、致します、わ」
***
帝都の公的裁判所——
大広間に高位の裁判官席、並びに、帝国貴族二十名以上の傍聴席。
窓から射し込む秋の光が——大理石の床に、静かに、広がって、いる。
***
被告席に——フロリアン・ヴェルデンベルク侯爵、が、引き出された。
***
彼の身体は——前日の包囲・逮捕の衝撃で——やつれて、いる。
け、れ、ど——彼の灰色の瞳の奥には——まだ——『帝国の歴史とプライド』の大義名分の光が、わずかに、残って、いた。
***
セレスティアと、ヴォルフラムは——並んで、証言席に、立つ。
***
帝国の高位裁判官が——公的な声で、宣言する。
「——これより、フロリアン・ヴェルデンベルク侯爵、の、公的な審理を、執り行います」
「罪状——『暗殺未遂罪』+『致死毒の不正所持・使用罪』+『百年前の歴史的遺物の犯罪的使用』」
「証拠の提示を、致します」
***
侍女エミリアが——証言席に、立つ。
***
彼女の声は、わずかに、震えて、いた。
け、れ、ど——セレスティアの魔力で、身体の毒を無毒化された彼女の『救われた者』、としての公的な証言、だ、っ、た。
「——わ、たくしの家族は——ヴェルデンベルク侯爵家、の領内、で、人質に、取られて、お、り、ま、し、た」
「——侯爵の執事から——『皇妃殿下の茶器に、致死毒を混入せよ。さもなくば、家族の命は、な、い』、と、脅迫を、受けた、の、です」
「——皇妃殿下のお魔力で——わ、たくしのお命まで——お、救い、頂きました」
***
帝国貴族の顔色が、徐々に、凍り始める。
***
続いて——致死毒の物証が、卓上に、置かれた。
***
帝国魔導士団の長老が——公的な鑑定書を、読み上げる。
「この致死毒、は——百年前、ファルネーゼ王国から、帝国に、献上されたもの、に、相違は、ござりません」
「魔導刻印の形式、材質、薬剤組成——完全に百年前のファルネーゼ製、の特徴を、示して、お、り、ま、す」
***
帝国貴族の間に——低いどよめきが、起きる。
『百年前の歴史的遺物』、を犯罪に使用した侯爵=『帝国の歴史とプライド』を本人が侮辱した事実が——大広間に、静かに、染み込んで、いく。
***
更に——侯爵家の印刷工房の匿名チラシの印刷版——帝国軍が侯爵家の地下から発見した更なる致死毒の貯蔵の目録——す、べ、てが——公的な証拠、と、して、提示された。
***
そ、の、時——侯爵が、顔を、上げた。
***
彼の灰色の瞳に宿った『大義名分』、の光が——最後の抵抗を試みる、よ、うに——わずかに、燃え上がる。
***
「——わ、たくしの罪は、認める」
「け、れ、ど——わ、たくしの根本の思いは——『帝国の歴史とプライド』、を守る、た、め、だ、っ、た」
***
「外国の血を——帝室に入れる、の、は——帝国の根幹を、揺るがす」
「皇妃殿下は——諸国会議で、公的に認定された『本物の聖女』、でいらっしゃる——け、れ、ど——『外国の血』、の事実は、変わらない」
「——帝国貴族の皆様、わ、たくしの大義名分、を、今、思い、出して、頂きたい、の、だ」
***
彼の声には——『最後の燃え上がり』の大義名分が、宿って、いた。
帝国貴族の一部が——わずかに、目を、逸らした。
***
そ、の、時、だ、っ、た。
***
セレスティアが——静かに、証言席の前に、進み出た。
***
月光の白銀のドレス、青の宝玉、青の腕輪——帝国の皇妃の装い、を、完璧に纏って、いる。
彼女の穏やかな表情、の奥に——揺るがない意志、が、宿って、いた。
***
「——帝国の皆様」
「侯爵様のお言葉、に、お、応え、致します」
***
彼女の声が——大広間に、静かに、響き、渡る。
***
「——わ、たくしの出自は——わ、たくしを定義致しません」
「——わ、たくしの今、の、意志、が——わ、たくしを定義、致します」
***
帝国貴族たちの背筋が——本能で、凜と、伸びた。
***
第29話でセレスティアが帝城の私室で発した名台詞が——今——帝国の公的な裁判所の大広間で——公式に、再宣言された瞬間、だ、っ、た。
***
セレスティアは——静かに、続けた。
「わ、たくしは——『ヴァルガルドの皇妃』、でござります」
「『ファルネーゼの姫』、の、出自は——わ、たくしの『今』を、何一つ定義致しません」
