クレアリーナ王国7
「なんだか久しぶりですわ。」
「2日来んかっただけじゃろうに。」
「前は毎日来ていましたわ。」
「おお、これはこれは旅人殿。ゆっくり休めましたかな?」
2人で歩いていると前回会った老人が話しかけてきた。
「思ったより有意義じゃったな。礼を言うぞ。」
「ははは、それなら良かった。」
「村長、私友達を作りたいんですの。」
「!?!?」
おぉ、老人がかなり驚いた顔をしとるな。
というか此奴村長じゃったのか。
「私のことで驚かれてますわね?それならアンの影響と答えておきますわ。それで、私くらいの女の子が確か2人くらいここには居たはずですわよね?」
「お、おおお、おお、お?そ、そうだね。今はミーさんとこに居ると思うから行ってくると良い。」
村長は困惑しながらもメイビスの質問に受け答えしていた。
「分かりましたわ。では行ってくるわねアン。」
そう言ってとてとてと走って行ってしまった。
その後ろ姿を信じられないといった様子で見ている村長がいた。
「まあ……なんじゃ。あまりにも表情がなかったからの……わしが色々教えたのじゃ。」
「そ、そうなのかい?さすがに驚いたね。」
「わしも色々と驚かされてばかりじゃよ。何かトラブルを起こしてもまずいし、わしはメイビスを見てくるのじゃ。」
「メイビス?彼女の名前を聞いたのかい?」
「いんや、わしが名付けた。決めてくれと言われての。」
わしはメイビスの方へ歩きながら振り返ることなく村長に答えた。
実際に見たわけではないが、恐らくまた村長の顔は面白いことになっておったじゃろうな。




