アナスタシアという人3
次の日、目が覚めたら。
「おはようじゃ。」
目の前にアナスタシアが居た。
何故か馬乗りの状態で。
「何やってるの!!?」
私は寝惚ける暇もなく覚醒する。
え?何やってるのこの人?馬鹿なの?死ぬの?
非常識な光景にただただ本能的に恐怖を感じながら、私は叫んでいた。
「あーに言わんでもええじゃろうて。わしとお主の仲じゃろうに。」
だらしないにやけ顔を晒しながらアナスタシアは言った。
「ええい!顔が全てを物語ってるし!少しはごまかそうとしたらどうなの!!?」
「まぁお楽しみはここまでにしておくかの。」
少し残念そうな顔でぴょんと私の上から降りるアナスタシア。
「油断も隙もないね。。。朝から疲れた…。」
昨日考えた事が全部吹っ飛んでしまいそうな勢いで驚いたし、ホント疲れた。
「わしは分かっておるぞ?意外にも満更でもないということを!」
「ちょっと黙ろうか?」
「はい。」
ピシッと額に青筋を立てながらアナスタシアに冷たい視線を送った。
確かに少しドキドキしたけど、アレは多分別のドキドキだよ。
恐怖を感じた時の奴だよ。
「朝だよね?もう出るの?」
ふうっと一息ついてから話題を変える。
いつまでもこの狂人に付き合ってられないからね。
「うむほうじゃの。これからの流れを固めていくのが先じゃが、それが決まり次第移動という流れにしようと思っとる。」
アナスタシアも真剣な表情に切り替えていた。
さて、じゃあ昨日整理したこととか色々話してみようかな。