***
「——皇妃の意志は——帝国の未来のた、め、に、お尽くし致すこと——帝国民の幸福のた、め、に、お生き、致すこと——そ、して——皇帝陛下のお、横、で、並ぶ者、で、あ、り続けること——でござります」
「——『出自』、では、な、く——『意志』、と、『行動』で——帝国の皇妃を、お務め、致す、わ」
***
大広間が——完全に、静まり返った。
***
そして——帝国貴族たちの一人、また、一人——頭を、垂れ、始めた。
***
侯爵の『最後の燃え上がり』の大義名分は——
セレスティアの『意志の超越宣言』という——新時代の光、に、よ、り——完全に、古び、否定され、誰にも顧みられなくなった、の、だ、っ、た。
***
『時代の敗北者』、の姿、だ、っ、た。
***
帝国の高位裁判官が——判決を、宣言する。
「フロリアン・ヴェルデンベルク侯爵——『暗殺未遂罪』+『致死毒の不正所持・使用罪』+『百年前の歴史的遺物の犯罪的使用』、の罪を、公的に確定す」
「侯爵の爵位を、剥奪。侯爵家領を、帝国に没収。本人は——終身、帝国南端の幽閉所に送る」
***
侯爵は——頭を、垂れた。
彼の灰色の瞳から——涙が、滲んだ。
***
(——わ、たくしの『大義』は——完全に歴史の濁流に、呑まれた——)
(——『歴史とプライド』、の大義名分が——手段の歪みで——永遠に、罪人と、な、っ、た——)
***
彼は——帝国軍の護衛に連れられて、大広間から、連行されて、い、く。
***
そ、の、背中、に、は——『傲慢』、と、『哀しさ』、の混じった——時代の敗北者、の姿、が、宿って、い、た。
***
大広間に残った帝国貴族たち、の目に——彼の姿は——完全に、『古び、忘れ去られるべき存在』、として、映って、い、た。
***
公的な裁き、の執行、の瞬間、だ、っ、た。
***
裁判のあと——帝城に戻ったセレスティアは——『鏡の令嬢の間』、に、向かった。
***
帝城の皇妃の私室の隣に設けられた新しい部屋——秋の庭園を見下ろす窓辺、柔らかな椅子、温かい絨毯。
『鳥籠』、の形ではな、い、『護られる空間』の形、に整えられて、いた。
***
イザベラは——窓辺で、静かに、座って、い、た。
***
彼女の目には——涙の跡、だ、け、だ、っ、た。
十数年——『純血の姫君』として——完璧に磨き上げて、きた——自分の存在の根拠が——今、完全に否定された、の、だ、っ、た。
同時に——大罪人となった父を、そ、れ、でも愛してしまう自分に——引き裂かれて、い、た。
***
セレスティアは——彼女に、歩み寄って——そっと、手を、握った。
「——イザベラ」
***
イザベラは——涙ながらに、顔を、上げた。
「——セレスティア様」
「わ、たくしのお父様は——今——歴史の罪人と、な、り、ま、し、た」
「——わ、たくしの『純血の姫君』、の十数年は——完全に、無意味、に、な、り、ま、し、た」
***
「——わ、たくしは——大罪人の父を、それでも、愛して、い、る、の、です」
「——それを、許せない自分も——お、り、ま、す」
「——わ、たくしの魂が——引き裂かれて、い、る、の、です……」
***
セレスティアの胸が——静かに、痛んだ。
***
安易な慰めの言葉、は——彼女には届かない。
『父の罪は許せ、ない』の声、と、『父を愛してしまう自分』、の引き裂きへの——もっと深い救済が——必要、だ、っ、た。
***
セレスティアは——穏やかに、低く、応じた。
「——イザベラ」
「あ、な、たのお父様は——『帝国の歴史とプライド』を、本気で、信じて、いらっしゃった——け、れ、ど——手段が歪んで、いた」
***
「——お父様の『歪んだ愛と大義』を、認めて、おあげ、くださりませ」
「——そ、の、上で——『あ、な、た自身の個人の魂』、を——お父様の罪、か、ら——お切り離し、くださりませ」
***
「——お、父様の歪んだ大義を、愛していた自分、を、お許し、くださりませ」
「——そ、して——『純血の姫君』、の十数年をお生きてきた自分、を、お誇りに、して、くださりませ」
「——あ、な、た個人の魂は——お父様の罪と、完全に、別のもの、でござります、わ」
***
イザベラの碧眼から——涙が、溢れ、溢れ、溢れ、出した。
***
彼女は——セレスティアの腕の中で——声を、上げて、嗚咽、し、始めた。
***
「——セレスティア様……ッ!」
「——セレスティア様……ッ!」
「お、父様の愚かさを——愛していた自分を——お許し、致したく、存じ、ま、す……ッ!」
「『純血の姫君』、の十数年を——お生きてきた自分を——お誇りにして、よ、い、の、でしょう、か……ッ!」
***
彼女の十数年の『純血の姫君』、の傲慢な『仮面』、が——今、完全に、砕け散る、音が、していた。
***
十六から今に至る十数年——完璧な令嬢を演じてきた彼女の魂が——今、完全に、『更地』、に、なる、瞬間、だ、っ、た。
***
け、れ、ど——『更地』、は——『無』、では、な、か、っ、た。
『新しい魂が芽吹く場所』、だ、っ、た。
***
セレスティアは——長く、長く——彼女を、抱きしめ続けた。
***
『鏡の令嬢』、として——セレスティアの横で、新しい生き方を見つけ始める彼女の——魂の更地に降り注ぐ秋の光、だ、っ、た。
***
午後——皇帝の執務室。
クロウが、二つの報告を持って入ってくる。
***
「陛下——侯爵家の残党の動き、に、つ、き、お、報告、致し、ま、す」
***
「侯爵に心酔していた十二の貴族家のうち——五つの貴族家、が、静かに、抵抗を試みて、お、り、ま、す」
「帝国軍内の中堅将校の一部、も、『侯爵の遺志を継ぐ』、意志を、示し始めて、お、り、ま、す」
「帝都の裏路地で——更なる匿名チラシの配布が、始まって、お、り、ま、す」
***
け、れ、ど——クロウの報告は——続いた。
「——け、れ、ど、陛下」
「セレスティア様の公的な裁判の証言が——帝都民に広く、報道、されて、お、り、ま、す」
「帝都民は、チラシを『侯爵家の残党の愚かな抵抗』、と、認識、致して、誰も、信じて、お、り、ま、せ、ん」
「——抵抗は——徐々に、風化、して、いる、状態、でござります」
***
ヴォルフラムは——穏やかに、頷く。
「——わかった、クロウ」
「監視は継続。け、れ、ど、大きな介入は不要、だ。『風化』を見守ろう」
***
セレスティアの公的支持の盤石さ、の証明、だ、っ、た。
***
クロウ:「——もう、一つの報告、を、致します」
***
「諸国の二大権威の立会人、の到着、に、ござります」
***
「ヴェネシア聖印国の大司祭、ヴェレナ・ディ・ヴェネシア様——『大聖女ヴェネシアの聖印』をお、持ちになって、帝城に、到着、なさいました」
「エルディオ第二王太子、レオンハルト・エルディオ様——『大陸の二大権威』の公的な立会人として、帝城に、到着、なさいました」
***
完全解呪儀式=『ヴァルガルド帝国内の私的な問題』、か、ら——『大陸全体の公的な大魔導儀式』、へと——スケールアップした、瞬間、だ、っ、た。
***
セレスティアが築いた国際的連帯の——果実、だ、っ、た。
***
ヴォルフラム、低く、応じる。
「——大司祭様、並びに、王太子様のお、お越し、誠に、有難く、存じる」
「セレスティアとわ、たくし、並びに魔導士団で——お、お出迎え、致す」
***
夜——
ヴォルフラム、セレスティア、ジーク、ヴェレナ大司祭、レオンハルト王太子——五名は、帝城の地下深くへ、降りて、いく。
***
長い、長い、螺旋階段。
空気が、徐々に、冷たく、湿って、いく。
そ、して——最後の扉が開かれた、瞬間——
***
『呪詛の間』、が——静かに、姿を、現した。
***
第21話で——セレスティアが血の月の夜——『鎖の傍らの椅子』に座って——銀の獣に変じたヴォルフラムを、護ったあの石の部屋。
***
岩盤に刻まれた爪痕、乾いた古い血の痕跡、岩盤に深く埋め込まれた頑丈な鎖、四本。
凄惨な歴史の刻まれた石の部屋、だ、っ、た。
***
け、れ、ど——今、そ、の部屋は——『恐怖の記憶』、か、ら——『愛の聖域』、へと、反転、しよう、としていた。
***
ジークが——静かに、説明、を始める。
「ここを——完全解呪儀式の『場』、として再構築、致します」
「鎖は外さず、そのまま残します。あの鎖は——呪いの歴史を象徴する物的証拠、ですから」
***
「床の爪痕の周りに——『三重の聖印の魔法陣』を、描きます」
