14 夢の中?
銀次が裸でエプロンを着けていた!
訳ない………水着の上からだ。
「ココは?」
知らない部屋の中?
「僕達の新居だよ」
「えっ?俺達は………結婚したのか?」
「やだなぁ、先月結婚したばかりの新婚さんだよ」
俺は………結婚していたのか?
てか、銀次と………えぇーー!?
「金ちゃん………金ちゃん………!」
銀次の声………いや、裸にエプロンの銀次が………?
「金ちゃん、起きて!」
起きる………?
ハッ―――俺は寝てたんだ!?
目を開くと、エプロンを着けた銀次が俺を見下ろしていた!?
「は、裸にエプロン!?」
「下着は着けているよ❤」
「いや、お前は水着の上からエプロンを………?」
「どんな夢を見ていたの❤?下着だよ、ホラッ?」
エプロンを捲ると白い下着………?
「何をしてんの?」
俺は、俺の上に跨がっている銀次に冷静に聞いていた。
すると、銀次は満面の笑みを浮かべ?
「金ちゃんを喜ばせているの❤❤❤」
言って、銀次は俺から降りた。でも銀次の考えは分からない。
でも、銀次は俺の唇をまた塞いだ!
俺は銀次を離した!?
「な、何をしやがる!?」
「モーニングのチュッ❤」
そこで、銀次はグラビアのアイドルがやるようなシナを作って、ポーズを決めた!?
「いや、だからな?そう言うんじゃないから。銀次は何で俺の上に………まあ、いいや。それより、今は何時なんだ?」
「朝の7時だよ。ちなみに、学校は休みだから町にケンカをしに行こう❤」
うわ~、デートじゃなくてケンカって、言っている銀次は楽しそう………。
「だから、何で昔と………いや、昔の銀次じゃん!?お前、何も変わっていないじゃん!?」
瞬間、重量のある自分の胸を持ち上げる銀次!?
「おっぱいなら変わったよ❤」
この怒り………どうすれば良い?
「丸達が遊ぼうって金ちゃんのスマホに来ていたよ」
「………行くか」
何で俺のスマホを銀次は使ってんだ?
「とりあえず、銀次は1回自分の家に帰って着替えて来いよ」
「着替えならあるよ。いま着替えるから待っていて❤」
言って、銀次は俺の前で堂々と着替える辺りは、やっぱり男だよ………。
でも、身体が女だからって何だよ?俺達は仲間で友達じゃねぇかよ!
「俺も服を着て、朝メシを食うから、銀次も食っていけよ」
「うん、金ちゃん」
とりあえず着換えて準備を終えると、1階に向かった………。
「金次、とっととメシを食っちまいな」
言って、母ちゃんは銀次を見ると嬉しそうに笑った。
「ご免ね、銀ちゃん。金次を起こしてもらっちゃって」
「いいよ、ママさん。エプロン返すね」
「銀ちゃんの裸エプロン、チコも見たかったな~」
チコは朝メシを食いながらむくれていた。
俺達で遊んでやがる………。
「銀ちゃん、そのパンク系のスカートにTシャツ似合っているね。母ちゃんもそんな服を着たいよ」
「母ちゃん、そう言うのは後にしてくれ」
俺はメシを食い始めた………。
❤❤❤
そして、少しまったりとしていると朝の夢を思い出しちまった………いや、正夢だったけどな。もちろん結婚以外はって事だぞ。
「金ちゃん、丸達は10時に迎えに来るって」
「ああ。んじゃ、そろそろ来んだろ」
俺達は外に出てガレージに入ると、単車のエンジンを掛けてオイルを回す。
「丸達、近くのコンビニで待っているって」
「そうか。なら行くぞ」
俺は単車に跨がり、銀次が後部シートに座った。そして、出発………。
銀次は胸をグイグイ押し付けてくる。余り胸を押し付けないで欲しい。
そして、少し走ってからコンビニに寄った。
「おう!待たせたな!」
エンジンを切り、丸達の前に止めた。
「金ちゃん、寝不足っすか?」
「ああ。山田は元気そうだな」
言って、俺は海を見た。
そして………銀次の水着にエプロンの夢を思い出す。思わずぽーっとしちまった。
「金ちゃん、なんかシビアな事を考えてんスか?」
「山田………色々あってな」
「言ってくんさい!」
山田は真剣だ………でも、言えるか?幼馴染みの裸ではないにしても、エプロン姿なんてよ………。
「気にするな。それより………銀次は?」
見回すと、銀次は海を見ていた。
「ちょっと海に行かない?」
………しゃねぇーな。久しぶりの地元だから、海を見ると行きたいんだろ。
「んじゃ、行くぞ」
俺達は海に向かった………。
そして、海岸に着くと、居るのはサーファーと釣り人のみ。まあ、シーズンオフだから、家族連れが海岸で遊んでいるぐらいだった。
でも、今日は気温が高いから人が多い方だな。
「金ちゃん、砂が光って綺麗!行こうよ」
今日は陽射しがキツい………でも、銀次は嬉しそうに靴と靴下を脱いで砂浜で遊び始めた。
山田達も同じ様に遊び始め、俺は浜辺に立っていた。
「金ちゃーん!こっちー!」
子供の頃もこんな感じだったな……海が好きで、俺もよく銀次に付き合わされたな。
「銀次ー!あんまり奥まで行くなよー」
そこに丸が近づいて来た。
「金ちゃん、自分から一言良いですか?」
「丸、どうしたんよ?」
「昨日の連中、金ちゃんと銀ちゃんの2人を探しているみたいです!」
「確か………「京極」だっけ?」
「連中は最近なんですが、急に勢力を拡大しているらしいんですよ」
「銀次には言うなよ。アイツ………キレると周りが見えないからな」
「それが………山田の話しなんですが、アイツの家が椿の家の近くなんですが、その京極が来てモメたらしいんですよ」
「銀次が動くな。お前達だけで片付けられないか?」
「分かりました。自分達だけで動きます!」
俺も銀次の傍に移動して、銀次を眺めていた………。
浜辺の美少女………銀次を。




