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金ちゃんカッコイイ! 俺の相棒は高校デビュー  作者: 八神 月影


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3/8

3 登校編

「とりあえず、後で理由を聞かせろよ」

「金ちゃんが好きなだけって言っているのに」

 さっきからこんな感じの話しをしているが、何でか腕は組まれたままだ。話しがまるで進まない。それに、銀次の胸が腕を伝わっていて緊張する。


 そんな会話をしているとバス停が見えてきた。でも、同じクラスのバカ3人組が居たじゃないか。

「よう!」

 振り向く3人組は………俺の隣の銀次を見てから、俺の顔を見て般若になった!?

 このパターンは冷やかしか?と言うアレではない。むしろ、俺の鼻の中に詰められたティッシュペーパーを見て怒っているようだ。

「オウ!ゴラッ!テメェ金ちゃんに何しやがったんだよ!」

 ボンバーヘッドの山田が銀次に突っかかて来た!?すると………。

「金ちゃんの鼻の血は貴様でおじゃろう!?」

 田代、扇子で銀次を叩こうとするな!!

「自分はお前を許さないと思います!」

 丸………お前達は何でそんなにケンカっ早いんだよ!!

「ま、待て、お前ら!」

 止めたが………3人組は聞かなかった。

「オウ!ゴラッ!スカート捲んぞ!」

「みせるでおじゃるよ」

「自分は身体検査をしようと思います!」

 バカだ………この3人組はエロい顔が全面に出て、狂っている。

「お前ら、その辺にしろ。コイツは銀次だから」


 刹那―――3人組は笑い出しやがった!?


「金ちゃんは面白いなー!山田的にはただのエロい女子高生にしか見えないっすよ!」

「そうでおじゃる。下着はレースですな」

「自分は違うと思います!むしろTバックだと思っています!」


 ヤバいぞ………銀次がキレる……。


「なあ、銀次。コイツらは放っておいて………アレ?」


 銀次が隣に居なかった?


「ギャー!!」


 振り返ると山田が消えていた……!?

 瞬間、俺の足を掴む何かが………山田!?

「金………ちゃん………」

「ヒッ―――!?」

 ソコには血塗れでマンホールに叩きつけられた山田が倒れていた!?

「や、山田………ん?」

 何か暗い………俺は上を見上げた。

「………田代!?」

 田代が自分の赤いベルトで電柱に吊されていた!?もう………意識は無さそうだ………。

「金………ぢゃん……ダズゲデ……!」

 また振り返ると、丸が銀次に頭を掴まれて、何度も塀にその頭を叩きつけられていた!?


 死人が出る!?


「銀次!………いや、銀子ちゃん、待った!!」

 返り血を浴びる、不敵な笑みの銀次がゆっくりと振り返った………!?

「金ちゃん、コイツらは後で追い詰めるね❤」

「………ほどほどに………」

 

 

 俺は3人組を介抱してからバスを待って、そのバスに乗った………。


 遅刻気味だったからバスには俺達以外には客が乗っていなかった。そして、俺と銀次は座席に座り、3人はその前で正座をさせられていた。


「で?お前達は何時も女子にあんな事をしてんの?」

「「「スイマセンでした!」」」

 通路で土下座する3人の頭をパンプスで踏みつけて喜ぶ銀次は女王様みたいだ。いや、何時もの銀次だ。

「お前達は死んだら坊さんを呼んでやるからな。喜べ」

 すると、実家の家業が寺の丸が、自分のスキンヘッドを指差して。

「自分は自前ですんで」

 銀次はフッと笑みを浮かべる?

「丸………死ねやー!!」

 銀次は飛び掛かり、丸をマウントで殴っていた………丸、南無さん!

「まあ、その辺にしておけよ」

「だって~、金ちゃん~❤」

 スッゴい甘えた口調の銀次は本当の女の子みたいだけど、コイツは昔から男。アレが付いていたのは俺が良く知っている。でも、何で俺に甘える?ふざけているにしても、女の子に成るほど身体を張ってどうする?俺に告白したにしても、本気なのか?

 うあー!分かんねぇー!銀次の考えが読めねぇー!!銀次はどうしちまったんだよ~!?

「なあ………銀次………!?」

 スッゴい睨まれた!?

「丸を殺って良いよね?」

「待て!」

「金ちゃん、ホテルに行っちゃう?❤」

「い、や、無理だろ………」

 話しを逸らされた………?

「入れられるよ❤」

 俺は鼻血を流していた………3人も鼻血を流している。いや、殴られたからだろうな。

「なあ、銀次。お前は一体どうしちまったんだよ?」

 困る俺に、銀次は首を傾げた。その仕草がカワイイ………俺はアウトだ。

「女の子に成ってって意味?」

「ああ。何で女になったんだ?」

「そうっすよ」

「我もそう思っていました」

 山田と田代が問うが、2人は腹パンされて撃沈………。

「金ちゃん、分かっているでしょ?」

「な、何をだ!?」

 俺が何かしたのか!?3人も俺を見ているし………いや、俺は何もしていないはずだ!

「金ちゃんは僕の………恋心に気付いているでしょ?」

 ウインクする銀次に、俺だけではなく3人も驚いていた!?

「我は………コレがパワー・カップルとみたでおじゃるよ」

「山田は初めて見ました、男同士なんて!」

 刹那、山田は殴られて撃沈!

 出遅れた丸は………ニヘラと笑った。

「丸、キモいんだよ!!」

「ヘブシッ!!」

 丸は殴られて撃沈した。

「田代、お前も死ぬ?」

「我はその男気がドコのコンビニに売っているか分かりません!」

 土下座して謝る田代は、パンプスの先端でグリグリされていた。

 性格が悪い………まさか、心まで!

「金ちゃん、どうしたの?」

 ニッコリ笑う銀次に心を読まれたか!?

「銀次、どうしちまったんだよ?」

 すると、ムッとなった銀次。

「もう、知らない!」

 気に入らなかったんだろうな。俺の答えが。気持は分かるが、何で俺なんだ?

 そして、そのまま学校までダンマリをキメ込んだ………俺が何をしたんだよ?

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