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怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
29/97

クレアリーナ王国7

「なんだか久しぶりですわ。」



「2日来んかっただけじゃろうに。」



「前は毎日来ていましたわ。」



「おお、これはこれは旅人殿。ゆっくり休めましたかな?」



 2人で歩いていると前回会った老人が話しかけてきた。



「思ったより有意義じゃったな。礼を言うぞ。」



「ははは、それなら良かった。」



「村長、私友達を作りたいんですの。」



「!?!?」



 おぉ、老人がかなり驚いた顔をしとるな。



 というか此奴村長じゃったのか。



「私のことで驚かれてますわね?それならアンの影響と答えておきますわ。それで、私くらいの女の子が確か2人くらいここには居たはずですわよね?」



「お、おおお、おお、お?そ、そうだね。今はミーさんとこに居ると思うから行ってくると良い。」



 村長は困惑しながらもメイビスの質問に受け答えしていた。



「分かりましたわ。では行ってくるわねアン。」



 そう言ってとてとてと走って行ってしまった。



 その後ろ姿を信じられないといった様子で見ている村長がいた。



「まあ……なんじゃ。あまりにも表情がなかったからの……わしが色々教えたのじゃ。」



「そ、そうなのかい?さすがに驚いたね。」



「わしも色々と驚かされてばかりじゃよ。何かトラブルを起こしてもまずいし、わしはメイビスを見てくるのじゃ。」



「メイビス?彼女の名前を聞いたのかい?」



「いんや、わしが名付けた。決めてくれと言われての。」



 わしはメイビスの方へ歩きながら振り返ることなく村長に答えた。



 実際に見たわけではないが、恐らくまた村長の顔は面白いことになっておったじゃろうな。

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