26 清水先輩
椿に頼んで、清水先輩を屋上に呼び出してもらったが………相変わらず美人なお姉さんだよな。
「金次、お姉さんを呼び出してタイマンかい?それとも告白なのかな?」
ゾクゾクする様なお姉さんボイス。右の前髪で目を隠して、全体的には髪を纏めている。お水の姉ちゃんでもトップを獲れるレベルの美人さんだな。
「そんなんじゃねえよ。俺達にマーチンを潰させてくれって話だよ」
「なら、他のマーチンのメンバーはコッチで押さえておくよ。それで良いのかい金次?」
「すまねぇ。それでいい」
清水先輩は………八重ちゃんは銀次を見て抱き締めた?
「銀次、お姉さんと遊ぶかい❤」
「遠慮しておく。だって、お姉ちゃんが八重ちゃんは背中に爪を立てるから気をつけろって言っていたから❤」
「そうか………先輩達は元気かい?」
「お姉ちゃん達が八重ちゃんに「よろしく」って言っていた。お店の経営とか料理とかを勉強するのに、なんか忙しいから、時間を作って今度遊ぼうってさ」
「そうか。それにしても、銀次は可愛くなったな。お姉さんドキドキしたよ❤」
「そうだね。でも、このケンカは八重ちゃんは止めないでね❤」
「ああ、分かったよ。でも、お姉さん達も噛ませてもらうぞ」
「分かっているよ、ねえ?金ちゃん❤」
「ああ。八重ちゃんの好きにしたら良いよ」
「金次と銀次が戻ったんだな………助かるよ。何かマーチンは外部の奴と組んでいるらしいから、コッチも困っていたのよ」
長めのスカートと短いセーラー服。昔のヤンキーだが………いや、ツッパリだな。そんな格好がまた似合うし、色っぽい。昔は………。惚れていた。
「八重ちゃん、三山って奴だよ」
「2人の耳に入るって事は本当なんだろうな。今から少しケンカを吹っかけて来るかい?」
「ああ。いいぜ」
「僕も良いよ」
俺達は八重ちゃんの後ろについて行く………。
❤❤❤
そして、マーチンのクラスの前に立つ頃には、後ろに何人もの男の先輩達が付いて来ていた………。
引き戸を開けると!
「マーチン、居るか!」
クラスの連中は八重ちゃんの声に注目していた!
そんな彼女に1人の男の先輩が近づいて来た。
「清水!テメェー、何を調子に乗ってんだよ!」
ウゼェ~、先輩だな。俺の出番だな。
俺が動く………前に、銀次がその男の先輩を殴り飛ばしていた!相変わらず銀次は即決の様だが、コレで後先を考えていない訳ではないから、俺は銀次が好きなんだよな。
「テメェー、ドコのクラスだ?このアマ!」
銀次を見た他の先輩方が騒ぎ出したが………何でかケンカには発展しなかった?
むしろ、1人の女の先輩が出て来た。
けしかけるのは失敗か?
「八重ちゃん、その辺にしなよ」
「マキ、マーチンを出せ」
「アイツはクラスに顔を出していない。来ても、すぐにドコかに行っちまうんだ」
そして、俺を見た?
「金次、京極って奴が転校して来たみたいだね?その京極って奴はドコに居る?クラスに居るのか?」
クラスの中………って、俺の後ろに立っていた!?
「ナナ、お前どうしてココに!?」
「気にしないで、金ちゃん。それより、マキ先輩、話なら聞きますよ」
「お前が京極か?………鴨川が用があるらしい」
1人の男の先輩が出て来た。そして、銀次が殴った男の先輩が立ち上がろうとすると、そこで殴って失神させた?
「金次、銀次、お前達も一緒に来い」
先を歩く鴨川先輩………俺達3人は後ろについて行く………。




