魔のつくもの5
「ねぇどういうことなのかな?師匠言ってたよね?時と場合はキチンと弁えてるって?」
「う、うむ…言って、おったな…そんなことも。」
明らかに目が泳いでる。
怪しすぎるんだけど?
「何をしてたのか、自分の口でハッキリ言え。」
「すまぬ!ほんの出来心じゃったんじゃ!」
「だから!何をしてたのか言えっていってるんだけど!!?」
「ちょっと吸っただけじゃあ!許してくれぬか!!?」
「吸っ…!他には!!?何もやってないよね!!?」
「お触りしました!!!」
「アウトだよ!限界を最大限に振り切ったアウトだよ!」
流れるような土下座を見せる師匠だったが、私はとてもじゃないが許せる気がしなかった。
「あっははははは!おっかしー!我慢の出来ないババアって凄いっすよね痛い!痛い待って!なんで!!?」
隣に来てケタケタと笑うシュルーフィドルにアイアンクローをかます。
みしみしと眉間から嫌な音がしてるが、気にしない。
「お前は私をこれ以上イライラさせるな?分かった?」
「わか、分かったっす!だ、だがら!いだ、いだだだ!!」
メキュ…という音とともに解放した。
シュルーフィドルはそのまま崩れ落ちるように倒れて動かなくなってしまう。
「さて…。」
「ヒッ…!」
ここまで怯えた師匠は初めて見る。
「で?覚悟は出来てるの?」
「出来とらひゃぁあああああ!!!!」
もちろん師匠にもアイアンクローをお見舞いする。
「細かくは聞かないよ?でもね、反省はしないとね?」
「みぎゃあああああ!!!?」
その後泡を吹いて倒れている師匠を見たら心が晴れた気がした。




