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怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
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魔のつくもの10

「この世界の天職を確認する方法がどういう原理で行われてるのかは知らないっすけど、斬子に召喚士って判定は中々的外れだと思うんすよね。」





「ほぅ?ではお主は召喚体ではないと申すか?」





「そうっすね。強いて言うなら斬子の子供ってとこっすよ。」





「えっ」





「くっくっく…子供ときたか……なるほどなるほどまあ別世界からの召喚ではなく斬子の中から生まれたと主張するのであればその表現は間違っとらんのぉ!」





 相変わらず置いてけぼりな私。





 師匠はさっきと打って変わって楽しそうだった。





「そんな感じっす。他に聞きたい事あるっすか?」





「いんや、大体わかったわい。少なくとも敵対しとらんことだけが分かればええんじゃ。」





「いまのところは…っすけどね!!」





「あの、あんまり置いてかないで欲しいんだけどさ。なに?つまりどういうこと?」





「ふむ、そうじゃの。簡単に言えば此奴はお主の分身のようなものじゃな。お主の意思には逆らえんようになっとるようじゃの。」





「なるほど。」





 と、なってくると召喚って言葉自体あながち間違ってないのかな?





「そうっす!ボクらは言わば斬子の思い描いてきた自分の生まれ変わりっす!過去に一度でもこう在りたいって思った存在がボクらなんす!」





「え、嘘だ。私こんなウザい感じなの思ったことないけど。」





 確かにちょっとはやんちゃな感じになりたいみたいなのは思ったことあるけどさ?





 コレはないでしょ。





「普通にちょー失礼なんすけど!!?」





「まあまあ、とにかくそんな感じじゃ。それに恐らく其奴の能力はかなりヤバいと見ておるしの。まず間違いなくわしと同格以上じゃと感じるわい。」





「え、そうなの?」





 さっきの師匠の闘いを見た後だからあんまりピンとこない。





 アレと同レベルなのが尚信じられない。





「斬子が疑うのなら別に見せても良いっすよ?ボクのスキル。」





「んー……。じゃあお願いしようかな。」





 正直自分の力の一部なんだろうし、把握はしておきたい。





 何もかもが突然過ぎて実感なんて湧かないんだけど、私の天職は凄いって話しであってるんだよね?

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