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金ちゃんカッコイイ! 俺の相棒は高校デビュー  作者: 八神 月影


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8/8

8  コレが伝説のピンクの城?

 午前中の授業が終わると、銀次は椿達と俺の所に来た。

「金ちゃん、良い事をしよ❤」

「銀次………何でそうなるんだ?」

 俺は呆れていた。

 何で銀次はオツムが桃色タイフーンなんだ?

「それよりも、いったい何で女になっちまったんだ?」

「金ちゃんが好きだから❤」

 分かっているけど、何が狙いなのか聞きたいんだよ!

「さすがは銀ちゃん!女子力高い!」

 椿よ………何でそんな身勝手な事を言うんだよ!

「苺もそう思う。今からデートに行くとか最高じゃん!」

「キャハハ!あーしもそう思う!デート行くと良いし!」

 苺も冴も楽しんでいるよ………。

「良いじゃん。楽しんできなよ」

 ジュースを飲みながら小太郎が近づいて来た。

「お前ら何か楽しんでいない?」

「違うよ、金ちゃん。私は銀ちゃんを応援してんのよ。銀ちゃんが身体を使かってアピールしてんだから」

「椿、俺はそう言う事が言いたいんじゃねぇんだよ」

 俺が言いたいのは………今まで通りで良かったんじゃねぇのかよ………そう言いたいんだ。

「金ちゃんは僕の事を嫌い?」

 そんな哀しい表情をするなよ……。

「嫌いじゃねぇよ………でも、何で女にまでなっちまったのかを知りてぇーんだよ」

「………それは………」

 銀次の表情が複雑になったー!?

 な、何だ?俺は何か言っちまったらいけない事を言っちまったのかー!?

 しかも、銀次が俯いたから表情が見えねぇー!?

「お、おい、銀次?」

「金ちゃん………」

 銀次が女になる理由………そりゃ、きっと心の事とかあるよな?それに聞いた話しでは、性を変えるって大きな負担が掛かるって言うし………よっぽどの事なんだよな。女に成りたいってだけじゃないんだよな。

「スマン。何か俺は変な事を言ったみたいだ。今回は俺が悪かったな」

 一応、1年の中では俺が番を張ってんだ。これから俺達を狙う奴が出てくる。そんな中でも、俺達は負ける訳にもいかんし、仲間も守んなきゃなんねぇ。だからって、俺達が崩れる事ばかり考えていて、そればかりが先に出ていた。

 銀次の気持ちも考えねぇーで。俺は自分が恥ずかしい。それより何より、俺は銀次を勝手に自分の中で作って、本人の気持ちを無視してどうするんだよ!

 ズケズケと言った自分が許せねぇ。

「銀次、今日はお前に付き合うよ。好きな所に行こうぜ」

 クラス中が拍手をして、三美ちゃんなんか泣いていたよ………。まあ、そんな感動なんかいらねぇ。今は心と身体に負担を背負った銀次の為に、俺はコイツの為になるなら、俺は何でもしてやろうと考えた。

「なら、行きたい所があるの」

「ああ。ドコにでも付いて行くぞ」

「ありがとう!金ちゃん、大好き❤」


   ❤❤❤


 ピンクと白の部屋に大きなベッド………なんか妖しい証明に………中の見える風呂………ココはそう!

 

 ラブホテルだ………。


 まさか………元・男と来る事になるとは………。


「な、なあ、銀次くん?」

 セーラー服を脱いでいる銀次に声を掛けると、銀次は最高の笑顔を浮かべていた!?

「制服を脱がせたかった?それとも、着たままの方が良い?金ちゃんのエッチ❤❤❤」

 喜んでくれる銀次には悪いが、お前は元・男なんだぞ!?

 何だその俺への言い様は!?

「帰る」

 カバンを持って立ち上がると、銀次は悲しげに俺を見てくる………。

「付き合ってくれるんじゃなかったの?」

「なら、何で女の身体になったのかを教えてくれよ?何か意味があんのか?」

「それは………」

 ん?なんか顔が赤くなったぞ?

「ドッキング………出来るじゃん❤それとも………男の子の身体でドッキングしたかった?」

 髪をイジりながらモジモジするなよ!しかも、俺の中で何かが壊れた。

「ぎ、銀次………俺はお前とそう言う関係になるのか?」

 震えている………俺の声は震えているし、喉はカラカラだ………。

 すると、銀次が脱ぎかけでベッドにダイブした………。

「大丈夫。今回のはただの見学だから❤。それに、僕も初めてだから、やっぱり見学をしたいじゃん❤それとも、金ちゃんは僕の事を嫌いになっちゃった?」

 目に涙を溜める銀次………。

「いや、俺は銀次を大切な奴だと思っている。だからこそ………」

 

 ホッペにキスされた………何で?


「僕の事を大切って嬉しい❤」

「いや、待て!そう言う意味じゃ……」

 銀次は聞いていなかった!?それどころか、制服を脱いで下着姿になると、そのまま風呂の中に入ろうとした。

「金ちゃんも昔みたいに入る❤」

 どこか挑発的な口調と声………そして不適な笑み………ゴクリッ!

 俺は、そんな銀次に………反応しちゃった!!

 

 いやいや、待て!!!

 

 今はそう言う事じゃないだろう!

「銀次、1回話しをしようじゃないか!」

 そんな俺の言葉も届いて居ないのか、下着を脱いで………すっげー身体………そして、風呂場に向かった。俺はそんな銀次を止められなかった………。

 きっと、このパターンだと、力尽くで止めたら「キャー!」とか言われて捕まるんだろうな………。

 いや、まさかそんな………銀次ならやるな。とんでもない無敵モード。

 俺の前では風呂の中でシャワーを浴びる銀次が………とんでもないものを見ている気がする。どう言う状況なんだよ!?

 

 そんな状況の中で、俺は逃げようとも考えたが。銀次だけではなく、色んな奴を敵に回すかもしれないって考えると出られなかった。


 一体どうすりゃ良いんだよ!?

 そうこうしていると、銀次がタオル1枚で風呂から出て来た!?

「金ちゃんも入ったら?」

「ギクッ!?いやいや、俺は汗をかいていないから!」

「午前中に野球をしたじゃん❤」


 耳元で囁かれた………。


「き、気のせいだ!」

「そんな訳ないでしょ❤」

「ま、待て!俺達は………違うだろ?」

 なんて情けない言葉だ?強く言えなくなっている………だって、銀次は俺のタイプの女になっちまったから。

「しょうがないなー。なら、もう一度だけ僕が入って、金ちゃんを洗ったげるね❤」

「分かった。………なら、待っていろ」

 俺も男だ!覚悟を決めて、俺は学ランを脱ぎ………銀次は下着を着けて、それからセーラー服を着た………?

「やっぱり、僕達には早いよね❤」

 って、ペロッと舌を出した………俺ってからかわれていたのね?

 腹立つー!

「帰るぞ!」

 俺は銀次の手を握ってホテルを出た!

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