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怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
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魔のつくもの6

「む…。」





「あ、師匠起きた?おはよう。」





「う、うむ、おはよう?」





 私は師匠に挨拶をする。





 うん、挨拶は大事だからね。





「の、のぉ…斬子…わしは…。」





「ん?」





「わ、分かったのじゃ。もう何も触れぬからその目をやめい!」





「はぁ…こんな茶番みたいなことしてる場合じゃないんだけどね?そろそろ行く?」





「そ、そうじゃの!魔のつくものの件もあることじゃしな!」





 パッと立ち上がりながら師匠は叫んだ。





 まあ別にもう怒ってないけど、面白いしこのままにしとこう。





 2人で願いの祠を後にする。





 結局、私は願いを祈ったりしてないんだけどね。





 ま、いっか。





____________________


『ふふ…その願い。きっと、叶えてあげるよ。』





 祠の中で木霊する。





 もうアナスタシアと霧峰斬子の姿はない祠。





 ふわりと黒い影が動く。


____________________





「あれ…いつの間にか一晩経ってたんだね。」





「そうじゃの。まさかここまで長居するとは思わんかったわい。」





「それを師匠が言うの?」





「すまんすまん…ホントにどうかしとったんじゃ…。」





 師匠がいつもより小さく見える。





「これ以上どうこう言うつもりはないから安心して。でももう一度同じようなことをやったら、分かってるよね?」





 知らない間に何かされてるとか1番嫌だから。





「……肝に銘じておく。」





「じゃ、探そっか。いるんでしょ魔のつくもの。」





 何か変な感じが辺りを漂っている。





 私でも気づいているくらいだ。





 師匠も気づいてるだろう。






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