21 夜の海。心からのキス?
バックれた後、俺は銀次と2人で海に来ていた。
その銀次は………怒っている。
俺はそんな銀次に無理に笑みを浮かべる。
「銀次~、アイス食べねぇか?」
「………いらない」
まだ、怒っている………いったい何があったんだよ?
「どうしたんだよ~?」
困ったな………女と付き合った事ねぇーから、どうすりゃいいのかわかんねーよ。
「銀次………どうして怒ってんだよ?教えてくれよ~?」
恥ずかしいが俺は甘えた声を出してみた………すると!?銀次の目に月明かりで光る涙が!?
泣くなよ………。
「だって、金ちゃんは三郎に興味があるんでしょ?ロリ・ダイナマイト・ボディの僕よりも、スレンダー・ダイナマイトの三ちゃんの方が好きなんでしょ?」
いつの間にか、三郎は三ちゃんになっていたぞ?
でも、それは………。
「無いわ~、三ちゃんは無いわ~」
銀次は指を咥えて俺を見た!?
「じゃあ、証明して!」
「お、おう!証明してやろうじゃねぇか!」
「男に二言は無い?」
「ああ。俺には二言と後退はある訳ねぇーだろ!」
「じゃあ、キスして………❤」
えっ………?
いや、いやいや………まてまて!
「あの………その………銀次、待て!」
「男に二言は無いんでしょ?金ちゃんには無いよね❤」
「クッ………そ、そうだ!」
「なら、金ちゃんからして❤」
銀次と………男と?いや、今は女だから………でも、それはキツいぞ!待てよ!ここはハッキリ言っておくべきか?
でも………ウルウルしているし………ここで逃げたら俺は負けた事になんじゃねぇか?いや、それより銀次に対して嘘を吐くってどうなの!?
「ほら………❤皆も待っているよ❤」
えっ………周りを見ると、何十人もの人間が姿を隠すのが見えた!?
「金ちゃん、ここで逃げたら信頼を失うよ❤」
「クッ………そう来たか………!?」
銀次は目を閉じて………背伸びをしたー!?
逃げられない………問題がまだ残ってんのに、いきなりクライマックスなのか!?
俺は………クソッ!!仕方ない!!
俺は………銀次の肩に手を置いた。
「そ、その………本当にするぞ」
「金ちゃんからの………早く❤」
何を雰囲気出してんだよ!!
まさか………この状況で、相手が男なんだよ!?
いや、今は銀次は女で………なんて美人なんだよ!
俺は―――キスをした!!
オイ!!や、柔らけえ唇だな!!
つーか、いい香りがするし、何なんだよ!?
「………いいか?」
俺は………キスをした。でも、下半身が痛え!!
でも、俺はクールにキメて離したが………クソッ!砂が目に入った!海風が強えんだよ!
「どうしたの?」
「いや、目に砂が………」
「目薬を使う?」
「ああ、悪いな」
準備がいいな………アレ?何で銀次は目薬なんて持ってんだ?
まあ、いいや。俺はその目薬をさして………砂を流した。
「助かったぜ。それと雰囲気を台無しにして悪かったな」
「ううん。いいよ❤」
こう言う所は、さすがは銀次だな。女だったらキレてんぜ。
「そろそろ帰ろうぜ。さすがに身体が冷えてきたぜ」
「そうだね。帰ろう」
嬉しそうな銀次………俺はそんな銀次を見た後、浜辺に隠れている皆を見た。
「テメェら、何時まで見てんだ!!」
言うと、皆はワイワイしながら消えていった………。
「ねぇ、金ちゃん❤」
「なんだ?」
「あのね、なんで前屈みなの❤」
………聞くなよ。
「う、うるせー!」
「金ちゃん、家に帰ったら一緒にお風呂に入ろう❤」
「………そ、それはダメだ」
「なんでぇ~❤」
「色々と大変なんだよ。その………お前の身体を見ているとな」
恥ずかしい事を言わせやがって。
次の瞬間、銀次が抱きついてきた!?
「なら、色々な事をしてあげるね❤まあ冗談だけど❤アハハハッ」
言って逃げた!?
「コ、コラッ!銀次ー!!」
俺は怒鳴っていた………。
今回は少し短くなっていますが、次はお風呂回ですので、次回をお楽しみに。




