魔のつくもの4
ストンと地面に着地した女の人…っていうより女の子?はとても嬉しそうにニヤニヤしていた。
身長は大体145くらいだろうか?
小柄な身体にスリムな体型。
かと思いきやお尻だけは女の子らしからぬ大きさで、下半身だけグラマーな女性のようなチグハグなアンバランスな体型だった。
ノースリーブでフリフリな真っ黒の洋服に身を包んでおり、下も真っ黒なスパッツ?かと思うくらいピチピチズボンを履いており、靴は履いていない。
肌も黒ギャルの如く黒に染まっており、正直暗闇だと見えにくいと思う。
ほっぺたに白く丸の模様と1の数字があるのが特徴的だが、挑発的なタレ目の可愛い系の女の子だ。
「……此奴がさっきの声の主、と言うわけかの?斬子よ。」
そんな特殊な空気の中1人冷静で、事実確認をしようとする師匠。
その姿は凛々しく、流石だと言わざるを得ない。
「多分、そうだと…思うけど…ごめん正直今の状況がよくわかってないんだ…。」
私はたじろぐばかりでついていけてない。
フリーズせずに言葉を発するのがやっとだった。
「ようやく呼んでくれたって言うのに場違いな感じっすか?えー!絶対ちょー喜ぶと思ったんすけどねー!」
「喜ぶ…?」
「だぁって!あーんなに召喚したがってたじゃないっすか!!!ボク等のこと!」
「え、なに、どういうこと?」
「なるほどのぉ…つまり、お主こそが召喚士の真の力ということかの?」
「良いっすねぇ、そっちのおばさんは理解が早いっす!」
「おば……実年齢的には言われても、いや…何故こんなに傷付くのじゃ…。」
ここにきてはじめての動揺を見せた師匠だった。
「あらぁ?間違ったっすかね?おばあちゃんの方が良かったっすかね?」
「ええい!どっちもえっと変わらぬわ!!!何故わしの年齢を知っとるような口ぶりなのじゃ!」
「そりゃあ斬子に常についてるっすからね。斬子に認識されないとここには来れないっすけど、今回は何故か斬子とリンク出来たんすよね。それで話しかけたって感じっす!」
「な、なるほどのぉ…理解はしたが、納得出来ん…。」
「あはは!斬子が寝てる間に」
「のぁーーーっと!!!これ以上はイカンぞぉーー!!!」
「おい、ちょっと待て。」
今なんか聞き捨てならない言葉があったような?
「あー、面白いっすね!やっぱり誰か居ないとつまんないっすからね!」
「此奴め…成敗してくれるわっ!」
「きゃー!痴女!暴漢っす!きゃー!」
追いかける師匠と身軽にひょいひょいと逃げるシュルーフィドル。
「師匠?」
「はい。」
私が冷たい空気を纏いながら低く声を出したら師匠の動きが止まった。




