表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
77/97

魔のつくもの3

「くっ…精神干渉系の魔のつくものか!!?おい斬子。どうしたんじゃ!!しっかりせい!」





「……た、多分…大丈夫…。うん。」





 師匠の貫くような声に少し冷静になれた。





『酷いっすねー。一応自己紹介はしたはずなんすけどねー。』





 少なくとも今聞こえるこの声は私にしか聞こえないようだ。





「師匠、何か知らないんだけど私にだけ声が聞こえるみたい。」





「声じゃと?何を言うとるか聞き取れるんかの?」





「うん、私に対して呼びかけてるみたい。」





『やっぱ聞こえてるじゃないっすか!ちょっと!無視は酷いっすよー!』





「ちょっと待っててね師匠。」





「うむ、了解した。」





「無視する形にしてごめんなさい!あなたは誰ですかー!」





 こんな超常現象を前にしても少しも動じず、少しも冗談だと馬鹿にしない師匠はホントに凄いと思う。





『そーんな大声出さなくても聞こえてるっすよ。ていうかさっきも言ったっすけど、前回自己紹介したじゃないっすかー!』





 前回っていつだろうさっぱり思い出せない。





「ご、ごめんなさい。ちょっと記憶にないっていうか…その…。」





『んー…斬子が沼地に沈められた時のことを思い出して欲しいっす!」





「沼地……!」





 結城紗斗に突き落とされて、冷たく、どろどろで、苦しくて、悔しくて…。





『あはっ!良いっすね!その表情!それでこそお母様っす!』





 お母様…?





 いや私に娘なんて…娘?





「って、あああああ!!!!」





『お、どうやら思い出したようっすねー!』





「あなっ…あなた!確かえっと…シュルーフィドル!」





 私が思い出した名前を叫ぶと突如辺りが光に包まれ…





『当たりーーーっす!』





 一瞬出てきた幾何学模様の中から女の人が現れたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