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レジェンド探偵 ASAKURA ~俺のハードボイルドに触れると火傷するぜ(俺が)~  作者: Sakamoto9


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125/131

第125話 困ったときは屋台?

「はい、これ半分ね。」


ネコ娘が自分の皿から3種のベリーサンドを半分渡してきた。


「お、サンキュ。じゃ、こっちも半分な。」


デザートと言うにはかなり多すぎた感じのデザートを終えて店を出た。


「美味しかったね、大満足のランチだわ。」


「美味しかったは良いんだけど、とにかく、喰い過ぎだよ。今朝だって、かなりボリュームあるゲートサンド喰ったんだぞ?」


「たまには良いじゃない、折角王宮まで来たんだから、ね。」


「・・で、どうする? ゲートに戻るか?」


「そうね、こっちは昨日も来てたから、今日はもう行くところ無いかな。」


「それじゃ、帰りは連絡馬車じゃなく、普通の馬車に乗りましょうか、お姫様?」


「えぇ、それでよろしくってよ。」


「へ、なにが、『よろしくってよ』だか。ほら、馬車乗り場行くぞ。」


カタタン、カタタン・・


小気味よい音を立てて馬車が進む。


「うん、やっぱりこっちの方が乗り心地良いね。」


「はいはい、ご満足ですか? ネコ姫様?」


「よいよい、余は満足じゃよ。 それより、帰ったらどうするのじゃ?」


「帰ったら? 一旦ホテルに帰って良いんじゃないか? それとも、キミ、何かすることある?」


「うーん、まぁ、アタシも特にないな。 じゃホテルに戻る、一択だね。」


馬車を降りてホテルの部屋へ戻った。


「はぁ、沢山食べた後のごろ寝って、最高だわ。」


ネコ娘は早速ベッドへ転がった。


「キミは毎日毎日、喰っちゃ寝、喰っちゃ寝ばっかりだな。」


「へぇ、じゃ、貴方は昼寝しないのね?」


「もちろん、昼寝なんて時間と人生を無駄にするようなことはしないさ。オレはシンプルに体力回復を目的として一時的に身体を横にす・・」


「お・や・す・み。」


「あのな、人の話は最後まで聞けって何回言ったら理解するのかな。 なぁ。」


Zzzzz...


「今度は狸寝入りかよ。まったく、ネコなんだか狸なんだか、忙しいな、キミは。」



「ねぇ。ねぇってば。」


身体が揺さぶられている。


・・あ、寝てたんだ。


「うん? どうした?」


「どうした、じゃないわよ。いつまで寝てるのよ。 貴方って昼寝じゃなくって、ガチで寝ちゃうから凄いわよね。」


「いや、寝てないぞ。オレは、体力回復のために、致し方なく身体を横・・。」


「ほら、もうそれは良いから、外見てみてよ。すっかり夜だよ? 食事はどうするのよ?」


「キミの関心毎ってのは、いつでも食事のことばっかりだな。」


「貴方が今まで昼寝じゃなく、致し方なく身体を横にしてたのは、体力回復でしたよね? それなら十分な栄養も必要ですよね? その栄養はどうやって補給するおつもりなんですか、レジェンド探偵様?」


「わかったよ。晩飯にしよう。何か喰いたいものでもあるのか?」


「うーん、特には無いんだよね。」


「それじゃ、とりあえず外出て、店を見てみながら考えるか。」


「うん、そうしよ。」


ホテルを出て市場の方へ向かって歩く。


「やっぱり、こっちって、王宮城下町と比べると規模が小さい街だからか、あまり店の選択肢も無いね。」


「そりゃ需要と供給のバランスってのがあるから、客の居ないところに店は出来ないだろうよ。 でも、こっちはこっちで、やっぱり国境の街っぽい感じがあって、オレは気に入ってるけどな。」


「アタシも街は好きよ。ただ、食べるところが少ないのよね。」


「確かにな。あ、そうだ、昔から困ったときは屋台って言うだろ、行ってみるか?」


「そんなこと言われてたっけ? まぁ、いいけど。だいだい、屋台なんてあった?」


「ほら、初日に昼飯で喰っただろ。ロティスとかって、肉の塊みたいなの焼いてる店で。」


「あー、ビーフとマトン買ったね。アタシはマトンの方が好きだわ。」


「あそこなら、他にも屋台が色々出てたろ。 で、夜だったら、ビール売る店位出てるんじゃないか?」


「そうかもね。じゃ、行ってみよ。」


屋台が並ぶ一角はカラフルな電飾で飾られていた。


「あら、この辺って、夜はお祭りみたいな雰囲気になってるのね。」


「お、やっぱり夜は飲み物の店も出てるぞ。ここで色んなもの買って食べるってことで良いんじゃないか?」


「そうね。なんだか夜の方が賑わってるみたいだしね。」


「結構人も出てるな。空いてる席あるのかな?」


「うーんと・・ あ、あそこは? ちょっと見てくる!」


ネコ娘が少し離れた席の方へ走っていった。


「空いてたよー。」


両手を振りながらピョンピョンと跳ねてる。


元気だな、ネコって。


「どうする? オレが座ってるから、先にキミが食べ物買ってくるか? それとも、キミが残ってオレが買ってこようか?」


「アタシ買ってくるよ。」


なぜかノリノリで屋台の方へ向かっていった。


「お待たせ。 とりあえず、ジャンボ腸詰め、干潟貝の串焼き、野菜焼き麺買ってきたよ。あとは、今ビールが来るからね。」


「ビールが来る? 飲み物は席まで持ってきてくれるのか?」


「普通の飲み物は自分で持ってくるんだよ。 でも、今頼んだものだけは、持ってきてくれるんだってさ。」


「うん? 何を頼んだんだ?」

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