「ヴェネシア聖印国の大聖女ヴェネシアの聖印——並びに、帝国の皇統の印——並びに、セレスティア様の流転型魔力の印——三重の魔法陣で——呪いを、引き剥がす『場』を作ります」
***
ヴェレナ大司祭、穏やかに、頭を、垂れる:「——わ、たくしが、大聖女の聖印を、刻みます、わ。ヴェネシア聖印国の、公的な、献身、でござります」
***
レオンハルト王太子、凛と、応じる:「——『大陸の二大権威』、の公的な立会人として——私が証人、になります」
「エルディオ王国の名に、か、け、て——公的な立会、を、お誓い、致します」
***
二大権威の公的な参列の宣言——帝城の地下の石の部屋に、残響を、残す。
***
そ、の、時——セレスティアが——静かに、『呪詛の間』、の、中央に、歩み出た。
***
第21話で——彼女が『椅子』、に座って——血の月の夜、過ごしたあの位置、だ、っ、た。
***
彼女は——そこに立った、まま——床の爪痕を、静かに、見つめた。
***
(——あ、の、夜、の——椅子は——此処にあ、り、ま、し、た——)
(——あ、の夜、わ、たくしは——『護られる者』、として、座って、お、り、ま、し、た——)
***
今、彼女は——そ、の、場所に——『護られる者』では、な、く——『解呪の主体』として、立っている、の、だ、っ、た。
***
彼女の横顔は——凛と、していた。
***
「——今度は——わ、たくしが——護られるた、め、では、な、く」
「——此処、で——わ、たくしのお、手で——あ、の、方の呪いを——引き剥がします、わ」
***
『恐怖の記憶』、か、ら——『愛の聖域』、へ。
『護られる椅子』、か、ら——『解呪の主体』、へ。
『偶然の救い』、か、ら——『必然の愛』、へ。
***
完璧な円環、の完成、の瞬間、だ、っ、た。
***
ヴォルフラムは——彼女の凛とした横顔を、見つめて——静かに、頷いた。
「——セレスティア——わ、たくしを、護って、くれ」
***
セレスティア、穏やかに、応じる:「——お、護り、致します、陛下」
「——今度は——わ、たくしのお魔力で——あ、な、たを、永遠に、お護り、致します、わ」
***
『解呪儀式の場』、の準備が——静かに、静かに——完成に、向か、い、始めた、の、だ、っ、た。
***
夜——皇帝の私室、の、窓辺。
月は——更に大きく、なって、い、る。
血の月まで——あ、と、八日。
***
ヴォルフラムは——セレスティアの手を、握ったまま——低く、呟いた。
「——セレスティア——本日、お、前は——完璧な皇妃、だ、っ、た」
「公的な裁判で——『出自は定義致しません』の宣言を——帝国貴族の前で、公的にお、為しになられた」
「『鏡の令嬢』、を——抱きしめて——彼女の魂を救われた」
「『呪詛の間』に——凛として、お、立ちになられた」
「——わ、たくしの目には——お、前のお姿は——永遠の誇り、として、焼き付いた、の、だ」
***
セレスティア、穏やかに:「——陛下」
「——あ、な、たが、わ、たくしの『お、並びの愛』をお受け止め、くださっている、か、ら——本日のわ、たくしがお、り、ま、す、の、わ」
***
ヴォルフラムは——彼女の額に、そっと、自分の額を、寄せた。
***
「——残り八日——『お、並んで』歩んで、いこう、な、セレスティア」
***
セレスティア、穏やかに、応じる:「——はい、陛下」
***
月光が——二人の肩を、穏やかに染めて、いる。
***
『過保護の怪物』、か、ら——『お、並びの愛』、に戻った皇帝と——『出自』、を超越した皇妃の——静かな夜、だ、っ、た。
***
侯爵家は——公的な法、で——永遠の歴史の罪人と、な、っ、た。
残党は——徐々に、風化、して、いく。
イザベラは——『鏡の令嬢』、として——新しい生き方の根を、張り始めて、いる。
解呪儀式の『場』、は——大陸の二大権威の公的な立会人と共に——準備の最終段階に入った。
***
け、れ、ど——帝国の裏路地で——匿名チラシは更に配布され——残党の抵抗は完全には消えて、い、な、い。
そ、して——血の月までのタイマーは——刻々と、進んで、いく。
***
『最大の戦場』、は——完全解呪の儀式=残り八日に迫って、い、る。
***
二人の『愛の形の擦り合わせ』は——本格化の最終段階に入る。
残り八日——二人で、並んで、歩んで、いく。




