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金ちゃんカッコイイ! 俺の相棒は高校デビュー  作者: 八神 月影


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7/8

7 球!

 俺と銀次が校庭に姿を見せると、皆は何でか拍手をしていた。そして、山田と田代、後は丸が近づいて来た。

「金ちゃん、銀ちゃんとの初めてはどうだったスか?」

「もう、イチャイチャでおじゃりますか?」

「しょ、初夜なんて自分は………!?」

 鼻血を吹き出しながら丸は倒れた!

 いったい何を想像してんだよ、この変態坊主!!

 

「金ちゃん、銀ちゃんを借りるよ」

 椿が………銀次を連れて行こうとするが、手にはボンボンを持っている?

「何でだ?」

「女子はチアの練習をする事になったの。だから、ご免ね」

「冴、苺、お前達もか?」

「そうだよ。あーしは球を投げたかったし」

「苺的にはバットを振りたかった」

 男は全員が前屈みになっていた。やっぱり、コイツらは勘違いしてんよ。

「銀次、お前はどうすんの?」

「えー!?家に帰って、金ちゃんとイチャイチャするの!」

 そこで、体操着姿の三美ちゃんがやって来たが、普通に女子高生だよな?

「授業を始めますよー」

 小太郎はそんな三美ちゃんの頭に手を置く。

「遊びでいいじゃん」

 すると、小太郎に全員が拍手した。でも、三美ちゃんはムッとした?

「ダメです!ちゃんと真剣にやって下さい!」

「まあ、休みを入れながらやれってよ!」

 小太郎の声に皆は拍手をしていると、三美ちゃんはムッとしていた。


 俺チーム対小太郎チームだ。


 もちろん三美ちゃんは泣いていた。

「んじゃ、遊ぶか。誰がピッチャーをやるんだ?」

 俺の言葉に小太郎が丸の頭とグローブを持った。

「小太郎くん!!自分は球ではないと思われます!!」

「よーし、金ちゃん、行くぞー」

「掛かって来な!」

「校内暴力は許しませーん!!」

 三美ちゃんは俺達2人の間に入って丸を解放したが。銀次達は見るとダベっていたよ。

 そして、4人でどっかに行っちまったよ。

「三美ちゃん、俺達は適当にやっているから、三美ちゃんはどっかで休んでいなよ」

「金次君、先生はそんな事をしません!なんなら一緒に混じりたいぐらいです!」

 運動オンチの三美ちゃんに言われても困るが、しゃーない。

「だったら審判でもしていてくれよ」

「分かりました!」


 それで、ゲームは始まった。

 まあ、そんなんで午前の体力を削られつつゲームをしていると。銀次達がチアの格好で戻ってきた!?

 あんな服ドコにあったんだ?

「おーい、銀ちゃん!そんな服ドコにあったんよ?」

 小太郎が楽しそうに言うが、なんか銀次達楽しんでいるよな?

 いや、女子を銀次は楽しんでいるのかもな。そう言や、女の子の格好をよくしていたのを思い出す。あの頃から女子に憧れを持っていたのか?なら、俺は何で銀次に絡まられる?

 

 まったく分からん?


「更衣室にあったのー」

「混ざんねぇの?」

「見ているだけで良い。まだ本調子じゃないから。小太郎達は楽しんでいなよ」

 銀次は男に戻れないのか?でも、あの頃みたいに笑い合えている………それが証拠として、女の子を見せている。銀次はもう………。


 その後、俺は銀次と用具室に2人っきりになっていた?色々あったが、何でか2人っきりに上手く誘導されたようだな。

「金ちゃん、この格好どう?」

「似合うと思うぞ」

 嬉しそうな銀次を見ていれば分かるが、どうしても納得がいかない。

「でも、家族は納得しているのか?」

「うん。だって、資金は家族が出してくれたもん」

 意外な………でもないか。確か銀次の家族は何時でも銀次の事を女扱いしていたし、俺もよく結婚をどうか?とか言われたが………性別にこだわりが無いと言うか、女装も許していたしな。

「銀次、お前の気持ちは分かったよ」

 本当は分かんねぇーけど、分かったフリは出来る。今はそれが精一杯の答えだなんだ。

「分かってくれたんだ❤なら、今からエスケープしない?」

「何でだよ?」

「だってデートをしたいじゃん❤」

「帰りに出来んだろ」

「じゃあ、午前中でエスケープね❤」

「………分かったよ」

 仕方ないが………コレじゃ銀次は納得をしないしな。断ったら何をされるか分かんねぇし。今は納得しよう。

「んじゃ、決定ね❤」

 と、言いつつも銀次が俺を押し倒してきた!?

「その前に金ちゃんのキスだけは貰っておこうかな❤」

「待て待て!」

 言うと、銀次が指をくわえて哀しげな表情を浮かべているぞ!?

「そんなに僕の事は嫌い?」

 銀次………何を考えている?

 

 何かマズい!


「金ちゃんのバットとボールを遊んでみたい」

「オモチャじゃねぇ!」

 俺は銀次を両腕の力だけで持ち上げた!!

「すっつごいいー❤!金ちゃん、もっとー❤!」

「変な声を出してんじゃねぇ!」

 色っぽいんだよコイツ!

「もっと激しくヨイショヨイショして❤」

「いいから降りろ!」

 銀次は降りた………。でも笑っているのは銀次だけ。

「高い高い、面白かった❤」

「何を言ってんだよ!」

「もう終わり?」

「やりません!」

「何で?」

「それはな………」

 

 俺は用具入れの扉を開ける………と、人が聞き耳を立てていて流れ込んで来た!?

 山田、田代、丸、の3人だった。

「お前達は何をしている?」

「金ちゃん!?コレは何でもねぇースよ!」

「そうでおじゃる!」

「自分は………ブフォ!」

 丸が鼻血を流して倒れやがった!?

「お前達………」

 俺の前に銀次が立った!?そして………3人を用具室に入れて俺を出した………そして、扉を閉める直前の銀次は不適な笑みを浮かべていた。

「金ちゃん、先に行っていてね」

「………殺すなよ………」

 言って、俺は関わり合いになりたくないから、そのままその場を後にした。


 ただ、その後なんだが3人はその後の授業には出ずに、保健室に小太郎達によって運び込まれたそうな。

 一応、その後聞いた話しによると、用具入れはその日はもう使われることは無かった………。

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